K-hiro's essay

設計士K-hiroのひとりごと

木製建具仕様

2008-06-29 22:55:19 | Weblog
住宅の内部の扉や戸は木製で作られています。
規格の工業生産品や建具職人が1つずつ作るものが
あります。

私は規格のものより職人が作るものをよく採用します。

規格品は精度も良くまとまっていますし、価格的にも
手頃なものがありますが、室内空間にマッチしにくい
のが原因です。

職人に作ってもらうと言うことは、設計者が考えている
室内空間にマッチされたものを作ってもらうことができる
からです。また、入居後「住まい人」が自分の好みに会わ
せてペンキなどで塗り替えをすることでイメージチェンジ
を容易にすることも可能です。

職人に作ってもらう場合気をつけなくてはいけないのは、
その職人の腕はもちろんのこと設計者の意図を十分理解
して作ってもらえるかによります。
設計図書だけで作成されてしまうとミスが起きることが
あります。なので、現場で職人と入念な打ち合わせは
とても大事になってきます。

どちらの建具仕様を選択するにせよその住宅のイメージに
即した建具を選択することが大切です。