心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

賀茂御祖神社(下鴨神社) (2) 京都とパリは霊的姉妹都市

2012年11月25日 | 京都の聖地

 京都パリの姉妹都市が結ばれてすでに半世紀が経ちました。京都は言うまでもなく日本を代表する芸術文化の都。かたやパリはヨーロッパを代表する芸術文化都市。しかし都市の成り立ちというか霊性が非常に似ているのです。

 パリはセーヌ川を都市の骨格とするのは京都の鴨川と同じですが、なにしろパリの発祥はセーヌ川の中州であるシテ島を中心に発展したといわれています。シテ島といえばかの有名なノートルダム寺院。キリスト教以前から先住民が母なる女神を祀ってきた聖地だといわれています。一方、京都では天皇家が都をこの地に移すまえから鴨氏がこの下鴨の地で神祭祀をしてきたと伝えられています。

 ノートルダムはフランス語で発音すればノストラダムス。かの有名な予言者ですね。ではノートルダムとは何か?実は聖母マリアのことです。

 一方、下鴨神社に伝わる伝説では、ある日、賀茂玉依姫(かもたまよりひめ)が瀬見の小川(下鴨神社の御手洗川の別称)で遊んでいたとき、丹塗りの矢が流れてきた。それを拾って床の間に飾っておくと御懐妊。生まれた御子が上賀茂神社の御祭神 加茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)。息子が成人を迎えるとき、玉依姫の父 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)(ヤタガラス)が孫のために日本全国の男子を集めて祝いの宴を設けた。そこで建角身命が孫の別雷命に「ここに全国の男が集まっているから、お前の父親を杯を向け示せ」と。孫の別雷命は天に杯を掲げ、天井を破って昇天してしまった。その後 母の玉衣姫は寂しさで泣き悲しんだが、ある夜、夢で息子が現れ「もし神山(こうやま)に榊をたてれば私は再び地上に降りてきます」と言った。その通りにすると別雷命は再び顕れたと。これが葵祭の元になっています。

 キリスト伝説の重要な構成要素は

・聖母マリアの処女懐妊   ・キリストの十字架による昇天  そして・キリストの再臨  の三つです。

 完全に鴨伝説と一致しているのは果たして偶然なのでしょうか?こういう伝説の同種性に関しては 人類学でとなえられる伝播説 深層心理からの人類普遍説と 大きく二つに分かれますが、やはり私は鴨氏は古代ユダヤだったのか、それとも違う民族ではあるが原始キリスト教を日本に持ち込んだ一族だと感じています。もしそうだとすると、下鴨神社には聖母マリアや原始キリスト教ではイエスの妻として崇められたマグダラのマリアも祀られていたのではないでしょうか。そして上賀茂神社にはもちろんキリストが。

 さらに、この下鴨の地にノートルダム女子大学や小学校があることもただの偶然に過ぎないのでしょうか。聖母を祀る京都から、はるか西の聖母の聖地パリを想ってみるのもなかなかいいものです。

上の写真は出町柳から見た下鴨神社の森 と シテ島のノートルダム寺院                                                                                                                                                                         

                                                                    貴舟 一之 (きふね かずゆき)

                                            毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。    

 

 

 

 


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