心の御柱(こころのみはしら)

毎日、八方拝を行い、光の柱を建てましょう。

十一方拝

2012年11月06日 | 四方拝・八方拝・十一方拝

十一方拝は3年前位にインスピレーションを受けて自分が始めたやりかたです。それまでずっと八方拝を毎日おこなってきましたが、白山のふもとの白峰にある白山本地堂の十一面観音と出会ってから思いつきました。ちなみにその十一面観音は廃仏棄釈の際に白山山頂にお祀りしてあったのを降ろしてきた仏様です。

明治維新前に天皇がなさっていた四方拝では、天と地も拝んでいられました。さらにそこに古神道である白川(伯家)神道の行法である自霊拝(自神拝)をつけ加え完成させました。八方拝+天+地+自霊拝で十一方拝となります。十一面観音もそうですが、十一という数はもう一段上の次元の完成を表しており、自分ではこの十一方拝をかなり気にいっています。

さて、明治以前の四方拝の天の拝み方は北を天とみなし、北西を地とみなし拝んでいました。ただ私の場合は動作を単純にするために、太陽のもっとも勢いの強い東南(辰巳)を向いて天地を拝します。

自霊拝(自神拝)は自らをアマテラスオホミカミの分け御魂として鏡に映して自らの姿を拝しますが、ここでは胸のあたり、ヨーガでいうアナハタチャクラのあたりを意識して拝します。

順としては、まず北を向き北辰を拝し、次に八方拝(東南ー南ー南西ー西ー北西ー北ー東北ー東)を行い、こんどは東南を向き両手合掌を天に向け天を讃え、続けて地に向け地に感謝、そして最後に胸の前で合掌して、内なるアマテラスオホミカミを讃えます。

十一方拝によって北極星の祭祀からはじまり、全方位と天地全ての神々を拝み、最後に自分の魂を讃えることで1セットです。また北極星は神道では天之御中主(あめのみなかぬし)ともされており、最後に自分の内なるアマテラスオホミカミを讃えることで、古神道の秘儀である天之御中主とアマテラスの祭儀にも通ずるものがあると思っています。

                                                                        貴船 一之 (きふね かずゆき)



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