おばVAN日記帳 ~明日は誰に逢えるかな?~

鳥さん、虫さん、野の花。朝焼け、夕日、月の光。世界は、愛おしい者たち、美しい時で満ち溢れている。

対馬へ その1 ~海から昇る朝陽が見たくて~

2020年12月07日 22時42分58秒 | 
11月の中旬、
「対馬行こうよ!」と、
友人がいきなり言い出した。
たまたま見た地元局のテレビ番組で、
対馬の特集があっていたらしい。
数年前から、
海外(ほぼK国)からのお客様が多く、
とても賑わっていた対馬。
それが今コロナのせいで、静かだと・・・
で、行くなら今でしょ!と言うのだ。

私は、壱岐には行ったことあるけれど、
対馬は未踏の地。
そして最近ずっと、
「海から昇る朝陽が見たい!」
と言う願望に憑りつかれていた私、
その提案、願ったり叶ったり~!

友人は一応、
GoToも調べたらしいけれど、
博多からの行き帰りから、ホテル、
添乗員付きの観光まで、
セットになったパックツアーばかり。
それは、私たちが1番苦手とするモノ。
第一、コロナもまだ収束していないのに、
そんなの、まっぴらごめんだ。

結局、フェリーの予約だけで、
あとはいつも通り、車中泊で、
行き当たりバッタリの旅をすることに。
そして、この土日、決行。




出航は土曜日の0時10分。




対馬、厳原港到着、4時30分。



お月さまが、冷たく輝いていた。

下船後、厳原の街中のコンビニで、
朝食用のサンドイッチを買って、
朝陽を見るべく目星を付けていた公園へ。



海に浮かぶ漁火が見えた。
漁火が見えるのが売りの公園で、
名前はそのまんま「漁火公園」
ここならば、
朝陽が綺麗に見えるに違いない!
と思うけれど、真っ暗で何もわからない。

コーヒーを淹れて、
サンドイッチを食べながら、
夜が明けるのを待った。




6時15分。
やっと、ほの明るくなり始めた。
右上の輝きは、明けの明星?



6時45分。
日の出前の美しい眺め。
水平線近くに、
少し雲の層があるようだけれど、
まずまずの状態ではないだろうか。




漁火の主たちも帰途につき始めた。




もう、そろそろかな~。




西の空には、まだお月さまが・・・


真っ先に姿を見せ始めたのはトビたち。






7時14分、朝日が顔を覗かせた。



少し倍率を上げると、
やはり水平線際に雲が漂っているのが、
ハッキリとわかる。



え・・・? もしかしてコレ・・・


ダルマになっているの?
慌てて、倍率を上げて見た。







あ~あ、雲がなかったら、
ダルマ朝陽だったんじゃないだろうか?
まあ、人生初の海から昇る朝陽が、
見事なダルマさんだなんて、
そうそう上手くいくはずもなく・・・
これは、これで、目的はひとつクリア!
と言うことで良しとしよう。



次は、海に伸びる光の道が現れるのを待つ。





対馬に来た甲斐があった!
そう思えた瞬間。
そして、今日の夕陽への期待が、
更に大きくなった。



つづく・・・