原子力エネルギー問題に関する情報

杜撰で不経済極まりない原子力政策が、生存権を脅かし環境を汚染し続けていても、原発推進派の議員を選挙で選びますか?

「福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)」の正体に要注意!

2012年03月03日 | 原子力ムラ・天下り
【3月5日追記:要旨】
一日分のTweetのまとめに何度も追記して読みにくくなったのでまとめを一言。
要は「財団法人日本再建イニシアティブ」について以下の★に注意しようと言いたいのです!

★福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)とは財団法人「日本再建イニシアティブ」の有識者委員会
(委員会のメンバーについてのコメントは、浅井氏のTweetを参照)

HPの有識者委員会のページには、以下のように書かれている:
★有識者委員を務められていた黒川清氏は、12月2日付で同じく東京電力福島第一原発事故を検証する国会事故調査委員会の委員長に就任されました。これに伴いまして、事故調査委員会の独立性を保つため、黒川氏は同日付で当財団の有識者委員を退任されました。

★日本ツイッターの代表は日本再建イニシアティブの理事 【追記ここまで】


3月2日のTweetの大部分は、民間事故調の正体についてなので、エントリの題名を変更した.
読売や産経の偏った報道に要注意!
彼らは東電をはじめとする原子力ムラを守るため、真実から目を逸らせようとしているだけだ。
そもそも、「東電」を調査しない事故調査というものを、おかしいと思わないのだろうか。

だから、浜岡原発を停め、脱原発に舵を切ろうと原子力ムラに対峙した菅さんを異常に叩くのだ。
菅さんは、東電とカネ絡みがない数少ない国会議員の一人という(カネ絡みの議員情報はこちら)。
だからこそ東電が撤退を申し出たときに真っ向から反対できたのかもしれない。


08:11 RT from web (Re: @ecoyoko☆御意!「国会議員の圧倒的多数が、電力利権と無縁の議員だけにならねば、根本的な改革はできない」"@ecoyoko: ブログ更新【原子力ムラ「利益相反」の実態】カネまみれの御用学者が蔓延る安全委・原子力委・保安院の審議会。... blog.goo.ne.jp/kimidoriaoi/e/…" #脱原発セッケン倶楽部 M.T.さんのツイート08:37 RT from web (Re: @onodekitaCNAS・船橋洋一・竹中平蔵… QT @onodekita: 、東京財団、住所が「日本財団」と一緒で顧問が笹川陽平じゃねーか。福島原発事故*独立*検証委員会とやらの 金の出所が見えてくるようだw www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/p…なるほど、スポンサーはここか・・(OMPさんのツイート08:44 RT from web 福島は原発の最前線であり、被災地でもある。複雑な背景に加え、各地域や市町村の問題がある。何より「人」が抱える多種多様な事情がある。最初に述べたような一括りの考えは、そうした差異を無視し、更なる分断に繋がっていく。この1年、無数の線が不条理に周囲を括ってきた。もう沢山だ。 #福島県TAI:二重生活中の福島市民さんのツイート08:45 RT from web 民間事故調の北澤委員長の菅直人氏への異常とも思える手厳しさに違和感を持ったので、北澤氏の事を聞いて周った。北澤氏、「赤門(東大卒)グループ」の科学振興部門のリーダー格で、赤門出が占める“原子力村”への不信感から東工大の学閥に頼った菅氏を快く思っていないとのこと。本当なら、下らん。(浅井久仁臣さんのツイート08:46 RT from web ①「民間事故調の最大の特徴は、しがらみがない、自由度の高い調査だ」と、産経は伝える。だが、その実態は違う。まず、母体の財団法人「日本再建イニシアティブ」だが、理事長の船橋洋一氏は朝日新聞の「記事と論説の主筆」として絶対的権力を持ち、対米従属路線に紙面を変えてきた人物だ。(浅井久仁臣さんのツイート08:46 RT from web ②私が聞いた朝日の関係者は口を揃えて退職した船橋氏を酷評する。菅直人氏との関係については、かつては良好だったもののある時期から突如悪くなったという見方がある。彼らの話では、船橋氏は人脈を使ってカネをかき集め、組織作りしたらしいが、確証はないのでこの場ではその名は伏せる。(浅井久仁臣さんのツイート08:46 RT from web ③6人いる事故調の委員の顔ぶれも一見すると多彩だが、東大閥(6人中5人)、親米・保守という面では共通項を持つ。偏った人選だ。中でも但木敬一氏は検察のトップである検事総長を務めた人物だ。郵便不正事件をきっかけに作られた「検察のあり方検討会議」の委員でもあったが、終始検察側に立った。(浅井久仁臣さんのツイート08:47 RT from web ④北澤委員長は、事故調の委員をHPの中で「自由な立場にあり且つ原子力事業推進側に直接の利害を持たない構成員」と言うが、委員の経歴を見れば、そうでないことは歴然だ。rebuildjpn.org/fukushima/comm… 東電が聴取に応じなかったというより、事故調が要請しなかったと私は邪推する。(浅井久仁臣さんのツイート09:29 from web  [ 8 RT ]読売とか産経が、民間事故調の報告をやけに騒々しく報道すると思ったら、RTしたように↓メンバーはやはり胡散臭い。 国会の事故調 naiic.jp の黒田清委員長も、船橋氏設立の財団のメンバーだったというのが引っかかる・・・09:30 from web  [ 4 RT ]民主党内で使用済み核燃料問題に切り込む「バックエンド問題勉強会」が提言した。ecologie.cocolog-nifty.com/blog/cat418556… 野田ではなく馬淵首相だったらよかったのに!今の電力利権閣僚達に原子力ムラの解体ができるはずがない。内閣のメンバーはこのリストのようなまともな議員と交代してほしい。by ecoyoko on Twitter

