最近、リアルで重いヒーロー物やアメリカドラマのクライム・サスペンスもの(クリミナル・マインド、面白い!)を立て続けに見ているので、口直しに軽いものをということでチョイス。
ムショーに「ケンタッキーフライドチキン」が食べたくなることがある(^^; ありません? 月に1回くらい。
で、マシュー・マコノヒー、ヒュー・グラント、ドリュー・バリモアあたりの出ている映画をムショーに見たくなることがある。半年に1回くらい(^^)
マシュー演じる35歳のトリップは、両親と同居しているダメ男(?)。恋人を部屋に連れ込むのはいいが、そこへ父親が顔を出し、彼女はカンカンに怒って帰っていく、の繰り返し。実は、両親はトリップに早く自活してほしいのだ。
そこで両親が契約したのは、「パラサイト息子を独立させる」プロのポーラ(サラ・ジェシカ・パーカー)。
最初はビジネスと割り切っていたポーラだが、トリップとヨットで海へ出たあたりから本気モードに・・・
話としてはありそう。しかし、味付けがうまい。
トリップに生意気な口を利く黒人の甥がいるのだが、実はかつての婚約者の連れ子。結婚前に彼女を失ってしまったというつらい過去のせいでなかなか結婚に踏み切れない。この事実を知ると、この二人の会話もなかなか味わいがある。
また、二人の悪友がいて、しょっちゅう馬鹿騒ぎして遊ぶが、彼らは彼らなりにきちんと身の振り方を考えており、見かけどおりの軽い連中ではない。
そして、ラスト。強情なトリップとポーラの行く末を案じた悪友たちは、一計を案じて彼らを結婚させようとする。そして、その一部始終をWebカメラで覗き見し、果てはカフェの大型ビジョンにその映像を投影し、店員や店の客とわいわい応援するというアメリカらしいノリ(^^; 好きだなぁ。
ハッピーエンドが見えていても、その過程を楽しめる人にはオススメ。
| |