心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

2013と2022は要注意

2013年02月26日 | 未来予測

 

 

 20世紀における日本が関わった戦争や主な地震を年号順に挙げると

1914 第一次世界大戦勃発

1923 関東大震災

1932 上海事変 五一五事件

1941 太平洋戦争(第二次世界大戦)勃発

1950 朝鮮戦争勃発

1995 阪神淡路大震災

 

 年号だけ見ていると何ら関連性は見出せませんが、数霊術というのを使うとはっきりと見えてくるものがあります。数霊術とは全ての数字を一桁の数字まで還元させるのですが、たとえば1914は 1+9+1+4=15 15をさらに 1+5=6 というように最終的に一桁の数字にしてやります。

 

 そうすると、上に挙げた全ての年号は  となるのです。本年2013も  になります。これは九星気学(きゅうせいきがく)でいうところの五黄中宮(ごおうちゅうぐう)で、天災や動乱が起こりやすい年とされます。もちろんになる年は9年ごとに回ってくるので、何も大事件がない年もあるわけですが、最近の日本列島の地殻変動や地政学的なリスクを考えると今年は要注意となります。さらにいよいよ金の坐の時代へで書いたように2013~2033までは凶の金の坐。本年20132022は本当に注意が必要です。

 

 地震や火山噴火などの自然災害はもちろんのこと、やはり国際紛争やテロ、それに戦争にも警戒しなければと思います。日本が巻き込まれる大規模な戦争は本年より2022のほうが危険性大だと思っていますが、1932の上海事変のように、その時は小競り合いであったものが、結局第二次大戦の原因へと繋がった例もあります。また五一五事件は軍部によるテロですが、これも後の軍国主義のきっかけとなりました。どんなに最初大したことはないと思える紛争もこの数理の年に起こるものは注意を怠ってはなりません。

 

 本年は8月前後から特に警戒しています。皆で鎮守さんへの参拝や毎日の八方拝、十一方拝を通じて大難を小難に変えていきましょう

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。

 

 

 


講や御師の復活を!

2013年02月20日 | その他

 

 かつて江戸時代には伊勢神宮をはじめ全国の大きな神社は講(こう)御師(おし)といった神社外部の組織に支えられていたものでした。伊勢講とか諏訪講とかいって、地方にいる崇敬者達が、今でいうサークルのようなものを作り1年に一度くらい巡礼の旅に出るわけです。それをお世話するのが、神社の周辺に住む御師さん。今で言う旅行ガイド兼神社の御神徳(ごしんとく)を説いて全国を回る神社の宣伝役のようなものでしょうか。伊勢神宮が幕末には全日本人が知ることになったのも御師さんのお陰であったでしょう。また、御師さんが地方でを作ることを積極的に勧めて、今、全国に散らばる有名神社の分社なんかは、このが母体となって地元でも神様をお迎えしたいからと、創設されたものも結構あります。

 

 残念ながら、御師のシステムは明治に入って神道が国教化されるに当たり廃止され、もほとんどが解散の憂き目に会いました。そして戦後、信教の自由のもとに多くの新興宗教が設立されましたが、やはりこれなどはが果たしていた日常生活における緩やかな宗教活動にとってかわり、心の支えが希薄になった部分を埋める役割もあったことでしょう。

 

 ですが、この御師のシステムと新興宗教の決定的な違いは、その組織の在り方です。新興宗教の場合、一部例外を除いてほとんどが、教祖を中心としたピラミッド型の組織です。そこでは教祖の発言は絶対で役員も下部に行けばいくほど本部の意向に逆らうことができません。また他の宗教団体に信者が移行することを極端に嫌う、完全なクローズした組織体系なのです。

 

 それと比べると御師のシステムでは、御師さんの神様への解釈には、その人独自の考えを反映させる余地もあり、またの参加者も何種類も掛け持ちしても、いっこうに差し支えないわけです。

 

 本部中心の締め付けのきついピラミッド型組織緩やかなネットワークによるオープンな組織。二つを見比べると時代はどちらに向かっているか一目瞭然です。今や企業においても前者のような組織は完全に機能不全に陥りつつあり、今多くの旧態然とした大会社が崩壊しつつありますね。現代のようにネット社会に移行するということはテクノロジーだけでなく人々の考え方や行動パターンもネットワーク型になっていくのです。そういう点で、今、選挙のときに大々的に活動しているような締め付け型の宗教組織は、今後、恐竜のように滅んでいく運命にあります。まああと20年はかかるので、時代の反動でそういう団体が前面に出てくるようなこともあるかもしれませんが、大きな時代の流れには逆らえないものです。

 

