Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
最新映画だけでなく過去の作品や雑談も少々。

映画『少年と自転車』(2012年)

2016年03月08日 | 映画(DVD)
この作品は、ベルギーを代表する映画監督ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ兄弟が、第64回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを受賞した感動作。
父親に捨てられ、心を閉ざした少年が一人の女性と出会うことにより、傷ついた心を少しずつ開きつつ成長していく姿をとらえる。
主人公を新星のトマス・ドレが演じ、彼を温かく見守る女性を、『シスタースマイル ドミニクの歌』のセシル・ドゥ・フランスが好演する。
本作で、カンヌ国際映画祭5作品連続主要賞獲得の快挙を成し遂げたダルデンヌ兄弟の実力に舌を巻く。


児童相談所に預けられたまま12歳になろうとしていた少年シリルは、いつか父親を見つけて一緒に暮らしたいと願っていた。ある日、彼は美容院を営むサマンサと出会い、ごく自然に彼女と共に週末を過ごすようになる。二人は自転車に乗って街を走り回り、ようやくシリルの父親を捜し出すが…。


ネットでオススメの作品として紹介されていたので観ました。
主人公演じるトマス・ドレの自然な演技に引きつけられ、心情が痛いほど伝わって来たし、不良グループにそそのかされて盗みを働いたシリルを責めることなく優しく抱きしめるサマンサ。二人のように出会った時から何故かお互い強く信頼し合える関係がとても感動的で素晴らしい作品でした。

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