Image、雑文を公開中。
Images In



 アメリカのシカゴ市議会で、フォアグラの販売を禁止する条例案を米国で初めて可決したという。
 フォアグラは世界三大珍味とされる食材の一つで、「ガチョウやアヒルに強制的に飼料を食べさせて肝臓(=フォアグラ)を肥大させる方法が残酷」だいう話は以前から出ていた。確かに、ろうと状の器具を無理やりくちばしに突っ込んで餌を食わせる光景は残酷かも。
 では、これは?→ロイターの記事
 リンクが切れると意味不明となるので、一部抜粋しておく。

氷に活ロブスター載せる展示は虐待、伊で飲食店に罰金処分

[ローマ 27日 ロイター] 生きたロブスターを氷の上に載せて、客の前でディスプレーしていたイタリア北東部のビチェンツァにあるレストランに動物虐待禁止条例に違反しているとして、688ユーロ(約9万8500円)の罰金を科す判決が下された。
 裁判所はレストランのディスプレーはロブスターをゆっくり窒息させるもので、1つの虐待行為であると判断。通常ペットに対する飼い主の虐待行為が対象となる動物虐待禁止条例を食用のロブスターにも適用し、レストランに対し罰金支払いを命じた。

 イタリアの記事は悪い冗談にしか聞こえないんだが(^^;)。(ちなみにフォアグラの記事、朝日は見出しで「フォアグラ売っちゃいかんぞう」とちゃかしていた。その程度のネタと踏んでいるわけだ。)
 これがダメなら白魚やクルマエビの「踊り食い」なんてまずダメだろうし、生きのいい毛ガニを沸騰している鍋に放り込んで茹でるのも虐待だ、などと酒の肴にバカ話をしてるうちはいい。問題は、「この問題をまじめに考えた時、ボーダーはどのあたり?」ということだ。
 例えば、今、「ダイエットにいい!」とずれたブレイクをしているジンギスカンだが、柔らかくて臭みがないということでラム肉は大人気。ラムってのは子羊だが、肥育期間は短いもので生後4ヶ月、長いものでも生後10ヶ月程度だそうだ。これは残酷じゃない?

 だから、肉食をやめましょうというのは分り安すぎるし、幼児的な発想だと思う。じゃあ、植物は悲鳴をあげないからいくら食べても平気? 食べてもらって喜んでる? そうは思えない。
 簡単に結論が出るような話題じゃないが、「食べる」という人間が生物として持っている残酷さと向き合い続けていくしかないんじゃないか。
 食べ物に感謝の気持ちを持ち、食べ残しをしないことが一番じゃないかな。あ、その結果の肥満には責任持てませんけど(^^;)

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『希望の国の... 『スウィング... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。