朝がまた来る

旧ブログ名「母のようになりたくないのに」です。
毒親、ママ友、育児、病気のこと…40代パート主婦が呟いています。

思春期との向き合い方④

2021-09-30 22:59:20 | 子育てのこと

小学校1年生の頃からコツコツ貯め、大切に使っていたお小遣い。

そのお小遣いの使い方が今年の春頃から急に荒くなった娘。

その日も「お小遣いは持って行かない」と言ったのに、ポケットの中には財布に入れない状態でお金(お札)が入っていました。

娘いわく「みんなもこのくらい持ってきている」とのこと。

「へぇそうなのね!!」頭に血がのぼっていた私はよく確認もせず学校に電話をかけ、担任の先生に話をしました。

先生は「夏休み直前ですし、学校でもお金の使い方について子ども達に話します。」と…。

 

電話を終えた私は「今日は遊びに行かないで。約束してる友達に行けなくなったと連絡しなさい。」と言いました。

娘が友達に連絡を入れたあと、怒りのゲージが少し下がってきた私は改めて娘に尋ねました。

私「どうしてこんなお金の使い方するの?」

娘「みんなもこのくらい持ち歩いてるから」

私「もしかして友達にお金を貸したりしているの?」

娘「それは絶対ない。誰とも貸し借りしていない」

私「(小学生が外遊びの時に持ち歩くにしては)金額が大きいじゃない。何に使うの?」

娘「・・・」

私「ママ、前から少し気になっていたんだけど…最近少し体重増えてない?女の子だし、こんなこと言われたら嫌だろうと思って言えなかったけど。習い事に影響しちゃうんじゃないかって心配してたよ。」

「この間、あなたの服のポケットからドーナツを買ったレシートが出てきたの。別に買い食いしちゃだめとはいわないけど、学区外のお店にまで行かなくちゃだめなの?3個全部一人で食べたの?」

「ママはあなたに“あれするな・これするな”ってダメダメ言いたくないよ。今までも言ってこなかったよ。」

「だけどね。あなたが何かコソコソしても、どうしてかわかっちゃうんだよ。持ち物をひっくり返して確認しなくても、なんでかわからないけどわかっちゃうんだよ。だって、あなたのママだもん。」

「もう一度聞くけど、何にお金を使ったの?」

すると娘は小さい声で話し始めました。

ゲームセンターで使った。

ガチャガチャで使った。

コンビニのクジ引きに使った。

そして

ファーストフード店で使った。(肉付きがよくなった理由はこれか…。)

ゲームセンター、ガチャガチャ、コンビニのクジ。

娘の部屋からは景品で取ったアニメのグッツがいくつか出てきました。

そうこうしているうちに習い事に行く時間となり…。

娘を習い事に送っていく車の中はなんともいえない沈んだ空気が澱んでいました。

 

家に戻ると夫が帰宅していたので事の顛末を話しました。

夫は「俺、明日朝起きたら髪の毛全部抜けてるかも…」と冗談交じりで言いましたが、内心は私以上に衝撃を受けショックだったと思います。

我が家は訳あって祖母、叔母、伯母、義理姉妹など“女手”のない家です。夫の家は親族関係の付き合いがほぼ皆無の状態。そして一人っ子の私は母と連絡を絶っています。

以前、娘と“思春期”について話すことがありました。娘には「これからあなたの心がどんどん大人になっていくにつれ、ママには言いにくいこともあると思うの。そんな時は〇〇先生や〇〇さん(共に娘が幼いころからお世話になっている方)にお話を聞いてもらいなさい。」と教えました。

夫も娘の習い事について、ついつい熱が上がってしまうことがありましたが「自室が欲しい」と言い出した娘のために部屋の準備をしたり、コロナで自粛中の夏休みも“なにか思い出つくりを…”と考えていたり、娘が生まれた時、いえ、私のお腹に命が宿った時から“子ども”の事を大切に考え、想ってくれました。

「裕福な暮らしは出来ないけど、子ども達に寂しい思いをさせないように。」

私たち夫婦が一番大切にしている“想い”です。

2人の子どもを分け隔てなく育てている…といいつつ。

夫にとって娘はまさに「目に入れても痛くない」存在だと思います。

いつだったか、私が「〇〇もいつかお嫁にいっちゃうのかな?」と言うと「うう…」と呟いた夫の肩が本当に“ガックリ”と落ちました。「うわぁ…人間って本当に肩が“ガックリ”落ちるんだ…」と思いました

