今日は1日雨だった。行事もなかったので、新年会の打ち合わせを事務長と行った。今年も民生児童委員との合同開催を拡大して各種団体の長にも参加していただいた。しかし27の自治会のうち10自治会が欠席で返事があった。ほとんどが1年交代の自治会長さんだった。
新しい自治会長は、さまざまな行事への出席がなかなかいただけない。そんな中で1年間で人間関係を作るのはなかなか難しいが、仕事を持っている若い会長とは話をして人気を2年にしてもらっているが、その人も2年でいなくなる。自主防災会では、自治会長OBに残っていただいて活動に参加していただいているが、高齢で、自治会長を引き受けていただいている人たちとの人間関係構築はなかなか難しい。
ある調査機関の住民活動のアンケートがあった。
<課 題>
○ 住民同士のつながりが希薄化していること
○ 住民の地域活動への関心が希薄化していること
○ 住民のライフスタイルが多様化していること
○ 団体の担い手が不足、また、高齢化していること
<原 因>
・ 地域との濃密な関係を求めない人が増えている。
・ 情報交換の場がなくなり、日常の挨拶などコミュニケーションの機会がなくなった。
・ 子どもが小さいうちは子どもと一緒に親も地域に出てくるが、大きくなると出てこ
なくなる。
・ 働いている人に地域の情報が届いていない。
・ 自治会に加入する必要性を感じなくなっている。
・ 一度役員になると継続してしなければならなくなり、役員になることへの負担感がある。
・ 役員が重なることが多く、仕事を持っている人は時間のやりくりが大変。
・ 団体によって活動への取り組みに温度差がある。
・ リーダーが不足している。
<解決へのアイディア>
・ ご近所さんへの積極的な声掛け、あいさつを行う。
・ 地域の中に交流の場を作る。
・ 子どもの頃から地域や自治会の活動などに接する機会を多く作る。
・ 地域には様々な特性を持った人がいる。
その特性をうまく引き出して地域活動に活かせる場面を作る。
・ 地域にいる市職員が率先して地域活動に参加する。
・ 75歳以上の方は役員を免除するなど、地域で特例を作る。
・ 空き時間でも参加できる状況を作る。
・ 地域の団体が集まる定期的な連絡会議を設ける。
(情報交換ができる場を作る)
・ 多世代が参加できるイベントや活動を考える。
・ イベントを行う際には各団体に役割を作って協力し合う。
一つ一つの課題や原因には納得するところが多い。そしてアイディアも実施できれば良くなっていくと思う。 まず住民同士がコミュニケーションを図ることが基本。
つながりを作る手法としてはイベントの実施が手っ取り早い。ただし、実施にあたっては動く人が限られる、あるいは、思うように参加者が集まらない、という悩みも出てくる。しかし、 一つの団体だけでなく複数の団体で一つの事業を行うと、それぞれの団体のお客さんが参加し、3倍にも4倍にも参加者が増える。さらに開催費用が安く済み、動く人の負担も減るなどの相乗効果が出てくる。
その意味で、合同新年会は成功だろう。あとは、「遊び心を持って」、 「自分がもっと楽しもう」ということでなないかと思う。会合を明るく楽しくなる雰囲気を出していこう。
虫でも明るいところに集まるという。