絵的にはすばらしく、カメラを持って自分も撮りたいシーンが盛りだくさん!まるで名画のようで、ため息の出るようなカットには魅了された。
が、プロットがイマイチかな。訴えかけてくるテーマも見えないし、散文的に共感できる部分もほとんどなし。皆、そこそこに善人で自分の役割を全うしようとする。小市民を描いてどうする。(少女を手にかけようとしたパトロンも、当時の感覚では「悪人」までいかないだろう)
芸術家の制作に対する執着とはこの程度なのか?(ゴッホを見よ!)そう思いたくない。かれらは「Gifted」、つまり天から才能を与えられた存在。その分「欠落」も多いのだが・・・。
悪くない作品だと思う。が、以前見た『フリーダ』との落差にちょっとがっかり。
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コリン・ファースが好きで、期待していましたが残念でした
それで言うと、本で紹介している『大聖堂』はオススメです!
これ映画になったら絶対見ます(^^)