田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

梅林寺の梅

2020年02月22日 | 季節の花巡り

  一週間ほど前、梅林寺の梅を見に行きました。梅林寺は臨済宗妙心寺派で久留米藩主有馬家の菩提寺です。山門の右手には鐘楼。

 階段を上ると本堂です。

 本堂の唐門はいつも閉ざされており、前には剣先のある鉄柵が置かれています。

 梅林寺は五木寛之の「百寺巡礼」の中の一寺です。そのためか御朱印を求めに来る人がいます。拝観謝絶の寺ですが頂いたという写真付きのブログ投稿もあり、行って断られたとの投稿もあるので、事前に電話で確認されたほうが良いでしょう。

 唐門の門扉に刻まれた浮彫り。これまで、じっくりと見たことはありませんでした。天上と左下に龍。差し上げた壺から煙らしきものが立ち上っています。そして梅花に松と笹。人々は慌てているようにも見えますし、畏れているようにも見えます。軍配を手にしている人もいて、興味がわきます。このレリーフは何を物語っているのでしょう。

 塀の屋根瓦には有馬家の家紋である竜胆車紋。唐門前の梅は見ごろを迎えていました。

 一枝の白梅と、白壁に落ちる梅の木の柔らかいシルエット。

 この先には開山堂や有馬家の廟所があります。五棟ある霊屋は昨年、国の重要文化財に指定されました。来月には見学会があるそうです。

 「金剛窟」は禅堂です。ここは妙心寺派の中でも厳しい修行場として知られています。

 桃色のつばきと禅堂の花頭窓。

 苔の上の落椿。

 外苑に回ります。外苑の入り口近くでは雲水たちが落ち葉を掃いていました。広い境内の清掃も修行です。その中に我が菩提寺の若い住職もいて驚きました。そういえば、近頃は修行をする雲水が少なくなったとも聞いたことがあります。

 外苑は梅の名所となっています。もう七分咲きで例年よりだいぶ早いです。ここは筑後川河畔にあるためか、他所より開花が遅いのです。

 

 

 梅林寺は水天宮のすぐ近く、筑後川の畔にあります。白い橋は九州新幹線です。来年は有馬氏の久留米入城から400年。梅林寺も開山400年になります。

 

 

 

 

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4 コメント

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梅林寺 (birugo)
2020-02-22 11:36:43
こんにちは
梅林寺といえば、ずっと前の写経会の時、九州の和尚さんが本山に来られていました。その日は京都も苔の所に霜柱がたっていました。
「僧堂は梅林寺でとても厳しくて…」おっしゃっていました。
(想像の中の)久留米の梅林寺と朝陽に照らされていた霜柱がセットで思い出されます。
ありがとうございます。
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こんばんは (九州より)
2020-02-22 19:54:25
梅林寺は、19か寺ある妙心寺派の禅林道場の中でも厳しい修行で知られているそうです。
私がまだ働いている頃、早朝の通勤途上で、
托鉢に行くらしい5,6人の雲水行列を時々見かけました。
たしか、雨の日でも冬でも裸足に草鞋履きでした。
小学生の時にここででスケッチ大会があり、
結構上位の賞を貰った思い出がある寺です。
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 (tyako)
2020-02-22 20:45:51
こんばんは。
九州の梅林寺。武蔵の平林寺が僧堂での厳しさが有名です。
平林寺も紅葉の有名なところですが、中には入ることができません。
それでも、近くを通っただけでも凛とした空気を感じます。
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tyako様 (九州より)
2020-02-22 21:39:38
こんばんは。
梅林寺の名前にちなんで、篤志家により外苑の梅林が整備されました。
禅堂と大庫裏の前には松が何本もあって、
他の寺とは違う清浄な雰囲気を醸し出しています。
少し近寄りがたいところがある寺です。
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