私の町 吉備津

私の町 吉備津

吉備那流伊慕塢 阿比瀰莵流慕能

2015-05-01 13:03:50 | 古代吉備国
これを“キビナルイモヲアヒミツルモノ"と読ませております。

 「吉備の兄媛と何時までも何時までも一緒にいられると思ったのに」という意味だそうです。

 此の歌全体の意味は

 「淡路島と小豆島は二つ並んでいる。私が立ち寄りたいと思う島は皆二つならんでいるのに、私は今一人になってしまった。誰があの兄媛を遠くへいかせて、私からと遠ざけてしまったのでしょうか。折角仲よくしていたものを」

 だと思います。
 間違っていたら教えてくださいね。

 まあ、何と心細さそうに歌った詩でしょうか。あの絶大な権力を掌握していた応神天皇の歌なのです。