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キューピーヘアーのたらたら日記

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『仏教のこころ』 五木寛之

2017-10-06 10:07:49 | 
今から43年前、僕が高校に入ったころ、

五木寛之は当代きっての人気流行作家だった。

僕の仲間内では授業中教師をシカトして、

『青春の門』の文庫本を読みふけるのが格好良かったのだ。

ミーハーなQPも夢中になって五木寛之を読み漁ったものだった。


だが、大学に入学したころからだろうか、

何となく氏の書いた本が無教養で凡庸に見え、

遠ざけるようになってしまった。

そして、しばらくして村上春樹との出会いがあった。

五木寛之と比べると、村上春樹は

はるかにおしゃれでユーモラスで教養に富み

複雑で好奇心を掻き立てた。

僕の知らない世界のことを何でも知ってる

お金持ちの親戚のアニキが春樹さんで、

寛之さんは加齢臭のするじじいのようなものになってしまった。


あれから何年もたち、

僕は五木寛之が何をしているか、

ずっと無関心だった。

先日、この本を手にし、著者の略歴を見たら、

'81年より龍谷大学に学ぶ。のち文壇に復帰。

2002年には英語版『TARIKI』が

2002年度ブック・オブ・ザ・イヤー スピリチュアル部門受賞、云々、

とあった。

どうやら、氏がライフワークとして仏教の浄土真宗と取り組んでいる

というのがわかった。


それで、この本を読んでみた。

女の子が昔の彼氏と会って、

喫茶店でお茶でもいっしょに飲んでいるかのようだった。

ああ、この人はここでこんな言葉を選んで、

文章が何言ってるのか訳がわからないのに

読者を納得したと勘違いさせるんだ。

ああ、こんなところでまた寝言を言ってる。

この薄ぼんやりとしか物事を理解しないところが

凡人の読者たちの共感を呼ぶのね。


まあ、久しぶりに再会した五木寛之は

やっぱりチンケだった。


だが、氏が男子一生の仕事として、仏教を学び、

日本人の宗教観こそが未来の地球を救う、

と情報発信しているというのは理解できた。

さすが、私のつきあっていた男だけのことはあるわ。

たのもしい!!

私もこれから応援するね!!

あれ?おかまになっちゃったぁ。


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