おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

霧の中での朝活は、後味の悪いものに・・・

2022年03月24日 11時22分15秒 | その他生き物たち
今朝は、いつもより50分程早く家を出て、
ルンルン気分で林道の入口に向かった。
ゆっくり朝活出来る~!と・・・



なのに、たどり着いた林道の入口は霧の中。


朝陽は真っ白で、空気も冷たい。

あ~、これじゃあ虫さんたち、
まだ出て来ないな~と、少しガッカリ・・・
案の定、蝶も、蜂も、アブも、
誰一人として姿を見せない。
もう少し霧が晴れて、陽が射せば、
活動始めるのだろうけれど・・・

仕方がないので、林道を歩いてみた。
ヒンヤリを通り越して、寒い!
しばらく歩いたところで、
目の前を鹿が横切った!
この辺りに鹿がいるのは知っていたから、
そう驚くことでもない。
カメラを構えたけれど、
あっという間に林の中に消えてしまった。

林道を、更に先へ進んだら、
林の中に動くものの気配が・・・



霧でぼんやりとしていたけれど、
鹿がいるのが見えた。


さっき目の前を横切った鹿とは別のはず。
2頭連れ立っていたんだと思う。

こんなチャンスは滅多にないんだから、
「お願い、逃げないで~」と願いつつ、
少し近づいてみた。


あ、逃げちゃう!と思ったけれど・・・


えっ!? どうした?
脚に、何か絡まってる?



ジタバタするけれど、外れない。


もしかして・・・ 
罠にかかっているのか?



木の蔓や根っこではない、人工的なモノ・・・
間違いなく、人間の仕業。


この辺りの畑には電気柵が設置されている。
鹿が駆除の対象であることは、
ちゃんと頭では分かっている。
でも一瞬、外してやりたい!と思った。


だけど、どう考えても無理・・・
まず、そこへ近づけない。
近づけたとしても、
50kg以上はありそうな大きな鹿。
暴れられたら、ひとたまりもない。
オバサンひとりで、
どうにか出来る代物ではない。
それに、鹿の捕獲自体は、
違法なことをしているわけじゃないはず。



ごめんね、ごめんね・・・
私には、何もしてあげられない。
君たちが悪いわけじゃないのに、
ごめんね・・・




今朝の朝活は、
なんとも後味の悪いものになってしまった。