飽食の時代に絶え間なく食べ続けるためには、そのつどきちんと食べたものを脂肪に変えていては追いつきません。ならば、いっそのこと、いくら食べても太らない体になってしまえば、かえって好都合ではないでしょうか。
つまり糖尿病とは、飽食という新たな環境に適応するために生じた「いくら食べても太らない体」をつくるものだといえるのです。
このまま飽食の時代が何万年も続けば、遺伝子が変化して新たな体に進化してゆくでしょう。生まれながらに目がなく、手も足もなく、ただ口だけをもぐもぐさせて、いくら食べ物を与えても太らない、そんな近未来映画にでも出てきそうな生き物が、人類の未来の姿となる可能性があります。
ある調査によると飢餓状態にある国こそ出生率が高く、飽食状態にあって一見幸せそうな先進国では出生率が極めて低く、人口が減少しつつあります。さらに糖尿病になると、男性は勃起機能障害が生じ、女性は不妊症の確率が高くなることが知られています。
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