ジョン・トラボルタが敵の悪役宇宙人サイクロ人に扮するSFアクション。
このサイクロ人というのが、宇宙の支配者であり、地球からありったけの金(きん)を持ち出そうとしている。その後、用済みになった地球は破壊するとか。宇宙スケールのセコイ話(^^; そしてセコサ極まるのがトラボルタ扮するサイクロ人司令官。なんと違法に人間に金採掘をさせ、それをちょろまかしてしまう腹づもり。ストーリー重視の人にはちょっと許せない展開か。
自分が楽しめたのは2点。
ひとつは人間側のリーダー、ジョニーが将来的な人類の勝利を考えて短気に走らず、屈辱的な条件をのみながらも用意周到にレジスタンスの準備を進めていくところ。血気にはやるおバカヒーローが多い中、冷静な判断に座布団一枚!
反撃の力を蓄えていく様子を見るのは、カタルシスへ向けての大切なステップだからね。
もうひとつは、サイクロ人を見て、「サイヤ人(特にべジータ)ってこんな感じ?」と、現在ハリウッドで撮影が進むドラゴンボールとダブらせて見たところか(^^; なんだかんだ言っても、向こうの小道具なんかの造形はすごい。そこまで凝るか、みたいな。日本では一時期の円谷プロがそうだった。
後味も悪くないので、見てもいいかな、という1本。
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