あの東日本大震災より2年がたつ。
この2年間さまざまな報道やテレビ番組で東北の復興がすすんでいないのことが
遠くに暮らしている私でも感じられてくる。
特に福島第一原発の放射能汚染は全く復興どころか湧き出る汚染水の処理や
高レベル放射能で近ずくことさえできない格納庫もあるという。
3年前の2月にたまたま本屋でビジネス雑誌を購入したが、その巻末のグラビア特集が
福島第一原発だった。
青い空と青い太平洋をバックに水色の原子炉格納庫が4基並んでいる写真は
すがすがしささえかんじられる。
そして記事では温室効果ガス削減の最有力のクリーンエネルギー、低炭素社会
の大本命とたたえられ、安全性では79年スリーマイル島事故、86年のチェルノ
ブイリ事故の教訓を生かしている。過剰と思えるほどの厳重なセキュリティー
チェック、安全安定運転に対策にすさまじい手間暇をかけているとまさに美辞
麗句がならんでいる。これらの記事は確かに事実ではあると思うが、やはり今
早急の解決と復興を願うばかりである。