 

そんな娘の

私たちの娘の

私たちが知らない娘の姿。

どうしたら娘との関係をややこしくさせずにこの問題を解決していくか。

翌日、担任の先生から電話がかかってきました。

「娘さんと仲の良い友だちから事情を聞いたのですが、Zくんから“おごれよ”みたいな形でお菓子などを買って渡していたそうです。」

Zくん。

低学年の頃から“ヤンチャ”で有名なお子さんの名前が出てきて…私の心はざわつきました。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

なんやかんやと学校から電話がかかってくる息子と違い、娘は今まで電話がかかってきませんでした。

そんな娘の初トラブルにZくんの名前が出てくるなんて

Zくん…1年生の時、初めての授業参観に行ったら教室の一番後ろでノートや筆箱の中身をぶちまけて床に寝っ転がっていました。別件で学校を訪れた時は教頭先生に抱きかかえられていました


思春期との向き合い方③

2021-09-25 15:51:15 | 子育てのこと

ある日。

娘の服のポケットからドーナツを3個買ったレシートが出てきました。

学校のルールでは「お金を持って遊びに出かけてはいけない。」と指導されていますが、我が家では「〇年生になったら、たまーーーになら100円くらいお小遣いを持っていっていいよ。」と話しています。駄菓子屋さんで駄菓子をかったり、暑い日に飲み物を買ったりする程度ならいいかなと。

ただしその中でも約束を決めました。

「友だちとお金の貸し借りを絶対しないこと」

「一緒に遊ぶ友だちがお小遣いを持っきてない時は買い物に誘わないこと」

もちろん今までお金(お小遣い)のトラブルはありませんでした。

以前は「今日お小遣いをもって遊びにいっていい?」と娘の方からわざわざ報告してきました。

500円のガチャガチャを後先考えず3回も回してしまった息子に比べ、娘は低学年の頃からお小遣い帳をつけ、無駄遣いをする子ではありません。

 

お金の価値をどうやって伝えればいいのか。 - 母のようになりたくないのに

詳しくはこちら

持ち物に対しても新しい物を欲しがらず、幼稚園の頃から使っている巾着袋や手提げバックを未だに使っています。

新学期が来るたび「新しいの買おうよ」と言っても「まだ使うからいらない」という娘。「幼稚園の時から使って思い出が詰まっているから」だそうです。

しっかりしてるなぁ…と我が子ながら感心していました。

 

そんな娘のポケットからドーナツ3個(約600円くらい)のレシート…

駄菓子屋さん、学区内のコンビニでの買い物ではなく、学区外のお店で買ったレシート…

少し心配になった私は娘に「このレシートが出てきたんだけど、〇〇に行ったの?」と尋ねました。

娘は「あの…あの…」と少し言葉に詰まりながら「前に友だちと遊んだ時にお菓子をもらったから、お礼で買った」と言いました。

正直“えーーーー。なんか怪しいなぁ”と感じましたが、根ほり葉ほり聞きすぎて嘘をつくようになっても困るな…と思い、「駄菓子屋さんならいいけど、あんまり大きなお金を持って遊びに行って欲しくないな。それにお菓子のお礼ならママに言ってくれたら用意するよ。」とだけ伝えてそれ以上は追及しませんでした。

週5で習い事に通っている娘。

放課後友だちと遊ぶ機会もなかなかありません。

今回は大目に見ようかな…。

 

それからまた数日後。

娘が遊びに行こうとしていたので「今日はお小遣い持って行くの?」と聞きました。

すると娘は「もっていかないよ」と。

なんとなく「異変」を感じた私は「ポケットの中身見せて」とお巡りさんのような台詞を言ってしまいました。

娘はポケットからハンカチとティッシュを出して見せますが私は“カサッ”という音を聞き逃しませんでした。

おもむろに娘のポケットに手を入れると、現金(お札)が出てきました。学習教室に行く時と同じく、財布にも入れてない状態です。

私は語気を強め「これはどういうこと!?」「学習教室の時もそうだし、この間のドーナツの時もそうだし、なんでこんなお金の持ち方(使い方)するの!?」と声を荒げました。

娘は「みんなもお金をもってきているから…」とか細い声で言い訳をします。

「ああそうなの。みんなもこうやって大きいお金を持って歩いてるんだね。じゃあわかった。先生に相談するわ。夏休み前だし、先生からもクラスのみんなに注意してもらわなくちゃね!!」

