時々テレビでも拝見するが、自分の好きな言論人のひとり。
で、その天野さんが朝日の朝刊(12/22)「CM天気図」冒頭でこう発言していた。
「来年の流行語大賞は、もう決まったようなものだ。アネハする。そう、手抜きするという意味である。」
ハハハッと一笑したあと、待てよ、と思った。
姉歯元建築士は、それこそ強度を偽装するのに、通常の業務よりもよほどしんどい思いをして鉄筋を減らし、柱を細くしたのではないか・・・つまり「手抜き」の逆、悪い方へ余計に「手をかけた」のではなかったか。
人情の機微に通じ、言葉を巧みに操る天野さんらしからぬ失言だ。なぜ?と思ったら、コラムの結び、「・・・これこそ手抜きの許されない政治のモンダイだが・・・」とあって、ちゃんとオチに結びついている。なあんだ、これが言いたいがための枕だったのね(^^;)。
でも、週一ペースでのネタ探しや年末進行でいっぱいいっぱいかとは思うが、こんな粗雑な論の運びは今回だけにしてほしい。ね、天野さん。
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