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その1 認知症の母、ベトナムに呼びました 実話が映画に

2015-02-04 07:55:07 | 日記
認知症の母、ベトナムに呼びました 実話が映画に ハノイ=佐々木学2015年2月4日07時50分

撮影のためバイクに乗った松坂慶子さん(中央)と草村礼子さん(右)。左は原作者の小松みゆきさん=ハノイ、佐々木学撮影


81歳で一人暮らしになった認知症の母を、ベトナムで働く娘が新潟から呼び寄せて一緒に暮らす。そんな実話をもとにした映画の制作が進んでいる。
ハノイを訪れた主演の松坂慶子さんは「家族と過ごす時間の大切さを伝えたい」と話している。

 細い路地が入り組むハノイ市街。昨年12月、民族衣装のアオザイ姿の松坂さんが、認知症の母親役の女優・草村礼子さんをバイクの後部座席に乗せ、
カメラに笑顔を向けた。映画「ベトナムの風に吹かれて」(大森一樹監督)の撮影だ。

 撮影現場のすぐそばの道端では初老の男性が座ってお茶を飲み、ノン(すげ笠)をかぶった行商の女性が果物を売り歩く。

 「子どものころの日本みたい」と松坂さん。映画の準備で初めて昨年6月にベトナムを訪れた時から「懐かしさ」を感じていた。
「原作を読んだ影響もありますけれど、来てすぐ、ベトナムで老後を過ごすのもいいなって思いました」

 原作は、ハノイ在住の小松みゆきさん(67)が書いた「越後のBaちゃんベトナムへ行く」(2B企画)。
小松さんは1992年、日本語教師としてハノイに来た。
新潟県旧堀之内町(現魚沼市)で暮らしていた父が2001年に102歳で亡くなり、認知症で要介護度3の母ヒロさんが残された。
施設に空きはなく、任せられる親戚もいない。周囲の心配を振り切ってベトナムへ連れてきた。異国での、母娘の悲喜こもごもの日々をつづった。

 松坂さんにも95歳の母がいる。「この役を演じたい」と強く思った。演じながら「東京に帰ったら、家族、母と一緒にいる時間を持ちたいと思いました」。

■「ここはええとこだのう」

 徘徊(はいかい)による失踪騒ぎ、腰骨靱帯(じんたい)の手術、排泄(はいせつ)の世話……。異国で働きながらの介護は、一筋縄ではいかなかった。

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