小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

阪神競馬場突撃記

2012-01-22 21:29:51 | 日本全国旅打ち紀行
この記事の続きになりますが、カテゴリは4年以上塩漬けにしておいた「日本全国旅打ち紀行」に入れてみましたw

3月26日土曜日、時計は12時40分前頃、宝塚駅を発車した西宮北口行きは、阪神競馬場最寄の仁川駅に到着。
前回にも触れたとおり、阪神競馬場の至近にはそれなりに頻繁に来ており、宝塚市をかすめたり歩いたりしたことがある日時をあげれば、2003年6月、2005年3月にも宝塚は来たことがあるし、甲子園で西宮に出掛けた2009年8月などは、西宮北口の今津線6号線、7号線ホームまでわざわざ今津線の電車を見に来ては、時間もないということで回れ右をして西宮北口ガーデンズに吸い込まれたこともある。

というわけで、1999年4月以来、実に12年ぶりの阪神競馬場への突撃で、仁川に降り立ちました。



このあたりもご他聞に漏れず、阪神淡路大震災を機に、再開発で駅前の姿が大きく変わった。
宝塚市内の今津線で、震災前と震災後の駅の風景が今でもあまり変わらないのは、80年代に再開発を行った逆瀬川を別格とすれば、小林くらいなものではないだろうか。もちろん街並みに残るお店の姿は大きく変わっているだろうが、80年代の雰囲気が残っているのは、もはや小林くらいではないか。あの駅は駅前広場すらないから、変わろうにも変われないという事情もあるだろう(笑)。
駅前ロータリーも綺麗になっちゃってまあ…。
中津浜線へ出る道すがらに新聞売りのスタンドが開いていたのも昔語り。
今は開催日専用の地下道が開通したので、新聞売りのおばさんたちは皆どこかへ消えてしまった。



地下道を歩き終えて通路を右手へ折れると、明日ここ阪神競馬場で行われる高松宮記念の装飾がそこかしこに。
関東地方では震災以降、とてもとてもギャンブルどころの騒ぎではなく、計画停電で日々の生活の足やスケジュールにも影響が出る多難な生活を余儀なくされているが、影響がない関西圏は、関東地方の薄暗い雰囲気とは全く違うと、肌で感じることが出来る。



入場後、まずは重たいキャリーケースを手荷物預かりに預けてしまう。
日頃は手荷物預かり所のお世話になることはほとんどないし、手荷物があっても、競馬場だとまず手近な駅に戻ってくるので、駅のコインロッカーに押し込めてしまうのだ。

さあさあ、久々の阪神競馬場ですよ。



…寒い((((;゜Д゜)))))))

阪神競馬場のスタンドが北向きなのは知っていたから、今日みたいに局地的に雪がちらつくような天気の場合は特に寒くって、レースの合間は立ち見スペースにはお客さんはほとんどおらず、レースが終われば震えながら屋内スタンドに避難する状況。
スタンドは地下一階、地上六階建て。
ガラス張りのスタンドは2階から6階で、2、3階は一般席エリア。4~6階は指定席エリアだが、ゴール前である写真手前側の位置でファンが観戦できるのは4階までで、手前側からA指定、奥にあたる東側がB指定。5階の手前側は馬主席で、仕切られた奥側がB指定。最上階6階の手前側は業務用になっていて、これもゴール前200メートルくらいから4コーナー側がS指定としてファンに開放されている。
競馬の人気が高かった15年ほど前なら、指定席は始発で出掛けて座るものという常識があったが、今はJRAですら高額な指定席をあの手この手で売るのに必死で、今日も指定席はどこもまだ当日発売を行っていた。
せっかくだから指定席でも…とも思ったのだが、せっかく久しぶりに来た遠来の競馬場なのだから、じっくり場内を歩きたい欲求もあるし、ぶっちゃけ今なら以前みたいに開門に行かないと椅子にありつけないというわけではないから、まあいいかなと。
それに、一旦指定席に腰を落ち着けてしまうと、一般席エリアに下りていくのが面倒になるのは過去の経験情明らかだしねえ(・・;)

