斎藤茂太先生、去年の11月に亡くなってしまってたなんて。
もう10年も前のことですけど、会社内での上司との人間関係に悩んだことがあってその時先生の本を読んで勇気付けられたなあ。思わず会社帰りに書店で3冊まとめて買ってきました。
その一冊目がコレ。
以前とは会社も立場も違うけど(年も大分とったけどね)、「ホント忙しくてね」←これ私の口癖
先生はれっきとした精神科医の医者で「忙しい」は言い訳に過ぎないし、グズな人ほど言い訳がうまくなると言っています。
「いや、マジで忙しいんだって」なんて抵抗してみてもすぐグウの音も出なくなりますよ。
ひとつの例として、往々にして完璧主義者(こだわる人)は小心者なんです。他人の目を気にするあまり、失敗を極端に嫌う。結果満足できるまで先送りしてしまうために、いつもギリギリ、いつも忙しくなってしまう。←これズバリわたし
まあ、対して先生は失敗することがあってもいいじゃないか、満点をとらなくても80点で十分じゃないか、もっと余裕をもって生きなさいよ、とおっしゃるわけです。
具体的には
・意識を変える
・言葉を変える
・人を変える
・物を変える
・時間を変える
・目標を変える
と6つの切り口からやさしく処方してくれてます。
本当にこのやさしい文調は昔から変わらずで、先生の人柄が出てますね。
90歳まで生きられたそうで、それでもつい最近まで頻繁に出版されていましたからね、元気な方だなあと思ってましたけど。内容を見るとやっぱりたまに同じようなネタがあるんですね。まあ、そういった点では、先生自ら「あまりこだわらない」を地でいってたんでしょうね。
と、いうことでこの本は今後の私の時間管理に大いに役立ちそうです。主婦、学生の方にも有用だと思います。2,3時間で読めますので、気軽に読めますよ。