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田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

肥前浜宿・酒蔵通り

2018年05月31日 | 肥前鹿島

 鹿島市の肥前浜宿は、浜川が有明海に流れ込む河口付近に広がる町並みです。長崎街道の脇街道である多良往還沿いにあり、江戸時代から酒や醤油の醸造業が盛んでした。

 写真右手の肥前屋は峰松酒造場です。酒蔵見学が出来ますが、この日は仕込み中で見ることは出来ませんでした。

  展示即売場です。

 酒蔵通りには酒造場などの白壁造りの建物が並んでいます。それらの建物の多くは国登録有形文化財です。

  通りをぶらぶらと歩いて行きます。近年は伝統的な建造物の修復が進み、使われなくなった建物の再利用もされているようです。

 魚市場だった建物の屋根。壁は漆喰で塗られていて、昭和30年代まで有明海の魚が売り買いされていたそうです。「魚市場」の文字は鏝絵の技法で書かれています。

  右手の建物はカフェバーです。

  手前は光武酒造場です。

 中島酒造場です。この町では一番古い酒造場ですが、いまは小売のみです。

 通りの一番奥にある飯盛酒造。ここも、いまは小売だけです。肥前浜宿で現在も酒造りをしているのは3軒だそうです。

 この建物は「継場」で、江戸時代のものです。「継場」は宿場から宿場へ人馬や荷物等を中継する拠点でした。いまは観光案内所になっています。隣りにある青い塗装の建物は昔は郵便局でした。公民館として使われています。

  中の様子です。

 手前の建物は山口醤油醸造所です。

 ここは光武酒造別宅で、いまはカフェ&ギャラリーになっています。この写真は以前来た時に撮ったものです。

 古ぼけたガラスケースにはコップや磁器の食器が並べられており、どれも3個100円で売られていました。

 私は別の商店の軒先にあった、3個100円の甘夏を買いました。庭に生っていたものらしく、「古い木だから甘いよ」とのお婆さんの言葉通り美味しかったです。

  手前の建物は呉竹酒造の主屋です。

  肥前浜宿の町並みを歩いていると、お酒の匂いが漂ってきそうです。

 

 

 

 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵な通り (tyako)
2018-05-31 11:05:11
こんにちは。
この通りも素敵ですね。
電柱が無いのが良いですね。

何時もの事ながら行ってみたいです。6737
返信する
こんにちは (九州より)
2018-05-31 17:17:53
tyako様から言われてみて気がつきました。
この通りだけ電柱がありません。
そういえば空が明るかったですね。
伝統的な町並みを残すために、
保存や再生、活用など、町の人たちの努力がうかがえます。
返信する

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