木枯し菊太郎ブログ

日本で森林が2番目の岩手に根を張り
森で働き、森を活かす事に時間を費やして
行きたいと想う者です。

28年経っても

2012年01月10日 | 山の道具の事
真冬の山林作業の寒さ対策
衣類は最近の肌着は保温性が良いのが沢山
古いスキーウエアーを着るので暖かい
チェーンソーはヒーターが付いているので暖かい
問題は足先が冷たいのです。
ゴム長靴は汗をかいた後がひんやりで
そこで皮製登山靴の出番が来ました。
春秋用登山靴で真冬に登ったら凍傷を負い
冬季登山用になけなしのお金で28年前に買いました。
今時、手に入らないビンテージ物です。

作ってみたよ

2012年01月03日 | 山の道具の事
昨年からログハウスみたいにログ組の練習を始めようと
スクライバーを買おうと思っていた。
その頃、東日本大震災が発生
正月はどこも行くあてないので時間がたっぷり
ホームセンターをじっくり歩いて部品を調達
コストもかなり考えて出来ました。
本物に比べたら耐久性や精度はイマイチだけど
直径30cm以内の丸太なら使えそう
まずは、これで練習でミニログハウスに挑戦

一年の垢落とし

2011年12月31日 | 山の道具の事
今年は正月からチェーンソーの出番が多かった。
豪雪による倒木そして大津波の住宅地・農園・海岸での流木処理
もちろん林業でも2台が常に稼動していたようです。
その分、故障や消耗も激しく機械屋さんに行く回数も多かった。
こんな年は無いと願いながらメンテナンスしてました。
かなりのゴミが付着、終わったら少し軽くなった気がする。

今年、1年間アッシのつまらぬブログにアクセスしていただきありがとうございます。
来年はなにを発信しようか?

チェーンソーアート優勝のカーバー来る

2011年10月15日 | 山の道具の事
我が町の産業祭りのイベントにチェーンソーアートのデモ
この方岩手県・岩泉で職業は林業されてる西間さん
今年、北海道で開催された「エゾ・カップ2011」で優勝されました。
ちなみに津波被害の流出丸太処理もされたそうです。
実演時間外でしたが、早速やって見せてくれました。

目立て中、話したら早速

丸太の準備

ラフカット

構えが決まってます

奥さんがサポートして燃料入れたり端材を片付けたり

こちらが前半の作品・チェーンソー6台も使うのです。

製材機蘇る

2011年02月20日 | 山の道具の事
作業小屋に眠っていた製材機を復元
動力は中古機械を探しまわりロビンのデイーゼルエンジン(レア物です)
平ベルトは製造が1社しかないらしい物を調達

しかし製材を動かすまで苦労が・・・
ベルトがやたら滑る 滑り止めを塗る事を思い出した
結局、5枚製材したら日没でしたが少し前に進んだので満足

伐木クサビ

2011年02月11日 | 山の道具の事

かなり削れてしまい食い込みも悪い
冬季は木が凍ってプラスチック製なので滑り戻されたり
風で木が揺れるだけ抜けたり

すべり止めに削ってみましたザラッした感じで滑らない事願う

明日から豪雪予想 
またしばらく山には入れないだろう

組み立てました

2011年02月05日 | 山の道具の事
私有林に行こうとしましたが、小雨であきらめて
製材機の組み立てができてなかったのでやってみた
マニュアルもないので現物合わせでなんとか
サビを取り塗装やグリスアップで使えるようになりましたが、
動力がないので試運転はいずれ・・・(平ベルト式なので捜すのが難しいかも)
これが動けば昔の移動製材が再現出来るぞー

樵and木挽き

2011年01月29日 | 山の道具の事

大昔の樵

戦前の樵

江戸時代の木挽き

現代でも手ノコで挽いている方がおられます

タイの木挽き まったく無防備

大ノコと窓ノコ(スリットが大きく空いているのはノコ屑が入り滑らかに挽くため)

木挽き職人はこれ一本で生計を立ていたのだから
武士の刀みたいに木挽きの命だったのでしょう

現代の樵

林業高性能機械により人が直接、木に触れなくなった。

ノコ刃の目立て

2011年01月28日 | 山の道具の事
今日は降雪のためお休みで、ちょうど雪で濡れた作業着や靴を
乾かしました、皮製登山靴は雪の斜面はふんばりが効いていいのですが
濡れると重くなるので乾燥がしないといけない
雪払い後はすることないので見つけた古い丸鋸刃の目立てをしました。
大きい分、刃数が多いのでアサリ直しまで2時間もかかりました。
今は耐久性がいいチップソーなので目立てをする職人もいません
昔は目立て屋という仕事があった思い出が・・・
真空管もってテレビ修理屋さんもありました。

見つけた!

