映画『心が叫びたがってるんだ。』(2015年)※2回目

この作品は、監督に長井龍雪、脚本に岡田麿里、キャラクターデザインに田中将賀と、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』シリーズのメンバーが集結した青春アニメ。
ある出来事が原因で家族がバラバラになり、自身も話すことができなくなった少女が、地域交流の一環で上演される舞台での主演を経て、その運命を大きく変えていく。
ボイスキャストには、内山昂輝、水瀬いのり、細谷佳正、雨宮天らが名を連ねている。
幻想的で心温まる物語はもちろん、繊細なビジュアルも見どころ。


活発な少女だったものの、ある事を話したことで家族がバラバラになった上に、玉子の妖精にしゃべることを封印された成瀬順。そのトラウマが心に突き刺さり、隠れるようにして生きていく。ある日、通っている高校の地域ふれあい交流会の実行委員会のメンバーになり、さらにそこで上演されるミュージカルの主役を務めることに。困惑する順だったが、メンバーの坂上拓実、田崎大樹、仁藤菜月と行動を共にするうち、自分の中の変化に気付きだす。


劇場で1度観ましたが、7月22日に実写版が公開されるのを前にもう1度観ることに。
少しファンタジーな要素もありながら、殻に閉じこもりがちで素直になれない、難しい年頃の色々なモヤモヤ感や、友情、恋愛、想い合う優しさなどのバランスのとれたいい作品だと思います。
ですが、後半から恋愛要素が強くなってきますが、折角の青春群青劇がもったいない気もします。