 21世紀に日本人が豊かな精神性をとりもどすためにも、この御師のシステムの復活は必要でしょう。もちろん装いも新たに出てくるかもしれません。臨床心理学を導入して巡礼の旅に癒しの要素を取り入れたり、宿泊施設とのタイアップで町おこしと組み合わせたり。SNSでを組織したり。いずれにせよ、江戸時代に日本人はかなり先進的なシステムを構築しており、これをリニューアルすればいいわけです。緩やかな宗教性、これこそが日本人の特性なんだと思います。

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。

 


御神木を枯らすと

2013年02月07日 | その他

 

 最近TVでも報道されていますが、四国などで神社の御神木をわざと枯らして買い取る業者があるようですが、本当に哀れな輩で、その後どのような人生が待ち構えているか解っていないのでしょう。御神木にそのような行為をした連中に待っているのは倒産のみならず、命も取られることになるとは、後から悟ることでしょう。ただ可哀想なのはその家族で、たとえ何も知らなくても神罰が及んできます。このあたりは現代の法律からすると、理不尽なようですが、目に見えない世界の法則は古来から一貫して一族全体で責任をとらされるものです。

 

 昔なら、地域の古老がかつてあった罰当たりの話を伝えていたもので、人は畏敬の念を自然と持ったものでした。業者の連中は神なんか存在しないと思って行為に及んだのでしょうが、最悪の形で神の存在を知ることとなるでしょう。

 

 京都の新しいマンションやビルの一角によくお地蔵さんがあるのを見かけます。最近ではコンビニや、はたまたラブホテルの一角にまでありますが、これは建設予定地にもともと祠があったからで、うっかり退かすと災いが及ぶことを、地主さんも建築業者さんも経験から良く知っているので、また丁重にお祭し直すのです。

 

 バブル景気に日本中が湧いた頃、よく悪徳不動産業者が神社の神主さんに働きかけて、騙して境内地の一部を売りはらったり自分の名義に替えたりという事件が、京都でも少なからずありました。まあ、騙される神主さんも悪いのですが、一般に神主さんは世間知らずの方も多く、業者に夜の接待なんかを受けるとついつい気を許してしまったのでしょう。京都は、わりと狭い社会なので、噂でどの業者がやったかも、すぐ耳に入るのですが、でも不思議なほどそういう業者は全て倒産、それだけでなく当人の突然の事故死や重病、家族にも変死が相次ぐなど、神罰ははっきりと他人にもわかるほどでした。まあ、こうなると「神何するものぞ」と強気だった業者も藁をもつかむ思いで霊能者のところに走ったりするのですが、もちろん効果あるどころか、食い物にされて終わりです。まさに自業自得とはこのことでしょう。

 

 神社に関してこれほどまでに、神罰が強いのは、それほど神社という場所が、どんなに寂れている神社も、聖地として非常に重要だからなのでしょう。地域の運命はもちろん、個々の神社の集合体が日本の運命を司っているわけです。ですから四国なんかで御神木を枯らしている業者は、日本全体の国運を低下させていることになります。古い御神木は樹齢数百年とかになるでしょうから、本人はもちろん、子孫の三代先いや七代先まで影響が及ぶでしょう。改心されて、残りの人生は枯らした神社は勿論のこと各地の神社に植林をされるべきです。

 

 神罰があるということは、逆もしかりで、神社のためにいろいろお世話することは、これはもうお陰がたくさんあるわけです。京都にたくさん神社があっても経営が楽なのは全国的に有名な大きな神社だけです。小さい神社は神主さんが平日は会社員とかされながら御奉仕していらっしゃるのですが、どこも経営は大変です。亡き父の話になりますが、父は生前こういう小さな神社二社ばかり経営が成り立つよういろいろお世話をしていました。小さいながらも父の会社はオイルショック、バブル崩壊も、数々の助けがあり無事に乗り越えてきました。やはりお陰があったと考えざるを得ないのです。

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。


ヤマトクシロ(大和結界)

2013年01月19日 | 未来予測

 倭姫(やまとひめ)天照大神の御魂を奉つり、奈良の三輪山から近畿各地を巡られ最終的に伊勢の地に落ち着かれました。この倭姫が巡られた伝承地は東は岐阜や愛知、西は岡山、北は日本海の丹波、南は和歌山と近畿一円をぐるりと囲んでいます。でもなぜ倭姫がこんなに移動したのか?太陽をシンボルとするアマテラスオホミカミを祀るのであれば、三輪山からみて東や東南が太陽の聖地として最もふさわしく、わざわざ北や西に行く必要などなく、初めから伊勢に行くのが合理的だと思われるのです。それでもしかしたら倭姫は大神の御魂を移動させながら結界を張ったのではないかと推測されているわけです。実際にそういう意図があって巡られたのか、それとも御神意のままに動かれただけなのか、それは解りませんが結果として天照大神による結界が張られたわけです。これを元伊勢結界といいますが、天皇家はこの結界の中にいる限りは安全だったといわれています。

