きいこのビーチコーミング日記

南房総の海でのビーチコーミング日記。写真と収穫物の紹介。 
初心者の同定用にコレクションも紹介していきます。

ショックとうれしさが半分半分

2024年04月02日 | 今日のビーチコーミング

今日は、久しぶりに休日と天気がマッチング。 久しぶりに岩井に行ってきました。 最近のビーチコーミングは、思ったような打ち上げがなく、岩井も春休み時期は海岸も清掃されていてきれいになっているだろうし、学生たちも多いだろうから、あまり期待はできないので、春の海岸散歩という軽いノリで出かけてみました。

さて、海岸の状況は、貝ラインはありますが、やはり全体的に海岸はきれい。 学生の団体さんはいませんでしたが、人は普段よりもかなり多め。 とりあえず手前の浜に降りて、打ち上げられた乾燥した海藻をどかしたら、海藻についていたミゾガイが割れました。 別に気にもせずにそのどかした海藻の下を探しながら、ふとその海藻を見てみたら・・・・  割れたミゾガイが、なんとシボリミゾガイ!! ショックとうれしさが同時にきました。 これ以上破損をしないようにケースに移したけど、乾燥した海藻を雑に扱ってしまった自分に喝!!

でも、今日最初に拾った貝がシボリミゾガイだったわけだし(欠けたけど)もう、今日はこの後何も拾えなくても満足です! 

拾い始めてしばらくしたら、久しぶりに岩井の主のMさんと会いました。 以前は、岩井に行くとかなり高確率でお会いしていたのですが、ここのところタイミングがあわなかったのでしょうね。 しばらく談笑していたら、これまた本当に久しぶりのO先生ともお会いして、しばらく3人で話をしました。 やはり、今年になってからの貝の打ち上げはどこも少ないようです。 で、今日の岩井はどうですか? とすでに岩井を歩いていたお二人にお尋ねしたところ、それほど良くはなかったけど、ここ数日では良い方じゃないですか? キイコさんのような拾い方をしていたら、なにか面白い貝が見つかるかもしれませんよと言われたので、ちょっと期待大。 時間はたっぷりあるので、今日は夕暮れまでガッツリやろうと心に決めました。

最初にシボリミゾガイは拾えましたが、打ち上げはそこそこあるけど欲しい貝はなかなかという感じ。それに、ハズレでも1か所はお宝ポイントがあったりするのですが、それもない。 微小貝も今日はほとんど見当たらない。 ここに来ると必ずと言ってよいほど拾えるオダマキガイも見当たらず。 それでも、シボリミゾガイや久しぶりに会えた人たちのプラスのエキスをいただいていたおかげで、モチベーションは全く下がらず、ずっと楽しく浜を歩けました。 気が付いたらもう2時半。 お昼ご飯も食べずに夢中で拾っておりました。

コンビニで買ったおにぎりを食べながら、ちょっとお昼休憩

黄砂の影響なのか、空はぼんやり  天気は良いけどどんよりしています。 風が結構冷たくて、薄めのウインドブレーカだけだとちょっと寒い。 まあ、この間の小雨ビーチコーミングの時に比べれば全然暖かいですけどね。

ピンク系の貝も少なくて、ビンにためているので目についたら拾うようにはしていましたが、それほど多くは拾えませんでした。 そして、生貝も結構打ちあがっていて、チョウセンハマグリだろうと思われる貝は結構あったので、これ拾って潮汁とか作れるのか?と思ったのですが、いつ打ちあがったものなのかもわからないし、やはり怖いので持ち帰りはやめました。 あと、トクサバイの生貝もみつけましたが、手持ちがあるので海に投げました。 どうしても欲しい貝以外は、生貝は持ち帰らないようにしています。 あ、トクサバイは海に投げたけど、チョウセンハマグリはそのままスルーしちゃった・・・ なんか標本要因の貝と食要因の貝でちょっと差別心があったかも(笑) トクサバイの恩?なのか、その後、実入りですでに干からびているトクサバイを3個も見つけました。 生きていないものは普通に持ち帰ります。 

ふと海岸を見たら、にぎわっていたと思っていた海岸がシーーーンとなってました。 また、この後、結構人が増えますが、同じ海岸に6時間近くも居座る人は少ないのでしょうね。

そして、不思議な貝を拾いました。

これは、色のついたトミガイでしょうか? アマオブネの仲間かもしれないとも思ったのですが、なんとなくタマガイ科のようなきがします。 この前拾った、変わった模様のコグルマガイや、楽しそうなアオイガイに続いて、色のついたトミガイ。 最近は、珍しい貝は拾えないけどユニークな貝が拾えるような気がします。

太陽もだんだん落ちてきました。 でも、黄砂の影響かやはりどんより。 

5時のチャイムがなったのでそろそろ帰ろうと思い駐車場に戻ったら、相棒がいない!!!!!!