ゴール板。



ターフビジョン。
阪神競馬場のターフビジョンは新タイプの大型に更新されていて、昨今流行の着順掲示板一体型。



2006年の馬場改修で新設された外回りコース。
以前は新明和の敷地があった場所だったように思う。
馬場改修後に阪神を訪れるのはもちろん初めてなんで。



スタンドから、元住んでいた地域を俯瞰してみる。
テレビ中継でも同じようなアングルがたまに放映されるが、これは競馬場から見て北西方向の、塔の町の聖心女子学院方面を俯瞰。
バックに見えるネット状の場所は、宝塚ゴルフクラブ。元は阪神競馬場はこちらに移転する話もあったらしい。
聖心女子学院から千種、野上、宝梅方面。かつては毎日見ていた山手の光景。


↑※クリックで拡大しちゃいます。


小林駅近くのイズミヤを中心に、逆瀬川から宝塚駅方向を俯瞰。
新しいマンションが林立している状況がお分かりいただけよう。


↑※クリックで拡大しやがります。

レースはどうせ馬券なんか当たりゃせんのでΣ( ̄□ ̄;) 、すっかり忘れていた腹ごしらえを。
地下のフードコートで串揚げを売っていたので、まずはつまみに寒さも忘れてまずは一杯。ムハ~。



適度に酔ったところでお昼ご飯。
こんなクソが5個くらいつきそうなくらい寒い日に容赦なく炭酸麦芽系を空けておきながら、中から身体を暖めるには辛い物がいいだろう…ということで、「宝塚カレー」を。どの辺が宝塚なのかといわれてもわからんけどww



さすが宝塚カレーと言われるだけのことはあって、どこぞの埼玉県の競馬場で売られているカレーのように、まっ黄色をしたカレーなどではございません。
味もそれなりに上品な仕上がり。

フードコートから裏のセントウルガーデンの方へ出ると、馬の展示スペースが。
ちょうど係りの人が馬の世話をする場面に遭遇。
この白い馬、係りの人が来るのを待ちかねていたようで、目元が気持ち喜びが溢れているwなんか表現がおかしいけどw


※↑クリックで拡大します。

ねえねえ、おいらのほうも世話をしておくれよう。


※↑クリックで拡大します。

さて、馬券はというと、先ほども触れたのだけれどこれが一向に当たらない。
7レースから打ち始めたのだけれど、7、8レースといいところが全くない。
アタマを決めて流して外れるのも悔しいから、多少点数は多くなってもボックス買いにして当てにいっているのに、1着か2着がそれぞれ違う。
今は関東で競馬が行われていないので、美浦の馬が遠征して阪神で競馬をしている状況なのだが、それが余計に馬券を難しくしている。
狙った関西馬が凡走し、人気の一角の関東馬が馬券になる。
関東馬は予期せぬ遠征を強いられているので、馬券検討が本当に難しい。
8レースの1000万条件の如きは関東馬のワンツー。
関西馬が大挙関東に押し寄せて、帯同馬までみんな勝って行ってしまうシーンは昔からずっと見ているけれど、関西に関東馬が大挙押しかけて、帯同馬までみんな勝っちゃうなんて、いつの時代のシーンだよと思うほど。

9レースの心斎橋S。
[3]モンテフジサン、[7]ノボリデューク、[8]パドトロワ、[14]バンガロール、[17]マッシヴエンペラーの馬連5頭ボックスで勝負。
アンカツのパドトロワが直線抜け出し、2番手にも早めに先団に取り付いた後藤のモンテフジサン、そのままでもたいした配当ではないが初当たりにしては取りガミにはならず悪くはない配当。よし出来たと思った瞬間、津村の[10]サザンスターディに差されて涙目。馬連8-10は2290円。津村バッカヤロウ…・゜・(つД`)・゜・

「そろそろ本気で当てないとヤバイ」と熱くなった状態で迎えたオープンマイルの六甲S。
パドックでよく見えたのは[5]クレバートウショウ、[14]モエレビクトリー、[17]オーシャンエイプス。これに実績十分[9]フィフスペトル、すんなりハナ条件で[16]ファイアーフロートの馬連5頭ボックス。たぶん今度こそはいけるはず。
レースはハナを主張したファイアーフロートの逃げで展開までばっちり。先団を占めていたクレバートウショウとモエレビクトリーの2頭が直線抜け出してきて、今度こそ大丈夫だろう、今度こそ。

[2]ロードバリオスが内突いた…(・・;)

