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退屈しないように シニアの暮らし

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さて何をしようか

今つらいと思うのは、良くやっていると言うことだ

2013-05-03 08:35:29 | 韓で遊ぶ

プロローグ

生きている人は
苦しい程すばらしい未来がある




人生は安全地帯だけに固執する時、発展が止まる。多少不都合で苦しくても挑戦する人が美しい。挑戦は個人が成長し、組織が発展するための必須過程だ。

ある日研究室に一通の手紙が届いた。熱射の国サウジアラビアで苦労して仕事をしている大企業の職員だった。監獄のような閉ざされた地に足を踏み入れた時、苦労の門が開かれたようでつらかったと言った。職員のすべてが苦難だと思っていた。本人もまた発令を受けた瞬間、本社の同僚に遅れをとったようで落胆したと言った。しかし彼はこのように言った。
「先生の著書でやっと決心することができました。毎日、一章を読んで、そしてまた読みました。もはや先生の本はすべて読んで、暗記するほどになりました。つらい時に最も大きな勇気をくれた先生のメッセージのおかげで上手く耐えています。先生が「苦難は結果でなく過程であるだけだ。今日の涙は明日の笑みの糧だ。」と話したように必ず笑みに変るでしょう。」
私は読者から「本を読んでたくさんの知識を得ました。たくさん学びました。たくさん悟りました。」という話を聞きたいとは思わない。私の本は誰かに知識を伝えたり、学ばせたり、悟らせるのが目的ではない。
今回は激励と慰めを通した挑戦を話したくて「今つらいならば、よくやっているということだ」という題目に決めた。この間、慰めと激励に対する本がたくさん出刊されたが、新しい観点から話を始めたかった。涙を我慢するなと言いたい。声を出してワンワン泣いた後にこそ挑戦が可能だ。痛い気持ちを抱いてこそ存在感が高くなる。

「今つらいならば、よくやっているということだ」を通して知識とか何かを学ぼうとか、悟りとかを得ようとしたら失望するかもしれない。しかし、「まさに、これだ。このようにしなければ」と、一つでも洞察力を得ることができたらいいと思う。勇気をもらって生きる意志が生じることを願う。ページをめくるごとに活気に満ちた気運を感じるだろう。疲れた肩に小さな羽根が生えることを願う。
夜食を傍らに原稿執筆に没頭するのは、誰かが私の本を人生の道標にして、こうやって生き抜くことを信じるところにやり甲斐があるのだ。講義も同じだと考えてきた。多くの人が新しい力を得て挑戦するようになり、喜びこの上ない。

みすぼらしい人生とは挑戦と試みを放棄し、日常を快楽主義として送る暮らしだと言いたい。努力したほどに成果が出なくて苦しむ青春さなかの人たちと職場人たちに、努力したほどに結果を得る秘訣を話そうと思う。何よりも2回目に生きる人生のように、品格ある人生を観照することを分け合いたい。人生の意味がより豊かになるだろう。

何かを成し遂げようとすることは苦しいか。計画通りに上手くいかないことは苦しいか。最善を尽くしても事が上手くいかずに座り込みたいのか。これ以上耐える力がなくて倒れそうなのか。持っている物がなくてつらいのか。試験の結果が望んだ通りでなくて悲しいのか。

皮肉にもそうならば、あなたは今よくやっているのだ。何も試すことをしないならば何も成すことはできない。試そうとするために苦しいのだ。苦しい程にやり甲斐が近くに来ているのだ。今、何かの理由でつらいならば、よくやっていると言うことだ。
死んだ人、死んだ組織、死んだ企業には苦しいことも挑戦もない。生きている人には苦しい程に輝かしい未来が待っている。

苦しい状況を楽しむ知恵を会得することを願う。この本があなたの人生に大きな道標となることを願いながら、執筆を終えさせてくれた神に栄光あれ。




作者 チョンオッピョ

2014,1,2 校正済み
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