相棒とは・・・  えっと、ずっと使っている竹の切れ端です。 時には貝を探すときの棒になり、時には撮影の時の皿になる。 色のついたトミガイの撮影の時もしっかりと皿の役目をはたしてくれています。

慌てて、海岸に戻って探しに行きました。 たかが竹の切れ端、されど竹の切れ端。 結構長い間使っていたんですよ。 駐車場近くの砂浜で、テントを張ってキャンプをしている家族ずれがいたのですが、さっきまでしゃがんだり立ったりと海岸をうろついていたおばさんがまた戻ってきて、今度はうろうろと歩き回っているのを見て絶対に怪しいと思ったと思います(笑) 子供が無邪気に遊んでいたけど、呼び戻されていたのですよ。 いいにおいがしていたので食事ができたのかもしれないけど。 怪しいおばさんになりながらも必死で探したけど見つかりませんでした。 まあ、竹の切れ端ですからね、似たようなものも沢山落ちてますしね、自然に帰っちゃうとなかなか見つけにくい物なのですね。 薄暗くなってきてもいるし寒くなってきたのであきらめて帰りました。 

今日は、いろいろな面でショックとうれしさが半分半分のビーチコーミングでした。

 

この浜での収穫物 その1

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マクラガイ(一つはいただきもの)、オミナエシダカラ、ナツメモドキ(幼貝)、カバボシダカラ、ナツモモ、ウラウズ、トミガイ、ムクマンジュウ、キヌガサガイ、クロスジグルマ、ツツミガイ

 

この浜での収穫物 その2

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トクサバイ、ナガスズカケボラ、オウナタケ、シチクガイ、シロバリゴウナ、イトカケガイ科、ヒメゴウナ、オハグロシャジク、オオシイノミ、ネコガイ、シラタマガイ、不明貝(トウガタガイ科)、コナユキバネ、イソチドリ、コウダカアオガイ、陸貝2種

 

 

この浜での収穫物 その3

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チヂミイワホリガイ、ハザクラ、チイロメンガイ、ナデシコ、シボリミゾガイ、ゲンロクソデガイ、チョウセンハマグリ、オキナマツカゼ、タマキガイ、マダラチゴトリガイ、サギガイ

 

この浜での収穫物 その4

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ベニガイ、アケボノキヌタ、サギガイ、ニシムラザクラ、サクラガイ等

 

 

 

 

 

 

 

 

 



2 コメント

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Unknown (こは)
2024-04-17 10:03:07
こんにちは
いつも館山に行けるって本当に羨ましいです😊
シボリミゾガイ、半片すら持っていない私にはとても羨ましいです。
トミガイですが、ヘソのほうまでうっすら茶色いので、なんらかの成分が付着したように見えます。
沖縄ではオレンジ色に着色されてしまった貝は、いつも同じ浜辺で拾えていたので、砂の成分に含まれるものなのかな、と思っていました。ただ、同じ浜辺でも全部が着色されているということはなく、一部着色されていないものも拾えていました。
関東だと材木座で拾ったモモノハナのほとんどが黒く着色されていました。
ただそのトミガイはまだらに白い斑点のように見えますよね。そこだけきれいに着色されなかったのにはきっと理由があるのかと思うのですが、そのへんは私にはわかりません…。
素人の見解ですが、全くの見当違いだったらすみません💦
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Unknown (kiiko)
2024-04-17 19:04:11
こはさん、コメントありがとうございます。はじめましてかな? 最初の投稿も、「こは」で投稿されていますので、2番目の投稿は削除しますね。

トミガイですが、色付きのものを初めてみたので、これはトミガイなのかどうかもわかりませんでした。貝に詳しい方にお尋ねしたところ、酸化鉄などの色素沈着だと言われました。 オレンジ色に着色されている貝が拾える海岸も、砂に含まれている物質による色素沈着なのでしょうね。 色付きのトミガイは、どこかで着色されたものが流されて漂着したのだと思います。まばらの着色も、流される中で行われてきたのでしょうね。

シボリミゾガイは滅多に拾えませんから、運ですね。 館山の地元の海は気軽に行けるので、数打ちゃ当たるのかもしれません(笑)
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