静岡ツーリング

ＦＺＸ掲示板で知り合ったＧＡＫＵさんと一緒に走ろうと静岡に向かった。待ち合わせ場所は、国道１号線にある道の駅富士で１１時の約束である。いつものように６時３０分に自宅を出発した。天候は曇りだがところどころに青空が見える。桜がちょうど満開で、お花見には絶好の日である。

途中の海老名ＳＡで朝食を取る。いつもは吉野家の豚丼だが、今日は時間があるので特朝定食にした。富士市までどれくらいかかるかわからないので、早めに出てきたが、順調に走れて沼津ＩＣに９時に着いた。ここから富士までは約３０ｋｍ。下道でも１時間で着くと思い、高速を下りた。

国道１号はバイパスとなり、高速道路のようにＩＣという出入り口でしか下道に下りられない。ＧＡＫＵさんに聞いた話では、以前は有料道路だったそうである。

道の駅富士には１０時に着いた。

GAKUさんに、「予定より早く着いちゃいました」と電話を入れると、「今静岡なので、中間地点の清水で落ち合いましょう」という返事。さらに、３０分ほど走り、待ち合わせ場所のケンタッキーを探した。

GAKUさんと友人のＩさんがまもなくやってきた。挨拶をして、ルートを尋ねると、今日は日本平から御前崎を案内してくださるという。どちらも初めてである。

まず日本平の山頂までＩさんと登る。オフロード車とはいえ速い速い。こちらは初めてのコースで慎重にならざるを得ないので、どんどん離される。山頂では、広々としたホテルの庭を案内してもらい、清水港を望むすばらしい眺望と満開の桜を楽しんだ。


駿河湾が一望できるが、あいにくの曇り空で富士山は見えなかった。他の参加者がいないかと、道の駅まで見に行ったGAKUさんも合流し日本平パークウェイを下る。


ＧＡＫＵさんはラーメンにも通じている方なので、お昼はお勧めのラーメン屋で味噌もやしラーメンを食べる。味はやや薄めだがその分だしがうまい。

腹を満たしたら、Ｒ１５０を一直線に静岡ＩＣへ。立ち並ぶイチゴハウスの前では、客引きのミス・イチゴたちがイチゴの風船を振り回して、声を張り上げる。千葉では見た事がない光景である。

吉田ＩＣで高速を下り、再びＲ１５０で御前崎へ向かう。広々とした走りやすい道である。御前崎が近くなると、椰子の並木道である。

御前崎の手前にある、なぶら市場でもう一人の人と待ち合わせる。ナントその人は、オイルクーラー装備のピンクナンバー・カブでやってきた。カブをここまでカスタムしたものは、初めて見た。

総勢４台となり、しばし市場を散策してから次の目的地「ウェルカム・ティー」に向かう。その喫茶店は、オダギリ・ジョー主演の映画「メゾン・ド・ヒミコ」のロケに使われたそうで、とても洒落たプールつきの洋館だった。





その店の、ケーキの盛り合わせ(笑)とコーヒーで、話がはずんだ。

店を出ると、前方に異様な建物がある。聞けば浜岡原発だという。「えっ、原発！？こんな民家の近くにあるんですか？」と聞くと、「放射能が漏れれば静岡のどこにいたって同じですよ。」と落ち着いた顔。静岡県人は太っ腹である。

帰りは相良牧の原ＩＣまで送ってもらったが、その道の両側はきれいに刈り揃えられた茶畑で、煎茶の香りがしてきそうな静岡らしい風景だった。


夕方から雨の予報だったので覚悟したが、さいわい雨には降られず４時間ほどで千葉に着いた。

本日の走行距離６０４ｋｍ。