おきなわさんのKIMONOしらず

着物って一年たつと自分の中の常識が違ったりする(笑)
そんなわたしの着物に関する成長記録
最近は紅型や琉装も興味アリ

幼稚園児に袴を着せるときの小物

2018年03月28日 | こどものきもの
おひさまちゃん(ムスメ)の卒園式には袴をきせたい
そんなわたしの希望を叶えてくれた
おひさまちゃんと幼稚園に感謝しつつ
少しだけ小物に悩んだので覚書です


まず、着物と長襦袢の腰上げはたっぷりとったということを先にものべましたが
ここで悩んだのが腰紐を縫い付けておくかどうか
長襦袢や着物に腰紐を縫い付けておくと
着付けの時間短縮や着崩れ防止になりますよね
しかし、できれば楽に着せてあげたいと思っていた私
ぎりぎりまで悩んだのですが
今回は腰紐は使わずに伊達締めだけで着付けをしました

伊達締めの種類も悩みましたがわたしが使っていた
シャーリングベルトというゴムが途中に入っているもの

それから、母が使っていた昔からあるマジックベルト
(特売品とかではない一般的なもの)

これはどちらも伸縮性があるのでおひさまちゃんも
今まで何度か着たときよりもすごく楽だと気に入ってくれました

また、小さい子の着物には襟芯を入れない方も多いと
思いますが、わたしは襟芯が入っている方が着崩れをしていないように見えやすいと思ってるので、家にあった襟芯の中で1番柔らかいメッシュタイプの襟芯を入れました

また、袴下帯も長い間悩んでいました
うちにはいくつか半巾帯がありますが
どれも長尺であるということと袋になっているということ
小学生の卒業式ならまだしも幼稚園児には…
長過ぎる
胴に三周してリボンを大きめにとってなどとしましたが
やはり着心地はよくなさそう
おひさまちゃんはわたしの朱色の細帯を気に入って
これがいい!といっていましたが
わたしの頭では
比較的に安価な化繊でよくのびる素材の浴衣帯と
ネットなどで売られている帯枕がついている簡易袴下帯
などがちらほら浮かんでいました
しかし一長一短
よく伸びる素材の浴衣帯は着付けは苦しくないかもしれないけど
数回使ったらのびのびになっちゃう
帯枕がついた袴下帯は化繊の着物には滑ってズレそう
(勝手なイメージです。使ったことがないので)


そこでふと思い出した光景がありました
私がその昔着物きはじめたときに
いろいろ教えてくれた大先輩が浴衣に使っていた帯です
あの頃のわたしは見たことがなかった
絹の伊達締めを少しだけ幅広にしたタイプの帯です
多分形としては博多の半巾帯に似ているとは思いますが
それよりは若干幅が狭く色柄が華やかだった記憶です

あのタイプの半巾帯があれば三周しても楽だし
厚みもでないので着崩れしにくい
しかし、博多帯の半巾って新品で買うのはちょっと予算が…


と思っていると日々はどんどん過ぎ…
ふと思い立って
卒園式前日にリサイクル着物屋に行ってみました
すると奇跡的にほぼ理想に近い半巾帯をみつけました
絹で単で長さも普通尺
そしてある程度使い込まれていたので柔らかい



あー、この半巾帯を大事に使ってくれていた方
感謝します

帯板はどうしようか悩みましたが今回の半巾帯は
柔らかいのにほどよいハリが残っていたので
使いませんでした
よく手頃で手に入る伸縮性もあってつけ心地が楽な
半巾帯はハリがないので帯板を入れた方がいいと思います

幼稚園から帰ってきたおひさまちゃんに
早速トイレの練習がてらこの半巾帯を使って着付けを
すると、すっごく喜んでくれました
子供でも小物の違い分かるんですね


長々と書きましたが
わたしがおひさまちゃんの袴着付けに使った一式は
以下の通りです


普段きているタンクトップ型の肌着(無印を愛用)
白のニーハイソックス(ブーツだったので)
襟芯
長襦袢(最初から刺繍襟が縫われていました)
マジックベルトタイプの伊達締め
着物
サッシュベルト
絹のひとえの半巾帯
袴(スカートタイプでヘラもついていました)
ブーツ



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