リセットボタン

押したくても押せない人生のスイッチ

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2006-11-08 20:12:27 | ウェブログ
久々に有意義な午前中を過ごしたキミキズです。

今日は、個人的に某ショッピングセンターに用があったんですが、ちょっと映画舘を覗いてみたら、やってました


ただ、君を愛してる


なんとなく人が少ない気配・・・見るなら今しかっ!!
で、チケットを買って、パンフも買って、いざ席へ!
だが、そこで俺を待ち受けていたのは


男性客0(俺除く)


映画が始まるまでちらちらと入ってくる人を見てました。ほんと男が一人もいないんです・・・やっぱ男が一人で見る映画じゃないんだね・・・
でもカップルたちに囲まれるわけじゃなくてよかった。平日の朝GJ!

そして上映・・・
・・・・
・・・・
・・・・
静流(しずる・ちなみにヒロインの名前)・・・
ああ、静流・・・なんていい娘なんだ・・・
誠人(まこと・主人公)が一人暮らしで一戸建てを借りているのも正直羨ましいが、それはとりあえずおいといて、この映画


すごくいい!


悪いみんな・・・今日は2次元はお休みだ!
3次元について語らせてくれ・・・


ここから先、激しくネタバレなので注意!

【危険!あなたはリセットボタンを押そうとしています!「ただ、君を愛してる」を見ようとしている人、3次元に感情移入して語るらしくないキミキズを見たくない人は絶対に見ないでください!】(ベルリンの壁注意書き風)













結末は、静流の死で終わった。
あまりにも唐突で、あまりにも悲しすぎるエンド。
自分がもし主人公だったら立ち直れなそうなエンド。
正直本当に自分の身にあったら自殺してしまいそうなエンド。

静流の病気は恋をすること(つまり、好きな人に好きになってもらいたくて成長してしまうこと)によって病気も成長してしまうという原因も治す方法も分からない病気。静流は誠人に恋をして、綺麗になって誠人を振り向かせようと思って成長して、そして・・・死んでしまった。

俺は、遠くから見ているだけでいい、静流を生きさせてあげたかった。
一生静流と仲良くなれなくても、一生静流と話すことができなくても、一生静流のことを想い続ける人生だとしても、静流には長生きしてほしかった。
正直静流が死なずに生きていけるならもうどうでもいい。なんであんないい娘が死ななきゃいけないんだろう。

静流は自分を子供っぽいと言っていた。でも、そのままで十分可愛いじゃないか。そして誰よりも綺麗な心を持っているじゃないか。誠人はなんで静流のこと、もっと早く分かってあげなかったんだ。人よりもちょっと「オリジナル」な彼女のことを。
たった一度の恋、たった一度のキス


静流の誰よりも純粋で、誰よりも壊れそうな恋は一度きりであってほしい。


でも、一度きりのキスで終わって欲しくなかった。


人は一人分の幸せを持っているという。そして、その幸せを渡してあげなくてはいけない。(少し硬い解釈をすると、人には一人の人を幸せにする義務を持っていて、その義務を果たさなければいけない)
残念ながら俺にはその義務を果たせそうにないけど、みんなはこの義務をきちんと果たしてほしい。そして、きちんと幸せを守って欲しい。
某必修授業で浮気に関しては「女房にバレなきゃいい」みたいな風な言い方をしていたが、そんなこと絶対に言わないで欲しい。
妻(夫)を信用できなくなったら何を信用すればいいんだ。誰よりも一緒にいたくて、誰よりも心を許しているからこそ結婚するんじゃないか?
3次元はそんな綺麗な世の中じゃないって分かっているけど、静流のような娘が幸せになれる世の中になってほしい。


ああ、酒飲んでないのに自分でも何言ってるのかわからなくなってきた。


ありがとう、誠人、静流、俺はこの夢から当分醒められそうにないよ。
さっそく帰りに小説買ったし、もう少し夢を見ていたいと思う。


いきていく