2頭の叩き合いの内を、ものの見事にロードバリオスが内を掬ってアタマまで突き抜け。ロードバリオスは買ってなかったよ…orz
馬連2-6は1920円。仮の話で恐縮だが、ロードバリオスは6番人気、モエレビクトリーは7番人気、もし出し抜けを食らわなかったら、クレバートウショウとモエレビクトリーの馬連は似たような配当。それでも当たりを一つ引っ掛けるか否かでは天と地の差があろうというもの。

眠れない頭でカッカカッカしながら迎えたメイン、中山から移設施行のスプリングS。最終は打たない予定だが、今日の最終も、これも中山から移設施行の3歳牝馬のフラワーカップが組まれており、1日2重賞の形。以前なら年末開催の中山大障害とテレビ東京賞3歳牝馬ステークス(今のフェアリーS)が同日に組まれていたことがあり、最近では日本ダービーの最終レースに目黒記念を組んだこともあったっけ。

そんなわけでパドック。







阪神のパドック写真は撮影が実に難しい。
というのは、実際に足を運ばれた方は御存知かと思うのだが、パドック最前列が下見所の馬場に対して位置が低くなっていて、その分柵が張り巡らされており、他の競馬場なら最前列を陣取れば撮れる馬のベストショットも、ここではある程度目線が高い位置を探して撮らなければならない。

ベルシャザール。



グランプリボス。ちょっとイレコミがきついかな。



リフトザウイングス。



リベルタス。



グランプリボスがうるさくて、能力を全て出し切れるかは疑問が残ったので、馬券は写真からグランプリボスを除いた馬連4頭ボックス。
[6]オルフェーヴル?
過去3戦10着、2着、3着でしょう。
しかも2着のシンザン記念、やっとこさ3着に負かした相手がマルセリーナってーんじゃ、一歩足りないんじゃないの…と思わざるをえませんわな。
オルフェーヴルのパドック写真を撮っていなかったのは、そうした見解もあったから。
オッズ的に見ても、オルフェーヴルがこのレースで1番人気だったとはいえ4.7倍。2番人気リベルタス5.2倍、以下リフトザウイングス5.5倍、ベルシャザール5.5倍、グランプリボス6.1倍ってーんじゃ…ねえ。客の見解は、上位陣甲乙つけがたしでしょう。

まさかこの見解が、このレースを足がかりに根底から覆されるとは、この時誰が思ったであろうか、いやないw

先行押し切りのグランプリボス、好位から早めにおいかけたベルシャザールを尻目に、オルフェーヴルが楽々差しきって優勝。4分の3馬身差2着ベルシャザール、さらに4分の3馬身差、直線差して来た[15]ステラロッサが3着、グランプリボスはアタマ差差されての4着。
この後5着[3]エイシンオスマン以下は2馬身半の差をつけており、この時点では上位4頭は現3歳世代では実力上位というのがレース後の感想だった。
もちろん、レース内容自体は文句のつけようがない完勝だったのは間違いないが、まさかこの後、オルフェーヴルが3冠馬の偉業を達成することになろうとは、阪神競馬場を出る頃には、よもや想像しえない姿だったのだ。

人気が割れていたこともあって、オルフェーヴルとベルシャザールの馬連は1420円。1番人気と4番人気の組み合わせなら、狙って取った方々にはおいしい配当だろう。





結局今日はノー和了。
やっぱり寝不足の日はいかんね。
底冷えがする一日で光量も足りず、オルフェーヴルの口取りすら満足に撮れないほどの曇天。
しょうがねえ、ここらで切り上げっか。

今日は俺、仁川始発の臨時急行で梅田に出るんだ…。

手荷物預かり所で荷物を受け取ると、キャリーケースが心なしかずしりと重たく響く。
そして寒空に溶けていくように響く、東日本大震災への義捐金を募る声。
今となっちゃあ差し出す気力もあるもんかい。入りたてて差し出したさ、もちろん。

行きは地下道経由できたので、駅へ帰る道すがらは、地下道を外れて、昔のように地上の歩道を歩いてみよう。

…。

……。

ここでも雪が降ってきやがった((((;゜Д゜)))))))

寒いねえ…。
ノー和了は余計に身体に堪えるよ…。
ま、風邪をひかないように暖かくして駅に向かおう。

(※以下続きます)


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