ロングフライト症候群

エコノミ－クラス症候群は飛行機でのロングフライトの際、よく見られる症状です。同じ姿勢で長時間座っていると血栓ができて心臓等に流れてひどい場合は死に至ります。

最初に発見された人がエコノミ－に乗っていたのでこの名前がつきましたがファ－ストクラスに乗っていた人にも起こるようになったため現在正確にはロングフライト症候群とも言われています。

下肢の深部静脈の血流が悪くなると血栓という血の塊ができます。これが流れて肺動脈につまると症状が起きます。小さな血栓では呼吸困難のために過呼吸になります。これが大きな血栓になると次第に呼吸困難から意識障害に進行します。また何の前ぶれもなく突然呼吸停止になることもあります。

足の静脈瘤は一日中立ち仕事をする人や妊娠経験のある中高年の女性に多く見られます。足の静脈は一度できると治ることはありません。飲み薬で効果的なものは見あたらず圧迫ストッキングを着用して予防させることが望ましいでしょう。