心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

八方拝とは

2012年11月05日 | 四方拝・八方拝・十一方拝

 八方拝とは、四方拝をベースにすべての方位を拝む形に変えたものです。昭和初期に京都の安倍禎三郎先生が考案されました。

 「太陽のコースに沿って、東南の方より南・南西・西・西北・北・東北・東という順に二拍手一礼二拍手の形式で、天地の万物一切にお礼とお詫びと祈願の心をこめて拝し、最後にご先祖の墓所の方を拝しましょう。」とあります。

 風水でも八卦というのがありますが、八方位は全ての方位を含みますし、また日本では古来、八という数字を非常に力のある数と捉えてきました。京都の吉田神社に大元宮という日本全国全ての神々をまつる社がありますが、ここは非常に珍しい八角形の建物です。

 戦前に安倍先生の教えを受けた人の中には、海外の激戦地から生還された方々も多く、この八方拝を日々続けていたお陰で九死に一生を得たと感謝されていたそうです。毎日続けていくことで、本当に運が好転してきますし、また先祖や自分の因縁浄化にも強力に作用するようです。

 東南から始めるのは、この方位が最も太陽が勢いが強いとされるからです。南が一番強いように一般では考えられるかもしれませんが、南は太陽が昇りきってこれからは下りしかない頂点ので、ちょうどその手前が一番エネルギーが強いと考える訳です。人間でも功なり名をとげた人よりも、一番を目指して努力している人の方がエネルギーを感じますよね。

 ただ、安倍先生のやり方では、北辰(北極星、北斗七星)が欠けています。そこで、お勧めするのが、まず北に向かい北辰を拝んでから東南から順に拝んでいけばいいのではないでしょうか。その八方位のなかで、ご自分の家から見て伊勢神宮の方角と鎮守さんの鎮座する方角のときに、それぞれ伊勢と鎮守さんへの感謝の意を述べられるとさらに良いと思います。

 毎朝、太陽を拝んでから八方拝で始まる一日はとても清々しいものです。

                                                                 貴舟 一之 (きふね かずゆき)



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