(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10099.14(‐45.05)
始値 10137.23
高値 10137.39
安値 9983.82
ダウ輸送株20種 3917.56 (‐5.60)
ダウ公共株15種 364.55 (‐2.83)
NYSE出来高概算 14.27億株
値上がり(銘柄) 1608
値下がり(銘柄) 1388
変わらず 118
S&P総合500種<.SPX>
終値 1075.51(‐2.96)
始値 1075.95
高値 1077.81
安値 1062.97
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2183.53(+6.12)
始値 2157.69
高値 2184.57
安値 2151.99
フィラデルフィア半導体株指数<.SOXX> 332.84 (+1.80)
シカゴ日経平均先物3月限(ドル建て)終値 10105 (+ 5)大証終値比
シカゴ日経平均先物3月限(円建て)終値 10090 (‐10)大証終値比
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ダウ平均とS&P500が反落。
中国の預金準備率の再度引き上げを受け、中国からの需要に依存する製造業や商品(コモディティ)関連株に売りが出た。
欧米の経済指標も圧迫要因となった。
こうしたなか、前日の欧州連合(EU)によるギリシャ救済表明について、今後、具体的な内容が明らかになるとの期待から、この日の安値からは値を戻した。
ナスダックは、ハイテク株に安値拾いの買いが入り、上昇して取引を終えた。
週間ベースではダウとS&P500がともに0.9%上昇、ナスダックも2%上昇した。
中国人民銀行(中央銀行)は12日、預金準備率を0.5%ポイント引き上げると発表した。
実施は25日付で、預金準備率の引き上げは今年になって2度目。人民銀行は先月預金準備率を引き上げたばかりで、旧正月入りを直前に控えたこの時期に、これほど早く追加的な引き上げが実施されると予想していた関係者はほとんどいなかった。
経済統計では、2月米ミシガン大消費者信頼感(速報値)が73.7と、前月の74.4から低下、
ロイターがまとめたアナリスト予想の75.0も下回った。
15日はユーロ圏の財務相会合が開かれ、ギリシャ問題などについて引き続き協議が行われる見通し。
米国市場はプレジデンツ・デーのため休場となる。
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欧州市場
ユーロ/ドル 1.3595 1.3681
ドル/円 90.320 89.720
ユーロ/円 122.82 122.75
株 FT100 5142.45(‐19.03) 5161.48
クセトラDAX 5500.39(‐3.54) 5503.93
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<為替> ユーロ/ドルが下落し約9カ月ぶりの安値をつけた。
ギリシャ救済計画の詳細が明らかにされていないことが重しとなっている。また、中国人民銀行の預金準備率を引き上げが高金利通貨を圧迫している。
<株式>
ロンドン株式市場は反落。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き上げを発表したことを受け、銀行株や商品(コモディティ)株が売られた。
また、ユーロ圏域内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことも相場を圧迫した。
序盤にはプラス圏で推移し、5207.73の高値をつける場面もあったものの、中国人民銀行が予想外に早く預金準備率の再引き上げを発表したことを受けて下げに転じた。
さらに、第4・四半期のユーロ圏GDP伸び率速報値の伸びが鈍化したことで一段安となった。
圏内最大の経済国ドイツの第4・四半期GDPが前期比横ばいとなったことがユーロ圏全体のGDP伸び率に影響した。
欧州連合(EU)によるギリシャ支援計画の詳細をめぐる警戒感や業績発表シーズンを控えていることもあり、銀行株の下げがきつくなった。
鉱山株は一時の上げから下げに転じた。中国の預金準備率引き上げで商品需要の見通しに不透明感が出た。
キャピタル・スプレッズのセールス部門代表アンガス・キャンベル氏は「リスク選好を後退させる材料が現在かなりある。中国のニュースは強気筋にとって確実に痛手だ。テクニカルやファンダメンタルズの側面からすると株式は現在若干買われ過ぎていたようだ」と述べた。
欧州株式市場は5日ぶりに反落。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の預金準備率引き上げに踏み切ったことを受け、鉱山・銀行株が下落した。ただ、ディフェンシブ銘柄が買われ、相場を下支えた。
