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同窓会だより

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十二月五日に放映予定の、NHK「世界は、ほしいモノに、あふれてる」について 〜 大林 浩 〜

2019-11-06 12:39:58 | 紹介
関学中一のブロッグをご覧になっておられる皆様、アメリカにいる私が、日本での放送、しかも十二月と、先のものについて知っているなどと、不思議に思われることでしょうが、是非皆さんに見て頂きたいと、事情をここに纏めました。

アメリカのこの地方では二つの日本のチャンネルが流されています。一つはNHKが外国向けに組んだ番組で、アメリカでは勿論英語で流されています。従って日本の日々のニュースは同時にキャッチできます。(但し昼と夜が逆さまですが。)もう一つはこちらのJAPAN TVというチャンネルで、毎日24時間日本語で流されており、内容の殆どはNHKのものですが、朝日やフジテレビなど他局の目ぼしいものも組み入れています。そういうわけで、日本の放送は殆ど生で見ることができます。NHKの「この世は、ほしいモノに、あふれてる」という番組は以前から放映されていることは知っていましたが、私自身があまり興味がなかったので、見ておりませんでした。

ところが、去る九月上旬、私の娘婿ダン君が経営するニューヨークのチェイン店にNHKから連絡があり、その番組に取り上げたいから、取材チームを送るというのです。それで一体どんな番組なのかと、一度見てみました。その時は日本のチョコレート専門店の人をつれて、フランス各地のチョコレート専門店を訪ねて歩くという話でした。何でも、東京の下北沢にベーグル店があり、そこは、アメリカン・ベーグルと和ベーグルとを扱っているということで、それでは本場のアメリカへ、ということらしいです。プログラム・ディレクターが、その下北沢の店主の方をつれ、カメラマンや通訳などの取材チームで、9月16日にやってくるということでした。勿論私自身は家内の介護で、家を離れられませんが、娘が、その通訳が正しく訳しているかどうか、現場で観察をしてくるといって出かけ、私に事後報告をしてくれました。ニューヨークには外にもベーグル専門店がありますから、それらを廻って取材したのでしょうが、ダン君の店「Zucker’s」は最後で、相当時間を掛けた様子です。それだけではなく、その取材の翌日、下北沢の方は日本へ帰られたそうですが、取材チームはもう一度ダン君と話がしたいと、残って翌日も取材に来たそうです。

日本での放映が12月5日と、始めに申し上げたのは、その取材のディレクターが、これから帰って編集に取り掛り、日本での放映は12月5日ですと、言われたことにもとづいてのことです。マクドナルドやバーガー・キングなどのファスト・フッドとちがって、Zucker’sは格が上の店で、店頭だけでなく、ケータリングも手広くやっており、マンハッタンに多くある会社のオフィスや、法律事務所など、またテレビ局などとも取引して手広くやっているようです。こちらのテレビのFood Channelなどにも、Zucker’sは何度もとり上げられています。こちらのテレビにRachel Ray Showという午前中の人気番組がありますが、一度はZucker’sに乗り込んできて、その日のバラエティーショウをしました。Zucker’s はチェーン店で、マンハッタンに支店が幾つもあります。四、五年前、五十嵐恵さん御夫妻が旅行でニューヨークに来られ、レキシントン・アベニューのホテルに泊まっておられた時に、出向いてお目にかかりましたが、その時、同じレキシントン・アベニューを数ブロック下がった所にある、Zucker’sにお連れしました。今回の取材には、それよりもう少し新しく広い店の方にご案内したといっておりました。

私の娘が、取材に立ち会って、通訳の人がダン君との会話を正しく伝えているか、どうかを確かめると言っておりましたが、アメリカ生まれ、アメリカ育ちでも、娘の日本語は確かです。ニューヨークで弁護士をして働き、東京でも、日本政府、法務省から弁護士資格と「ひまわり」のバッジも頂いて仕事をしておりました。ダン君も東京で証券マンとして、メリル・リンチの上層部で働いており、二人はそこで出会って、結婚しました。ご存知のように、山一證券が倒産し、一時日本中の山一證券の店がメリル・リンチの看板に変わりましたが、そのメリル・リンチも、証券業界全体が危機を迎え、娘夫婦がロンドン支局にいた2008年、あのリーマン・ショックの時に夫婦してメリル・リンチを退き、ニューヨークに戻ってきました。ダン君が、ニューヨークのZucker’sのチェインを買収して、証券マン転じて、レストラン・チェインのオーナーになったのはその時です。

