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田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

白壁の町・吉井町のひなめぐり

2017年03月12日 | 日々の出来事

 うきは市・吉井町の雛まつりに行きました。毎年恒例のイベントですが春の賑わいを楽しみに訪れます。

 観光案内所です。ここでパンフレットや観光情報を仕入れます。 

 

 案内所には明治や大正時代の古いお雛様が飾られています。

 箱雛は筑後地方で昔から作られてきました。雛段飾りに手が届かない庶民のために作られたともいいます。 

  

 明治末期に建てられた土蔵造りの館です。庭に面して土蔵や釣瓶井戸、炊事場があります。庭の石組には町の水路から水を引き込んでいました。

  炊事場です。

 左手奥は林肥料店です。この店で商売をされていますが、よくテレビで紹介されます。

  祭りの期間中、店内には多くのお雛様やおきあげが飾られています。

 

 

 練炭火鉢で暖をとってありました。練炭はとっくに廃れたと思っていました。子供の頃、家で使っていた丸火鉢とは別のものです。

  昔ながらの店づくりです。向こうに見えるのはオート三輪車です。

 白壁の町並みです。向こうに霞んでいるのは耳納連山。吉井は江戸時代、精蝋、酒造、菜種製油などで財を成した豪商が多く、また豊後街道の宿場町として栄えました。その財力は吉井銀として知られています。

 ここは醤油の醸造元です。分かりにくいですが、白壁に醤油樽を抱えた恵比寿さんの鏝絵が描かれています。

 店内には平成元年に作られた御殿雛が展示されています。

 国道筋へ出てきました。

 ここは商店ではなく普通の民家です。吉井はまちおこし活動が活発です。この町は昔からの白壁の建物で普通に商売をし、生活をしています。観光客向けの店が少なく物足らない気もしますが、そこが魅力でもあります。 

 数年前、小さなビルを改装して1階に小さな本屋とカフェがオープンしました。田舎町で大丈夫かと心配もしますが、繁栄していた吉井町のDNAを感じさせます。骨董店も集まってきたりして、どこか文化の香りがする町です。

 近年、昼時には1時間以上待ちの麻婆豆腐の店や、入場制限をするほど人気があるパン屋が近くに開業しています。個性的な店が並ぶ小さな横丁もあって、ちょっと気になる田舎町です。

 

  人気のパン屋さんの店先にはミモザの小枝の投げ入れがありました。

 

  

 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵な町 (tyako)
2017-03-12 11:03:27
こんにちは。
昔の面影をたくさん残しているこの町のお雛様は、町の風景や雰囲気に合って素敵です。

遠いい町ですが、いつか訪ねたいと思います。
いいですね・・・
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こんにちは (九州より)
2017-03-12 15:36:56
吉井町はいい町です。
昔、宿場や農産物加工で栄えた面影が残っています。
週末には観光客の姿がありますが、
平日は静かな町です。
返信する

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