●馬降龍村
食後は、また別の望楼集落「馬降龍村」へ
村民が住み続けているので、ここを通るようです
この村は竹林の中になります。
「竹林の七賢人」のように、中国では竹林に「賢い」のイメージがあります
ここは亜熱帯なのでバナナも生えています
料理にも良く出てくる鶏をこの村もたくさん飼っています
一軒家の中の廟も有りました
この村で最も大きな「天禄楼」、残念ながら登れません
29の富豪がお金を出し合って経てて、部屋が29あるとか
廊下に村民を避難させてあげるようになってたそうです
竹林を抜けると、BBQ場がありました
また竹林の中を進みます
「駿戸」の望楼。カナダ帰りの架橋が1936年に建てたものです
どの家も最上階に祖先を祭る祭壇。また各階にはキッチンがあります。
これは各フロアを一家族が使ったことや、洪水や外的から守る際に配慮してのことだとか
竹林の中に村落の建物が点在してます、空中から見ると真珠のようだとか
この家はアトリウム(吹き抜け)が有ります
緊急時の脱出や荷物の搬出、風水上も運気を集めるんだとか
ここにも住民の避難用の楼閣(保障楼)がありました
林楼
竹林の中に村があるのがわかります
この村落は北に百足山、南に河があり、ソウルのように風水上良い土地なんだとか
最上階の祭壇
風水上も祖先を大事にしないと運気が逃げますからね

ここでは鴨の卵を売ってました、大きいですね
殺虫剤に使う薬品で、仔ねずみを漬け込んだ物も売ってます
建物の裏はスターフルーツ畑
鬱蒼とした竹林の中に望楼が点在する、RPGの村みたいな感じでした
中国なので、犬はたくさんいますが
●錦江里
今日四箇所目、最後の望楼村落は錦江里
ここでも関羽像を祀ってました
中国では親しまれてますね
ここには、9F立てで開平で一番高い望楼「瑞石楼」があります
狭い路地を抜けていきます
「瑞石楼」
ここはOWが自分で運営して料金収入を得てるとか
しかし管理人がおらずに、入れませんでした
金持ちが気ままに運営してるので、よくあるんだとか・・・
追加料金無く入れる升峰楼に登りました
ここも他の楼閣とほぼ同じでした。最上階には廟。
隣の瑞石楼と同じくらいの高さです
RPGに出てくるようなドーム
村落と和合した楼閣
世界遺産になる前は「知る人のみ知る」観光ポイントだったそうです
指定後はトイレなども整備されたとか
代わりに今まで無料だったののが高い料金を課されるようになりました
以上、四箇所の望楼と村落が一体化した世界遺産を視察しました。
感じたことをまとめると、以下になります
・「家族・親族」のための望楼と保障楼のような「村民」のための望楼との一体化による地域の「和合」
・中国文化と異国文化の建築様式における「和合」
・外国帰りの新住民と旧来からの村民との「和合」
・望楼を生む背景となった土客機闘と排華政策にみる反「和合」の歴史
・各望楼に見られた先祖供養における世代間「和合」と宗教的(道教・儒教、仏教)「和合」
●ショッピングモールをひやかし
その後、皆がショッピングに行くというのでスーパーで現地の物価チェック
日本でよく1000円くらいで飲む紹興酒、200円くらいですね
習近平政権による腐敗廃止キャンペーンの一環で、高級酒の需要が減ってマオタイ酒が
あまり売れないそうです。1.6万円とやはり高いです
青島ビール、珠江ビールの500ml缶で100円くらい
コカコーラは約50円
レッドブルやモンスタードリンクは輸入品なので高く100円前後
水は、安いのだと15円くらいからあります
クイック散髪が300円くらいでした
マッサージチェアがありましたが、ネットでチケットを買ってバーコードで読み込むようです
モール内のレストランは、麺料理で200円前後
ゲームコーナーには怪しいキティ
怪しいポケモン
こういうのが中国らしいですね!
かわいい点心は安いですね!
生きたすっぽんも売ってました、さすが中国!
●夕食
夕食は、昨晩と同じホテル内で夕食
今日一日で一万歩以上歩き、何度も望楼に登ったので疲れ果てました・・・
昨晩と同じく、珠江ビールで乾杯
今日はチキンスープ、あんまり美味しくないかも
このごぼうや肉をスープに入れて飲みます
ごぼうが噛み切れないそうです・・・
前菜のきゅうりのピリ辛
大根の煮込み、かなり辛いラー油をつけて食べます
苦瓜(味はゴーヤ)の炒め物
潭江の川魚の蒸し焼き
定番の野菜炒め
肉焼きそば(ソバは食感がイマイチ)
炒飯
定番のチキン
デザートに見えますが、春巻きの餡を包んだ揚げ餅みたいなもの
ここは鮮魚が売りで、レストラン内の展示室では活きた魚を見て料理してもらえます
この日は、朝の朝食会場と同じレストランで二次会。
紹興酒の飲みすぎで頭痛がひどく、夜は薬を飲んで寝ました