ウルトラマンブレーザー
特別総集編「巨大生物を追え」は、これまでのウルトラマンブレーザーと、地球に出現した怪獣について、その戦いを、報道者の視線から振り返る内容でしたね。
毎度、思うし、感想で言ってますけど、やはり、特撮作品は、こうやって、良いタイミングで総集編をやってくれると嬉しいです。レコーダーの録画時間にも限りがあるので、視聴して、感想を書いたら、すぐに消去しているから、余計に、ありがたいです。
防衛軍ではなく、報道者の見たブレーザーや怪獣たちの評価、それはそれで、目新しいものを感じさせてくれます。当然っちゃ当然なんですが、彼らは、ゲントがブレーザーに変身する事を知らない訳ですから、ブレーザーは何者か、と気になるんですよね。一応、味方なのかな、と感じてはいるようです。
改めて思いましたが、やっぱり、ブレーザーのスパイラルブレード、使い方っつーか応用力が高いですよね。シンプルに投擲するだけじゃなくて、釣り竿の代用品として使うのは、インパクトがありました。報道者たちも、これには、ビックリしてましたね。しかも、ゲードスが焼き魚っぽくなっちゃったのは、またしても、笑ってしまいました。ドルゴ戦で、メガショットを壊すためにスパイラルブレードを二つに折って、両手で投擲するのは記憶に新しいですが、こちらも、衝撃的でした。
サブロウタさんみたいに、パッと見が冴えないけど、時たま、いぶし銀な風格を出すオジサンはカッコいいですよね。そんなサブロウタさんのやる気がボッキリと折られるオチには、ただただ、同情しました。しっかし、この特番が潰れたの、何らかの圧力がかかったんじゃあるまいな。
王様戦隊キングオージャー
第30話「凍てつく天秤」、ヒメノとリタの友情、尊い、と魂がプルプルと震えるストーリー展開でした。前回のストーリーがあまりにも重すぎたんで、「今回はマイルドだなぁ」と錯覚してしまいそうですけど、今回も、結構、ウェイトはありましたね。
ジェラミーが悪党の汚名を被ってくれたおかげで、一時とは言え、平和を取り戻す事が出来た五王国。油断はならないが、ずっと、緊張したままでは、神経は疲弊し、有事の際に支障を来たしてしまう。だからこそ、気を緩める事も大事なのだろう。そんな思いがあるかは定かでないにしろ、ヒメノは修復の終わった手飾りを自ら直に受け取るや、すぐさま、ゴッカンに戻ろうとするリタを引き止め、お茶会に誘う。最初こそ断ったリタだけど、絆されつつあるのか、何だかんだで、ヒメノとお茶を飲む。もう、それが、実に目の保養になる光景。
しかし、そんなゆったりした時間をぶち壊す事態が。いきなり、凍り始めてしまうイシャバーナ。何が起きたのか、と大慌てで現地に向かえば、謎の女性が、尋常じゃない冷気、いや、凍気を撒き散らしているではないか。ヒメノはすぐさま、カマキリオージャに王鎧武装して応戦しようとするも、謎の女性の正体を一目見ただけで理解したリタは、驚きのあまり、動きも思考も停止してしまう。その女性は、ゴッカンの前国王と裁判長であったカーラスだったのだ。混乱しながらも、イシャバーナが完全に凍らされてしまっては、またしても、国際問題になりかねない。どうにか、リタはカーラスを止める。けれど、詳しい事情を聞こうと思っていたカーラスは、死んでしまう。しかも、絶命したのは、つい先ほどではなく、数日前、と報告され、ますます、混乱してしまうリタとヒメノ。
一方、ジェラミーに礼を言いに行くギラ・・・・・・いや、もう、出てくるんかい、ジェラミー。しばらく、姿を隠すのかと思っていたから、前回の感想で、しんみりとしちゃったのに・・・・・・でも、嬉しい!! まぁ、私の感情はさておき、友情を以て平和を作る、とギラ、ジェラミーの二人が誓い合った矢先、彼らの元に凍えた遭難者が、サナギムたちによって運び込まれる。ここじゃ、どうにもならん、と二人は遭難者をイシャバーナに担ぎ込むが、ここで、またしても、「は!?」な展開が。まさか、この遭難者が、カーラスによって封印されていた、法で裁けぬ大罪人、「神の裁き」を引き起こした真犯人にして、宇宙五道化の一角、「静謐」のグローディーだったとは・・・攻め過ぎじゃないか、制作陣。
死体を蘇らせて、本能のままに暴れさせ、更に死体を増やす、そんな命を踏み躙る悪行を平気で為すグローディに、ヒメノとリタは怒りを爆発させるも、五道化の一角だけあって強く、しかも、不死性まで兼ね備えている。カーラスが氷漬けによる封印を選んだのは、これが原因か、と理解したリタは秘めていた力を解放し、己の命を犠牲にして、再び、グローディを氷の中に封印しようとする。恐怖を押し殺しながら、自分ごとグローディーを凍結させていくリタ。しかし、そんな彼女に「待った」をかけたのは、リタを大切な親友と思っているヒメノだった。そんな彼女の優しさで、自分の命を犠牲にするのは間違いだ、と悟ったリタは、大事な親友と一緒に、グローディーを倒す覚悟を氷のように固める。激しいバトルになりそうだ、と息を飲んだ瞬間だった、この戦いの場に割り込んできた者の正体が、これまた、ギョッとするもの。えぇ、ここで、ジェラミーのママさんが出てくるんかい!?