中国人民銀行(中央銀行)はこの日、預金準備率を0.5%ポイント引き上げると発表した。実施は25日付で、預金準備率の引き上げは今年になって2度目。前日発表された1月のインフレ率が予想外に低い数字となったことも、この日の預金準備率引き上げに対する意外感を高める形となった。
銀行株の下げが目立ち ギリシャの銀行株<.FTATBNK>は5%下落。同国の09年第4・四半期国内総生産(GDP)伸び率が前期比マイナス0.8%と、ロイターがまとめた市場予想のマイナス0.5%を超える落ち込みとなったことが圧迫した。
また、欧州連合(EU)筋は同日、来週行われるEU財務相会合では、ギリシャに対する具体的な支援策は決定されない見通しだと明らかにした。
中国の預金準備率引き上げが金属需要を圧迫するとの懸念から、鉱山株も売られた。
また、第4・四半期のユーロ圏GDP伸び率速報値が前期比プラス0.1%と伸びが鈍化したことも、センチメントを悪化させた。
ドイツの成長率が横ばいとなり、イタリアがマイナス成長となったことが響いた。
<ユーロ圏債券>
ギリシャ国債価格が下落。同国債と独連邦債の利回り格差は拡大した。
前日の欧州連合(EU)のギリシャ支援表明をめぐり、市場で失望感が広がった。
こうしたなか、中国人民銀行(中銀)は12日、予想外に早く預金準備率を再度引き上げ、引き締めペースを加速させた。同措置は独連邦債の下支えになったという。
10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は300ベーシスポイント(bp)で、前日の清算値時点から約25bp拡大した。
RBSの金利ストラテジスト、ハービンダー・サイアン氏は「EUの連帯責任とは何かについて市場の理解を得られるかが問われている」と述べた。
15日に開かれるユーロ圏の財務相会合でも、引き続きギリシャ支援について話し合われる見通し。
他の周辺国国債もギリシャ同様さえない動きとなり、ポルトガル、スペイン、アイルランドの国債と独連邦債の10年物利回り格差はいずれも拡大した。
ギリシャ国債のデフォルトに対する保証料は1000万ユーロ当たり35万7700ユーロ。前日清算値時点では35万3700ユーロだった。
1615GMT時点で、独連邦債先物3月限は40ティック高の123.55。
独連邦債10年物利回りは5.6bp低下の3.187%。独連邦債2年物利回りは6.9bp上昇の0.983%。
[東京 13日 ロイター]
ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>
終値 10099.14(‐45.05)
始値 10137.23
高値 10137.39
安値 9983.82
ダウ輸送株20種 3917.56 (‐5.60)
ダウ公共株15種 364.55 (‐2.83)
NYSE出来高概算 14.27億株
値上がり(銘柄) 1608
値下がり(銘柄) 1388
変わらず 118
S&P総合500種<.SPX>
終値 1075.51(‐2.96)
始値 1075.95
高値 1077.81
安値 1062.97
ナスダック総合<.IXIC>
終値 2183.53(+6.12)
始値 2157.69
高値 2184.57
安値 2151.99
フィラデルフィア半導体株指数<.SOXX> 332.84 (+1.80)
シカゴ日経平均先物3月限(ドル建て)終値 10105 (+ 5)大証終値比
シカゴ日経平均先物3月限(円建て)終値 10090 (‐10)大証終値比
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ダウ平均とS&P500が反落。
中国の預金準備率の再度引き上げを受け、中国からの需要に依存する製造業や商品(コモディティ)関連株に売りが出た。
欧米の経済指標も圧迫要因となった。
こうしたなか、前日の欧州連合(EU)によるギリシャ救済表明について、今後、具体的な内容が明らかになるとの期待から、この日の安値からは値を戻した。
ナスダックは、ハイテク株に安値拾いの買いが入り、上昇して取引を終えた。
週間ベースではダウとS&P500がともに0.9%上昇、ナスダックも2%上昇した。
中国人民銀行(中央銀行)は12日、預金準備率を0.5%ポイント引き上げると発表した。
実施は25日付で、預金準備率の引き上げは今年になって2度目。人民銀行は先月預金準備率を引き上げたばかりで、旧正月入りを直前に控えたこの時期に、これほど早く追加的な引き上げが実施されると予想していた関係者はほとんどいなかった。
経済統計では、2月米ミシガン大消費者信頼感(速報値)が73.7と、前月の74.4から低下、
ロイターがまとめたアナリスト予想の75.0も下回った。
15日はユーロ圏の財務相会合が開かれ、ギリシャ問題などについて引き続き協議が行われる見通し。
