映画『D坂の殺人事件』(2015年)

この作品は、推理小説の大家・ｃの没後50年を機に、彼の代表作の一つを実写化した官能サスペンス。
ある自殺の裏に隠された妖しい真実を、名探偵・明智小五郎とその妻・文代が暴き出していく。
メガホンを取るのは、『失恋殺人』などの窪田将治。
主演は週刊ポストのグラビア『謎の美女シリーズ 祥子の事。』で注目を浴びた祥子。『愛の果実』などの河合龍之介、『グレイトフルデッド』などの木下ほうから、実力派が脇を固める。
謎が謎を呼ぶ展開に加え、オールヌードやSMシーンにも挑む祥子の過激な艶技にも注目。


D坂でそば屋の主人が命を落とす事件が起きる。警察は自殺と断定するが、不可解な部分が多いことに疑問を抱いた名探偵・明智小五郎は他殺であると確信。妻の文代と共に調べを進めていくと、二人は事件の裏に背徳的な情欲と愛憎が渦巻く人間模様と関係があることを知る。やがて、思いも寄らなかった真相が浮かび上がっていく。


昨日観た『犬神家の一族』と同じように以前から気になっていた作品。
1998年にも一度、映画化されていますが、いつも利用しているゲオには在庫がなかった為、諦めてこちらの方をレンタル。
原作の作家、江戸川乱歩やこの作品の主人公・明智小五郎の名前くらいは知っていましたが、江戸川乱歩の作品は一つも読んだ事が無いし、98年に映画化された方も観た事が無いので比較しようがないですが、主演の祥子は不思議な魅力があって良い……それくらいしか良かったと言えません。
ストーリー自体は悪くはありませんでしたが、それほどストーリーに引き込まれる程でもないし、時代背景が個人的にはあまり馴染めませんでした。
期待していただけに少し残念です。