私はすぐさま受話器を取って学校に電話をしました。担任の先生に繋いでもらい、娘が大きなお金を持って遊びに出かけようとしたこと。一緒に遊ぶ友だちも持ってきているらしい。ということを伝えました。

「学校で“お金を持って遊んではいけない”と指導していただいてるのに…すみません、時々100円程度なら持って行っていいよ。と言っていました。」

先生から「普段はお金の管理はどうしていましたか?」と聞かれたので

「娘が自分でお小遣い帳をつけて管理しています。お年玉などでいただいたお金も“いくら手元に残しておく?”と聞いてから、残りを私が預かって通帳に入れてます。通帳はもちろん私が管理していますが、娘の貯金箱にはおそらく1万円近くあるかもしれません。あまり使っている所を見たことがなかったので。」

先生は「うーん。お母さん、娘さんがいま手元にいくらお金を持っているか確認したほうがいいと思います。お金の使い方については夏休み前に学校でも指導しますので。」

電話を切ったあと、娘に「今持ってるお金と、お小遣い帳を持ってきなさい」と言いました。

持ってきたものを確認すると、それまでずーっと細かくつけていたお小遣い帳が今年の春から記帳が止まっていました。

最後に記帳した金額と貯金箱に入っていたお金。数千円も差がありました。これには本当に驚きました。

あまり物を欲しがらない娘。私よりもしっかり者だと思っていたし、いつも何かと助けてくれて、「こまっしゃくれた」ところが全くない“子どもらしい子ども。娘のことをそう思っていました。

あぁ・・・こうして書くのがものすっっっっっごく!!恥ずかしいのですが

そんな娘に育ってくれるよう、娘の声に耳を傾け、気持ちに寄り添うように育児してきた私の努力と思っていました。ああ!恥ずかしい!ああ!情けない!ああ!わたし大バカ者だ!!

だって母のようになりたくなかったから

あれもダメ、これもダメ、私が選んだ来たもの全てを否定し、批判し、時には小馬鹿にし…。

挙句の果てにはギャンブルで作った借金を、返済しても返済しても増え続ける借金を払うのが「あんたの宿命」と言いのけた母。

そんな母のようには絶対絶対死んでもなりたくない!!

進学、就職、習い事、部活動、友だち付き合い・・・全て全て否定されました。

だけど、唯一自分で決めたこと。

それは結婚と子育て。

それを失敗してなるものか!母のようなお母さんになってたまるか!

だから…だから…。

明確な“目標”に向かってひたむきに頑張る娘が誇らしかった。その娘を出来る限り応援したい支えたい。

習い事だけじゃなく、娘が好きになったもの、興味があるものを受け入れ、出来る限り経験させてあげたい。

「自分の部屋が欲しい」と言った娘の希望に応えてあげたい。「〇〇色で〇〇柄のカーテンが欲しい」と娘が言えば、あれこれとネット検索をして、見つけて購入しました。

 

そんな娘が私に隠し事をしている。

唖然茫然、動揺、怒りと憤り、そして悲しみ…

この世にある負の言葉のすべてが私に襲い掛かってくるような気がしました。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

うーーーーーーーわーーーーーーーーー!!恥ずかしすぎる!!!!

ほんとにわたし・・・どうかしてたぜ!!


思春期との向き合い方②

2021-09-24 21:52:09 | 子育てのこと

学習教室の先生から「最近宿題をやってこない。注意してもヘラヘラ笑っている。」と言われた娘。

しかし週5通っている習い事はいつも通り通っていました。私と夫が車で送り迎えをしています。

朝練がある日は学校に行く時よりも早く起きなければいけません。

ここでも以前とは違う「異変」がありました。

以前は前日に朝練の支度をしてから就寝していた娘。持ち物と着ていく服もきちんと用意していました。

ところが、今年の春頃から支度をしなくなりました。

朝起きるのも渋々…時にはブスッとしながら起きてきます。扉の開け閉め、廊下を歩く音、“ムカつく”気持ちが溢れています。

私が朝練に送っていくときは「朝ごはん(コンビニで)好きなもの買ってもいいから。頑張って起きなさい。」と、娘に気を使った声掛けをしていました。(のちにこれが間違っていたことに気付きます。)

