さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴15年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

早発閉経

2005年07月28日 23時16分04秒 | MM闘病記
婦人科の診断には猶予が無かった。
「やっぱりそうだよね」と自分を納得させる安心感の一方で、それはとてつもない冷酷さを秘めていた。

「もしかしたら(生理が)戻るかもしれないから一年は様子をみてよ」
って言う血液科医師の曖昧さに、
「可愛い子供二人の姿が見えるわよ。生理がなきゃ子供は産まれないでしょ!」
っていう霊能者の予知のいかがわしさに、
実はこの数ヶ月間、守られてきたのだということを感じた。
根拠のない励ましや、根拠のない自分の感覚に、
回り道したって、道に迷うことがあったって、元の道に戻ることができると思っていたのかもしれない。

先生の前でも冷静に受け止めたし、
その後の仕事も普通にこなしたし、
もう、すでに子供なんて産める体じゃないって思っていたけど、
どう望んだって、何を努力したって、もう、私の子供は産めないってジャッジされてしまうと。。。

電車の揺れが、私の頬を濡らした。

私の強烈な個性がまた一つ増えてしまった。


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