昨日、ホテルの近くの旅行代理店でトゥール・スレン博物館とキリング・フィールドのツアーを申し込みました。送迎のみで15ドルでした。
ホテルでツアーがあるか聞きましたが、ホテルの前のトゥクトゥクを使うように言われました。同じコースで25$と言われました。
クーラーの効いた車で休める旅行代理店の方を選択しました。
朝8時にホテルまで迎えに来てくれました。
私ともう一人別のホテルの白人と二人でした。
トゥール・スレン博物館に行きました。(入場料3$)
ここは、クメール・ルージュに捕えられた人々の収容所です。町中にあります。
東ドイツのザクセンハウゼン強制収容所と似た感じです。
コの字型に4つの建物が立っています。向こうからA棟、B棟、C棟、写真を撮ってる建物がD棟です。もとは高校です。中にはもとは教室でしょう、黒板がある部屋もありました。
ここで収容された人が吊るされ、拷問されたそうです。
中は木材やレンガでしきられ、独房になっています。
1時間見学しました。
その後、プノンペンの南西12kmのところにあるチュンエク村に来ました。
トゥール・スレン収容所に入れられた人々は、ここに運ばれ、処刑されたそうです。
通称、キリング・フィールドです。(入場料6$、日本語音声ガイド無料)
アウシュビッツのようなところです。
見学時間は1時間30分です。
これで十分です。
このあたりから掘り返された遺骨が納められています。
遺骨が掘り返されたところには小屋が立っています。
音声ガイドによると、ここに立っている木に幼児が打ちつけられ殺されたそうです。
菩提樹です。音声ガイドによると、ここに拡声器を取り付けて音楽を流し、拷問される人の声をかき消したそうです。
あちこち掘り返したような穴だらけで、でこぼこです。
私がよくわからないのは、この人々はなぜ殺されなければならなかったのか、ということです。
現場に来て、説明を聞いても、さっぱりわかりません。
最高責任者のポル・ポトも裁かれたわけではありません。
のうのうと生きながらえました。
国際社会は彼を裁こうとはしなかった。
なぜなのか、さっぱりわからないままです。
午後は個人で、国立博物館に行きました。(入場料5$)
ガルーダの像です。展示数は少ないです。
その後、王宮に行きました。(入場料6.5$ 7$払って、2000リエルのお釣りをもらってもいいですし、6$と2000リエルを払うという方法もあります。)
王宮は現在も使用されていて、見られるのは極一部です。
共通券で隣接するシルバーパゴタに行きました。
ここは宝物が納めてあり、床は20cm四方の銀で出来たタイルが敷き詰められているそうです。
実際は、カーペットが敷き詰められていて、見られるのは入り口の極一部だけです。