 

 実は近畿には非常に多くの結界が張られており、何世代にもわたって複数の宗教家や陰陽師が奈良や京都の御所を中心として構築していったようです。空海さんや安倍清明さん。でも以外と見落としがちなのが西国の三十三観音巡り。日本で最初に作られた観音巡りで有名ですね。結界というとなんだか秘密裏にというイメージですが、こんなに表に出ていても、というか出ているからこそ結界が生きてくるのです。この西国三十三観音巡りを実質的に開かれたのが平安時代の花山法皇。今も法皇の巡礼に習って多くの善男善女が祈りの旅にでていますが、人々が多くお参りされればされるほど、この三十三箇寺を繋ぐ結界が活き活きとしてくるわけです。そして不思議なことに倭姫の元伊勢結界西国三十三観音を重ね合わせるとやはり奈良、京都を中心にぐるり周りを取り囲んでいます。

 

 いわば、元伊勢結界を陽とすると三十三観音は陰。陰陽二元で近畿に結界が張られているわけです。そして私が思うにこれらのさらに基礎になっているのが近畿十字形。北は東大寺お水取りで有名な鵜の瀬。南は太平洋に突き出る串本。これが水のライン。東西ラインは伊勢と淡路島のイザナギ神宮。これが火のライン。東西南北の交点が三輪山近畿十字形の上に元伊勢結界西国三十三観音。三つを合せて私はヤマトクシロ(大和結界)と呼んでいます。

 

 伯家神道の予言に天皇が祝神事(はふりしんじ)を受けないと100年後に滅びるという話がよくネットとかに出回ってますが、どうもこれは単なるデマらしく、伯家の伝統を受け継ぐ方に聞いても、そんな話はないといわれます。それよりもこのヤマトクシロから天皇家が外に出たことが問題で、日本人の霊性、精神性も天皇家が東京に移ってから、どんどん劣化しているわけです。日本の立て直しに天皇家のヤマトクシロへのお還りは必須の条件だと思っています。この10年間に動きが出てくることでしょう。

 

毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。

 


傍系先祖の大切さ

2013年01月12日 | 家庭祭祀

 先祖を大切にされている家でも、意外と盲点なのが傍系(ぼうけい)の御先祖様の事です。母方や祖母方の先祖のことで特に母方の先祖の影響力は非常に強いものです。父親がだらしなくても、しっかりものの母親のお陰でもっている家は案外多いものです。また俗に言うアゲマ○なんかも女性の力によって男性が出世するわけですが、その女性の努力は勿論ですが、背後から女性の生家の御先祖様がバックアップされているものです。直系先祖が陽とすると傍系は陰

 

 先祖の事を良く研究されている人の中には、母方の先祖の影響力が60%以上だと言う方もいます。まあパーセンテージははっきりわかりませんが、私も経験から、母方や祖母方からの影響や守護が強くあるのは間違いありません。

 

 八方拝を考案された京都の安倍禎三郎先生も傍系先祖の重要性を常に説いていらっしゃったらしく、長男には直系先祖、次男や女の子には傍系先祖の影響が出やすいとされています。特に日本では男系社会で父親と長男が中心で、次男以下の子や女子がないがしろにされてきた歴史が長く、この点が日本国の弱点だと指摘されていました。先生は生前に傍系供養を国民運動にまで盛り上げようと努力なさっていらっしゃって、現在でも先生の意志を継いで11月3日文化の日に京都の大徳寺において傍系先祖法要の儀式が約半世紀の間、毎年続けられています。

 

 傍系の中でも影響力のもっとも強いのは母方ですが、次に父方と母方それぞれの祖母の里の先祖となるわけです。私は御先祖3本柱と呼んでいますが、 

 未婚の場合直系、母方、そして父方の祖母の里で3本、 

 結婚したら直系、母方、妻の里  

 嫁入りの場合相手の直系、自分の里、自分の母方の里 

が重要であると感じています。

 

 傍系のお墓が近くにあればいいのですが、離れている場合でも、1年に1度はお参りしたいものです。また特殊な場合をのぞいてお仏壇は直系のものしか置いてはいけないので、なんとか感謝を挙げたいですが、直系の御先祖の仏壇に向かって傍系先祖の名前を唱えられている方がいらっしゃいますが、これはいかがなものでしょう?先祖といってもやはり別々の家ですし、御先祖にとっては常に親戚が出入りしている形で落ち着かないのではないでしょうか。八方拝十一方拝の際に傍系先祖の墓のある方位で感謝の意を唱えられるのが一番だと思います。

 

 毎日、八方拝十一方拝を行いましょう。