2011年01月24日 | 山の道具の事
先々代が使ったという移動製材機のノコ刃を小屋の奥から発見しました。
製材台は刃が無かったので作業台に改造して使ってました。
バンドソーが普及してない時代はこれが製材機の主流だった。
目立ての練習も必要だ、しかも動力がないのでまた思案しないといけない

林業冬季対策

2010年12月15日 | 山の道具の事
今日は雪の為、作業休みで現場はもう10cmの積雪で明日も雪予報なので
明日も休みなんと5連休で正月みたい(稼ぎが減るよ~
備えあれば憂いなしで・・・
チェーンソーはハンドルヒーターの作動確認とアイシングキャップに変更
雪を吸い込みエアークリーナーの凍結防止にテープでプロテクト
作業中は体は温かいが手足は冷えるのでスキー手袋と靴下カバーが必需品
靴下カバーの代用にレジ袋か新聞紙も効果ありますが雪に濡らさない事
この足カバーはウェットスーツと同じ素材なので濡れても冷たくなりにくいです。
積雪期の山林作業は経験が少ないので自ずと慎重になる
木が凍るとチェーンソーやクサビも違う対応しないといけないと聞く
未知な季節が来ます。

木製ハイド板試作

2010年12月14日 | 山の道具の事
毎年の冬になると厄介な雪払い
そろそろ機械で除雪したいなあ
お隣さんはスイスイと除雪機で楽々そう
こちらは汗かきながら、腕と腰に応える
今シーズンは農耕機にハイド板を付けてと思い
農機具屋さんを尋ねたらオーダーメードなので
なんと10万円だそうです。
ならばと失敗覚悟で製材で失敗したスギで作る事にした。
どうせ失敗しても惜しくないしチェーンソーの練習にもなるし
強度を考え分割結合にしました。先端はクリの木で強くします。
欠けたらまた付け替えができるように工夫が必要みたい
雪が積もるまでに完成しないといけないな

久々のチェーンソー作業

2010年12月07日 | 山の道具の事
今年はチェーンソーの出番はないと思いましたが
年内期限の赤マツの間伐が他社から依頼が
雪のない事を願いますがスキー場は困りますね

アカマツはスギより手ごわい、上に多くの枝が張って
いてよく掛かります。
枯れたマツは空中で折れるので頭上に常に注意が必要


地駄曳き(馬搬)体験会が新聞に

2010年12月07日 | 山の道具の事
読売新聞・岩手版に掲載されました。
馬方の菊池盛冶さんのコメントをプラスしますと

「馬自身が危険なルートを感じて回避する
馬に着ける帯(ハーネス)は転落した時にはずし易いように工夫がなされている
万が一はずれない時のためにナタを必ず携帯して切るそうです。
馬に気遣いながらの仕事です
林道がない山林からの搬出の依頼が今でも
あるので馬搬は実用的伝統なので継承していただきたい」との事

馬による地駄曳き体験会

2010年12月05日 | 山の道具の事
NPO「遠野エコネット」主催の林業体験のデモストレーション
地球にやさしい林業を目指し活動しており、昔ながらの馬搬が森林環境
を守りCO2を出さない搬出方法を提案

丸太を曳くために道具をセット中

堂々した馬の風格11才のオス馬は体力、技量とも充実しているとのこと

坂も楽々行きます

人が歩くより早い、丸太を1トン近くも運べるそうです。
仕事に慣れた馬は指揮しなくても自分で判断して曳くそうで
一度往復するとコース記憶して所定の場所にピッタリ寄せました
大変、賢いです

女性が試しに挑戦、当たり前ですがびくともしません

男性5人で少し動き、8人でやっと1m移動しました。
馬の力には驚きました。