【3月3日追記】
きのう民間事故調は胡散臭いと思って上記のような、元AP記者浅井区久仁臣氏のTweetを連続RTしたが、もっと胡散臭い情報がでてきた。

福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)を設立した日本再建イニシアティブの理事は日本ツイッターの代表というブログ記事があるのでご覧いただきたい。

そういえば、上に転載したTweetをRTした日から、変なフォロワーが増えてスパム報告しても何度も名前を変えて(Tweetのパターンがそっくりだからそう思った)フォローしてきたのが無気味・・・

【3月5日追記】
「Fukushimaプロジェクト」こそ真の民間事故調査を目指している!

「完全に第三者の立場から冷静に今回の事故を調査、分析し、そこから得られる教訓を後世に伝え、一つの提言として広く提示する」目的のため、完全に非営利で中立性を保とうとしている。

とりわけ、山口栄一委員長の「メルトダウンを防げなかった本当の理由──福島第一原子力発電所事故の核心」という論文は必読である。 
他の委員たちの関連記事もこのページのNEWSにリンクがある。

どうか、これらの情報拡散をお願いいたします。


【5月27日追記】
kixさんが、詳細な関連情報をコメントしてくださったので、コメント欄も是非お読み下さい!



1 コメント

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国会事故調について (kix)
2012-05-27 03:32:18
こんにちは。
4/30にtwitterでこのブログを紹介させて頂いた者です。

私もこの民間事故調については胡散臭いものを感じていたのですが、1つには、皆さんも挙げておられるように、民間事故調と国会事故調の奇妙な接点です。
黒川氏が国会事故調の委員長であることの他に、

国会事故調は自民党の塩崎恭久氏と国民新党の下地幹郎氏がけん引役となって設立されましたが、日本再建イニシアティブの監事の1人である塩崎彰久氏は、恭久氏のご子息です。また、彰久氏自身も2006~2007年(安倍政権時代?)に首相官邸に勤務しておられました。http://www.noandt.com/lawyers/ahs.php

で、塩崎議員ですが、事故調の設立に尽力した経緯から、彼は脱原発依存の人なのかな・・・と、何となく思うじゃないですか。

ところが、事実は必ずしもそうではない。
塩崎議員は安倍政権時代の官房長官でした。
安倍さんが、超党派の「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」の顧問の1人であることは報道されていますが、塩崎議員もこの議連の勉強会に参加しているようです。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E5%BC%8F%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E6%94%BF%E7%AD%96%E6%8E%A8%E9%80%B2%E8%AD%B0%E5%93%A1%E9%80%A3%E7%9B%9F

塩崎氏が国会事故調の必要性を感じたのは昨年の5月とのことですが、地下原発議連の結成も5月、塩崎議員が参加した勉強会は7月。
推進派だったけど脱原発依存に転向して事故調の必要性を感じた、というのではないわけです。
考えてみれば、事故の検証と脱原発は別物です。

塩崎議員が何故このような事故調の設立を思いついたのか?
これはもちろん私1人の妄想に過ぎませんが、彼は2007年の官房長官時代に中越沖地震による柏崎刈羽原発事故の対応に当たっています。
この時、安倍さんもヘリで現地に飛び批判を浴びました。
また、放射能漏れはないと安全宣言を出したものの、実は漏れていた・・・という、多分あまり触れられたくないであろう失敗もあります。

で、民間や国会の事故調に先立って、政府の事故調が既に活動を始めていましたが、この事故調は非公開を原則として進められています。
そして「失敗学」を提唱する畑村委員長は、この調査を自分の考えで進める、と発表しました。

これは、塩崎議員にしてみれば、どんな報告がなされるのか疑心暗鬼、かなり気味の悪いものであろうことは想像に難くありません。
そこで、政府事故調に対抗するための機関を急いで立ち上げる必要があった。
政府事故調が政府寄りの結論を出す危険は当然あるわけですから、政府から独立した検証機関を別に設けることについては、民主党議員といえども反対できない。

・・・というのが私の想像です。
ちなみに「菅直人リスク」という発言が批判された塩崎議員ですが、「菅氏は後進国なら死刑」と言った自民の溝手議員は、この中越沖地震の時の防災担当大臣です。

他にも、オリックスの社外取締役や、同じ法律事務所に所属する弁護士が双方に関わっている等の共通点が見られます。
「有識者」と呼ばれる人達は多勢いるのに、たかだか10人や20人程度のグループに何故こんなに多くの接点があるのでしょうか?


・・・と、まあ、初めてお邪魔して長文コメント、申し訳ありません。
この件について私がtwitterでつぶやいたものをまとめてあるので、もしよかったらご一覧下さい。http://togetter.com/li/300642
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