仮面ライダーガッチャード
第4話「アントルーパー・ラビリンス」、今回は、宝太郎の精神的な成長っつーよりかは、宝太郎とりんねの仲がグッと縮まるストーリー展開になっていましたね。もちろん、これまでに負けないくらい戦闘パートも大興奮させていただきました。
前回、新たなマルガムの登場で、窮地に陥ってしまったりんね達。だが、そこに颯爽と参戦してきたのが、黒鋼スパナが変身するヴァルバラド。ケミーを道具として、スパナが見ているからなのか、武装する感じでパワーアップするタイプの戦士だな。また、スパナ自身の戦闘センスが高い事もあってか、サブマリンマルガムを瞬殺。実際のとこ、ディープマリナーの潜行能力は、かなり脅威的なので、てっきり、地中に潜行して、一時退却したかな、と思ったんだけど、サクッと倒されちまったな。これは、ディープマリーナを取り込んだ人間が、しょぼかったか。ゲットしたディープマリーナのカードを、スパナは何故か、りんねにプレゼントし、その場を去っていく。初対面があんな感じだっただけに、宝太郎はスパナに好印象を抱けないらしいな。
蓮華と錆丸がゲットしたサスケマル、エナジールと、自分が持っているカマンティスを一時的に、宝太郎がトレードしていると、何故か、スパナがやってくる。どうやら、これから、スパナも共にケミー回収を行うらしい。ただ、ミナトとは何か、因縁があるのか、若干、刺々しい態度を取っている。ミナトの方は飄々と、スパナの敵意を流している。この辺りに、やっぱ、この先生は只者じゃないな、と感じさせてくる。気になるのは、スパナのりんねに対する態度なんだよな。恋心って感じじゃなく、むしろ、りんねの事すら、自分の野望を成就させるために必要な道具と見ているのか。やはり、りんねにも何らかの秘密があるのか。
そんな折、宝太郎とりんねは、冥黒の三姉妹と会敵。お前らには、絶対に、ガッチャードドライバーは渡さない、と自分に希望を託してくれた壮年の男と交わした約束から、強気に出る宝太郎。そんな宝太郎を鼻で笑い、ラケシスはアントルーパーを吸収し、マルガム化。何らかの術か、能力を発動させ、ガッチャードとりんねを土中の迷宮に転移させたラケシスは、えげつない酸度の蟻酸で、ガッチャードを変身解除に追い込む。スチームホッパーの防御力は低い訳じゃないのに、一発で変身解除させるとは・・・しかも、ラケシスは、りんねに、父親の死を冷酷に告げる。恨みながらも、どこか、心の片隅では無実を信じていた父が死んだ、と言われ、ショックを隠せないりんね。普段、ツンツンしていても、やっぱり、まだ、学生っつーか、子供だもんな。すっかり、しょげてしまったりんねだったが、宝太郎の言葉で、心に火が入った。
蓮華たちから借り受けたサスケマルとエナジールでガッチャンコし、エナジーマルワイルドに、加えて、りんねからパスされたディープマリナーとヴェノムダケで、ヴェノムマリナーにフォームチェンジ。潜行能力をプラスさせた魚雷で、兵隊蟻を撃破。隙を窺っていたラケシスに、りんねを人質に取られてしまうピンチは迎えるも、宝太郎は機転を利かし、ガッチャードドライバーにセットしていたエナジールで、ラケシスに一撃を加え、りんねを救出。すぐさま、アッパレスケボーに変身したガッチャードは、アッパレスケボーフィーバーでラケシスから、アントルーパーを引き剥がす事に成功。さすがに、ラケシスは宝太郎に物騒すぎる言葉は吐かず、その場から撤退。喜んでいる間もなく、二人は迷宮から脱出しようとするが、岩盤の崩落で閉じ込められてしまう。そこに、マッドウィールのカードが飛び込んでくる。何故に、と驚きながらも、宝太郎はパイレッツとマッドウィールをガッチャンコさせ、脱出に成功する。良いですね、次から次へと、新たな力と形態をゲットしていく感じ。料理の味は微妙と辛い評価を下されちゃったけど、このまま、仲良くなってほしいもんだ、宝太郎とりんねには。