九州の桜狂想曲も終わったので、
ちょっと遠出をしようか、と・・・
もちろん、夜は車中泊。
さて何処へ行こう?
遠出と言っても、
金曜日の仕事帰りだから、
そんな遠くへは行けないし、行かないし。
西ならば、長崎の西海岸へ夕陽を見にか?
東ならば、大分の海岸までたどり着けば、
翌朝、海から昇る朝陽が拝めるか?
南だったら・・・
あ!
あそこ、ど~だろ~?
数年前から、
一度は見てみたいと思っていた絶景。
ただし、お天気が良ければ、
いつでも見られるってもんじゃない。
その絶景が見られるのは年に10回ほど。
木曜日の夜に、ふと思い立って調べてみた。
黄色が、干潮と日没の時間が重なる絶景日。
青は、どうにか見られるよ、の準絶景日。
4月7日金曜日、準絶景日やん!
よし、決めた!
目的地は、熊本県宇土市の、
有明海に面する御輿来(おこしき)海岸。
干満の差が激しい有明海で、
ココのみと言われている絶景スポット。
潮がひくと現れるのは、
風と波によって描かれる三日月型の模様。
夕陽百選、日本の渚百選。
全景は、御輿来海岸 展望所から見られ、
年に10日あまりの絶景日には、
国内外から何百人というカメラマンが訪れる。
そう遠くないと言っても、
福岡ICからで、150㎞、2時間超。
日没前に到着しなきゃ、意味がない。
仕事を早めに切り上げて、出発。
高速を降りてからは、
Google先生に誘導してもらったけれど、
国道から入り込んだ道の分かりにくいこと!
昔ながらの漁師さんたちの民家が建ち並ぶ、
細い路地を右へ左へと・・・
案内板はあるものの、
果たして、Google先生がいなかったら、
たどり着けたかどうか・・・
御輿来海岸展望所は小高い丘の上。
駐車スペースは10台ほどで、
絶景日には、すぐに満車になると言う。
昨日は絶景日ではなかったけれど、
もし止められなかったらと、
海岸沿いの駐車場に車を置いた。
防波堤の上から見る限りでは、
まあ、干潟だね~って感じ。
雲仙、島原の普賢岳は、
霞んでいてほとんど見えない。
あの丘の上が、たぶん展望所。
海岸沿いの駐車場から歩くと、
15~20分ほどかかるらしいけれど、
そのくらいは、ヘッチャラだ。
若い銀杏の樹。
瑞々しい生命力を感じる樹。
展望所へ登る途中、
散り急ぐ桜が茜色に染まり始めていた。
展望所まで、あと少しの所で見た夕陽。
おっ、コレは期待出来るかも!
展望所に到着。
止まっていた車は6台ほど。
大きなカメラの方が4人ぐらい。
観光客は、2グループか・・・
思ったより人が少なくて、ホッ。
絶景日じゃなかったからね。
普賢岳はボンヤリとしか見えない。
このくらいまでは、
まだ期待して眺めていたんだけれど・・・
お陽さまの下の方に薄い雲の層が・・・
そして、潮も満ちて来た。
このあたりで、
大きなカメラをセットしていた、
常連さんらしき方々は撤収開始。
観光客らしき人々も、
いつの間にかいなくなっていた。
薄い雲の帯のせいで、
木星みたいになって行く夕陽。
普賢岳の裾野へと落ちて行く。
海岸の絶景は見られなかったけれど、
久しぶりの海の夕陽を堪能。
終わっちゃった・・・
来週の火曜日が、
干潮と日没の時間が重なる絶景日。
絶景、見たいけどな~、
平日の片道2時間超は無理だ。
やっぱり、翌日が休みの日じゃないと・・・
いつか、そのうち、絶対に、ね。
そんなに絶景なのか?と思う方のために、
写真をお借りして来た。
現地にあった看板の写真をパチリ。(笑)
もっと見てみたい方は、
宇土市観光物産協会のHPをどうぞ!