「世界は、ほしいモノに、あふれてる」というNHKの番組は、約一時間のもので、その中で幾つもの店を訪ねるので、ダン君のは恐らく終わりの方の数分でしょう。見てやって下さい。彼が語るのか、声優が日本語にふきかえで語るのか知りませんが、二時間に亘る収録も、編集されて、ほんの数分になるのでしょうが、見てやって下されば幸いです。
私は「ダン君」と呼んでいますが、彼の名前はダニエル・ペイスDaniel Paceです。そして、次の写真にあるような顔をしています。番組をご覧頂いた時に分かるように写真を添付いたします。どうぞよろしく。 




追伸:
ニューヨークでは日本語の週間新聞が幾つも出版されています。何百とある日本のレストランや食料品店の何処へ行っても無料で配布されています。勿論、日本領事館にでも束ねて置いてあります。無料というのは、それら週間新聞は殆ど広告料で賄っているからでしょう。「週間NY生活」とか「NYジャピオン」とか「NY DAILY SUN」など毎週20から30ページのタブロイド版で出版されています。10月12日付けの『週間NY生活』にこんな記事が出ていました。世界中の都市の情報を提供するタイムアウト誌が示す「かっこいい」、「クールな」町のランキングでは下北沢は世界第二位、一位はリスボン、三位ラゴスのオニカン、四位ベルリンのウェディング、五、ロサンジェルスのどこどこ、六、オーストラリア、ホバートのどこどこ、七、パリーのどこどこ 云々と十位まで・・・・ ご参考までに
(日本の放映時刻は、毎週 木曜日22:30 「世界はほしいものであふれてる」です。)


書籍紹介    〜 谷崎牧人 〜

2019-09-19 18:29:28 | 紹介
上ケ原キャンパスあれこれ (K.G.りぶれっと No. 46)
今田 寛 著

よくぞまとめて下さった。

第一話 王子公園が原田の森とは知らなかった。
第二話 甲東園から甲山山麓にいたる遠大で深遠なヴォーリズの設計構想
第三話 甲山に関わる歴史と逸話
 フムフム・ソウソウ・ヘーと言いながら第三話まで本当に一気に読んでしまった。
以下十話まで七つのコラムを交えた見事な構成である。惜しいから、ゆっくりと読ん
だ。関学一家の著者ならではの豊富な資料と体験がほとばしる好著であり、何度読み
返しても面白い。関学に縁のある人は是非手許に置いておきたい本である。
 85歳の節目で書かれた母校への彼の愛情が、若い人たちに伝わることを祈りつつ。



関西学院大学出版部発行
今田 寛 著
ISBN978-4-86283--284-9
 税別1,300円 (1,404)
入手方法
★一般書店で発注
★関学生協で購入
★今田さんに連絡して著者割引1,100円で購入
(送金・送料など入れると大量購入でないと却って高くつくかも?)
★アマゾンで今田寛で検索して購入
★首都圏同窓会に出席者は五十嵐君に連絡して予約購入

特別付録 
  森本好則さんから今田さんへの礼状(転載を本人了解済み)
御高著『上ヶ原キャンパスあれこれ』拝受、、大変興味深く拝読させていただきました。
学院前史、学制改革、キリスト教等について、わかりやすい筆致で簡潔にして要を得た説明が与えられており、また、甲山のハゲ、ポプラとクスノキなど私も知らなかったいろいろなエピソードが数多く紹介されていて、思わず一気に読了いたしました。 
70余年前の私の兄の見取り図も、中村直人氏に続いて、貴著でも紹介されて役立つこととなり、嬉しく思っています。
とりあえず御礼の言葉のみにて。