米国市場はプレジデンツ・デーのため休場となる。
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欧州市場
ユーロ/ドル 1.3595 1.3681
ドル/円 90.320 89.720
ユーロ/円 122.82 122.75
株 FT100 5142.45(‐19.03) 5161.48
クセトラDAX 5500.39(‐3.54) 5503.93
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<為替> ユーロ/ドルが下落し約9カ月ぶりの安値をつけた。
ギリシャ救済計画の詳細が明らかにされていないことが重しとなっている。また、中国人民銀行の預金準備率を引き上げが高金利通貨を圧迫している。
<株式>
ロンドン株式市場は反落。中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率の引き上げを発表したことを受け、銀行株や商品(コモディティ)株が売られた。
また、ユーロ圏域内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことも相場を圧迫した。
序盤にはプラス圏で推移し、5207.73の高値をつける場面もあったものの、中国人民銀行が予想外に早く預金準備率の再引き上げを発表したことを受けて下げに転じた。
さらに、第4・四半期のユーロ圏GDP伸び率速報値の伸びが鈍化したことで一段安となった。
圏内最大の経済国ドイツの第4・四半期GDPが前期比横ばいとなったことがユーロ圏全体のGDP伸び率に影響した。
欧州連合(EU)によるギリシャ支援計画の詳細をめぐる警戒感や業績発表シーズンを控えていることもあり、銀行株の下げがきつくなった。
鉱山株は一時の上げから下げに転じた。中国の預金準備率引き上げで商品需要の見通しに不透明感が出た。
キャピタル・スプレッズのセールス部門代表アンガス・キャンベル氏は「リスク選好を後退させる材料が現在かなりある。中国のニュースは強気筋にとって確実に痛手だ。テクニカルやファンダメンタルズの側面からすると株式は現在若干買われ過ぎていたようだ」と述べた。
欧州株式市場は5日ぶりに反落。中国人民銀行(中央銀行)が予想外の預金準備率引き上げに踏み切ったことを受け、鉱山・銀行株が下落した。ただ、ディフェンシブ銘柄が買われ、相場を下支えた。
中国人民銀行(中央銀行)はこの日、預金準備率を0.5%ポイント引き上げると発表した。実施は25日付で、預金準備率の引き上げは今年になって2度目。前日発表された1月のインフレ率が予想外に低い数字となったことも、この日の預金準備率引き上げに対する意外感を高める形となった。
銀行株の下げが目立ち ギリシャの銀行株<.FTATBNK>は5%下落。同国の09年第4・四半期国内総生産(GDP)伸び率が前期比マイナス0.8%と、ロイターがまとめた市場予想のマイナス0.5%を超える落ち込みとなったことが圧迫した。
また、欧州連合(EU)筋は同日、来週行われるEU財務相会合では、ギリシャに対する具体的な支援策は決定されない見通しだと明らかにした。
中国の預金準備率引き上げが金属需要を圧迫するとの懸念から、鉱山株も売られた。
また、第4・四半期のユーロ圏GDP伸び率速報値が前期比プラス0.1%と伸びが鈍化したことも、センチメントを悪化させた。
ドイツの成長率が横ばいとなり、イタリアがマイナス成長となったことが響いた。
<ユーロ圏債券>
ギリシャ国債価格が下落。同国債と独連邦債の利回り格差は拡大した。
前日の欧州連合(EU)のギリシャ支援表明をめぐり、市場で失望感が広がった。
こうしたなか、中国人民銀行(中銀)は12日、予想外に早く預金準備率を再度引き上げ、引き締めペースを加速させた。同措置は独連邦債の下支えになったという。
10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は300ベーシスポイント(bp)で、前日の清算値時点から約25bp拡大した。
RBSの金利ストラテジスト、ハービンダー・サイアン氏は「EUの連帯責任とは何かについて市場の理解を得られるかが問われている」と述べた。
15日に開かれるユーロ圏の財務相会合でも、引き続きギリシャ支援について話し合われる見通し。
他の周辺国国債もギリシャ同様さえない動きとなり、ポルトガル、スペイン、アイルランドの国債と独連邦債の10年物利回り格差はいずれも拡大した。
ギリシャ国債のデフォルトに対する保証料は1000万ユーロ当たり35万7700ユーロ。前日清算値時点では35万3700ユーロだった。
1615GMT時点で、独連邦債先物3月限は40ティック高の123.55。
独連邦債10年物利回りは5.6bp低下の3.187%。独連邦債2年物利回りは6.9bp上昇の0.983%。
[東京 13日 ロイター]