Key_Kitaの独り映画日記

主に観た映画・ドラマの感想を書いてます。
最新映画だけでなく過去の作品や雑談も少々。

映画『新宿スワン』(2015年)※2回目

2016年12月12日 | 映画(DVD)
この作品は、ベストセラーを誇る和久井健の漫画を実写映画化。
新宿の歌舞伎町を舞台に、スカウトマンの青年がさまざまな女性を水商売、風俗、AVといった世界へと送り出しながら奔走する姿を追う。
監督は『冷たい熱帯魚』『ヒミズ』などの園子温。プロデューサーに『クローズ』シリーズを手がけた山本又一朗、脚本に人気放送作家の鈴木おさむ。
『そこのみにて光輝く』などの綾野剛、『闇金ウシジマくん』シリーズなどの山田孝之、『ヘルタースケルター』などの沢尻エリカ、『あしたのジョー』などの伊勢谷友介と豪華な面々が結集。
彼らが織り成す濃密な展開に加え、園監督ならではの鮮烈なタッチにも注目。


一文なしだが野心だけは人一倍ある白鳥龍彦は、新宿・歌舞伎町に乗り込んで一旗揚げようと決意する。ひょんなことから彼は、名の知れたスカウトマンとして数々の伝説を持つ真虎に誘われてスカウト会社バーストの社員に。歌舞伎町をゆく女性たちに声を掛けては、水商売、風俗、AVの仕事をあっせんし、その紹介料をつかんでいく龍彦。さまざまな人物や出来事と対峙しながら、彼はスカウトマンとして、一人の人間として大きく成長していく。


1度劇場で鑑賞済みなのでストーリーや面白さは知っていますが、来年の1月21日に続編となる『新宿スワンⅡ』が公開されるのを前に復習がてら再観賞。
新宿の歌舞伎町のキャバクラや風俗などのスカウトたちの弱肉強食で厳しい世界で肉体的にも精神的にもボロボロになりながらも、それでも自分がスカウトした女性達を幸せにするために孤軍奮闘する龍彦の姿がカッコイイですが、少し気を抜けば一瞬で地位を失う歌舞伎町特有の怖さや、薬物に手を染めることの恐ろしさなど、人間の不条理な部分を上手く描かれています。
暴力シーンやグロシーンはかなり多いですが、園子温の作品にしてはソフトな印象。
そういった内容に笑いの要素も上手く織り交ぜられていて1つの作品として十分にたのしめる作品。

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