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 未成年の飲酒・喫煙は確かに褒められたことではないし(一人前になって自分で稼いだ金でやれ、という気持ちもあるかな)、卒業した3年生の連帯責任を取らされる下級生の気持ちを思うと切ないものがあるのも事実。個人的にはエースの田中君を見られないのも残念。
 でもそれ以上にやりきれない気持ちがするのは何なのだろう。
 例えば一般の高校生が同じようなことをして補導される。「ふ~ん」で済んでしまいそうな気がする。ということは、駒苫の野球部員だったということが特別な意味を持つ、ということか。その彼らが、小金を出し合って居酒屋なんぞで飲酒・喫煙して気勢をあげていた、ということに失望した、ということか。
 資本主義は世の中のあらゆるものを貨幣価値に置き換え、金で掬い取ろうとする。子どもの遊びすら「マーケット」になる時代だ。たいがいの事は金を出せば解決できる。だから「金で買えないものはない」などとのたまう御仁が出る。しかし、やはりお金で買えないもの、貨幣価値に置換できないものは厳然とあるのではないだろうか。
 例えば彼らが夏の甲子園で放った輝き。おおげさでなく、そのことにどれほど道民が元気づけられたことか。その彼らが居酒屋かい!ってこと? これがやりきれなさの理由かな。・・・少しずれてるような(^^;)
 何も彼らに聖人君子たれ、と思ってるわけじゃない。だけど、夏の甲子園2連覇したチームにいたにしては、安いぞ、と。そうだ、安い。
 逆にその程度のメンタリティで優勝できてしまうものなんだろうか、甲子園は。などと毒づいてみたくもなる。
 高校生の過失にそう目くじら立てなさんな、との声も聞こえてきそうだが、去年の夏にも背筋を正さなくちゃいけない不祥事があったはず。何も学習しとらん。
 自分の尊敬するスポーツジャーナリスト、後藤新弥氏はこの事件をどのように読み解くだろうか。

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