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同窓会だより

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神戸(ゴウド)のイチョウ    〜 奈須野昭夫 (写真撮影:坂田健太郎) 〜 

2020-05-15 17:33:26 | 巨樹
 所 在 地  :長野県飯山市瑞穂字銀杏木3115
 アクセス :長野電鉄木島駅から野沢温泉行きバスで15分、神戸下車、徒歩5分
 樹の詳細:樹高36m、幹回り13m、雄株、樹齢不明
       長野県指定天然記念物(昭和37年指定)



樹幹に乳房状の気根が大小多数垂れ、この木に祈願すれば乳が出るとの伝説があります。絵馬や木造の素朴な人形を供えて願をかける習俗が残っています。
鎌倉時代に、遠江の秋葉三尺坊という人がこの地に来て植えたものが育ったと言われています。秋葉三尺坊が銀杏を植えて以来、この地には火災が無いと伝えられています。樹下に三宝荒神が祀られています。



この木は雄株であるにもかかわらず、毎年1個の実がなり、その実を拾ったものは、金運が良いとも伝えられています。


銀杏の生えて居る場所は南斜面の山麓で、西南方十数キロまで見渡すことが出き、古来近隣の里人は、この木の「黄葉」や「落葉」のようすにより、その年の積雪具合を占ってきたと言われています。「雪例樹(ユキダメシキ)」とも呼ばれる由縁です。