ところが夫の場合は違います。

「そんなにブスブスするなら行かなくてもいい!」と叱責します。

ますます火に油を注ぐ…。険悪なムードで出発していきます。

ある日、娘が「送り迎えはママがいい。」と言ってきました。

どうして?と理由を聞くと「パパは(あれこれ)うるさいから…。」と。

どうやら送り迎えの車の中で、大会でいい結果がでないことや、どんな練習をしているのか、家でのトレーニングなど…夫があれこれ「助言」をしてくるのが煩わしいとのこと。

いま娘が習っている習い事は、夫も学生時代にやっていたことです。経験しているが故、夫もついつい熱くなってしまいます。

“思春期”に突入した娘なのだから、夫も少し気を付けて欲しいな…と思いつつ。

支度をしない、朝起きない、練習が休みの時もトレーニングしない、おまけに学習教室の宿題しないでヘラヘラしてる。

それに…あれ?なんかちょっと肉付きがよくなってない?成長期だから?あまり体重を増やすと習い事に影響するかも…

でも“思春期”に突入した娘に体系のこととか言ったら傷ついちゃうかな…。

私は自分が“年頃”だったころ、イライラした感情を母に見せると、その何倍、何十倍にもなって母から“口撃”され「この世の終わり」になるので自分の感情を親に見せることが出来ませんでした。体系についても、成人式の私の写真をみて「なにこれw顔パンパンwww」と母に笑われました。

なので、自分の娘がイライラした感情を私に見せた時「よっしゃ!順調に成長している!」とちょっぴり嬉しくなったりもしたのですが…。習い事についてこのままでいいのか?と悩み始めました。

夫も経験している習い事とはいえ、「上のクラスにいきたい」「もっと上達したい」と言い出したのは娘です。

それに、車で送り迎え、大会の参加費、必要なウエアや道具の費用、お弁当や捕食の準備…。

「運動部はダメ、この習い事もダメ、あの学校もダメ、お金がかかるからダメ、ダメ、ダメ!」

こんな環境で育った私からしたら、娘の環境は親として出来る限りのサポートをしているんだけどなぁ…

確かにコロナの影響もありました。思うように練習できない、練習できない分、大会で結果が出せない。

しかし練習できないのはみんな同じ。それでも大会で結果を出す子もいます。だから夫は「家でもしっかりトレーニングしなさい!」と口うるさくいってしまいます。でも気持ちが前向きになれない娘。

娘は「習い事が“好き”という気持ちだけでは上達しない、結果が出せない」ということに気付き、初めて心が折れたのだと思います。

私は送り迎えの車の中で娘に言ってしまいます。

「今のクラスを辞めて、前通っていた教室に戻ってもいいんじゃない?選手やプロを目指さなくても、習い事が好きな女の子に戻ってもいいんじゃないかな。」(この発言ものちに間違っていたことに気付きます。)

娘はボソッと「まだ(いまのクラスを)続ける・・・」と言いました。

 

それから少し経ったある日。

洗濯ものをしようと、ポケットの中を確認しながら洗濯機に服を放り込んでいた時、娘の服のポケットからのレシートが出てきました。

レシートにはドーナツを3個買った記載がされていました。

3個・・・。

これがまた新たな問題となります。

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

娘の習い事に関しては私より夫の方が熱量があります。

コロナで練習がなかなかできなかったこの夏、夫は娘に「プライベートレッスン」をうけさせました。

そのプライベートレッスンの費用がこれまた高いこと高いこと…金額が金額なので「本当にこの金額を出すの!?」と夫に聞いたほどです。もちろん娘にも「プライベートレッスンやってみる?ただしこんなこと何回もできないよ。」と確認しました。


思春期との向き合い方①

2021-09-22 22:30:59 | 子育てのこと

我が家の上の子。

今日から「娘」と書いていきます。

我が家の娘はいわゆる「こまっしゃくれた」ところが全くなく、だけど意外と冷静に物事を考える所もあり、私が何か度忘れしたり、うっかりしてあわあわしてると「ママ、〇〇すればいいんだよ。」「(忘れていることを)〇〇って言ってたよ。」と助け船をだしてくれる、私のよきブレーンとして本当に大活躍してくれます。

思春期に突入したのか、“なんかムカつく”時はドアをバタン!と閉めたり、「ハァッ!!」と大きなため息をついたりします。今年の春くらいから「自分の部屋が欲しい」と言い出したので、カーテン、チェスト、ローテブル(学習机はいらないそう)など…少しずつですが娘の要望を聞いて買いそろえています。いまは“可愛くて座り心地のいい座椅子”を一緒に探しているところです。可愛いベットも欲しいと言っています。

今年の夏から自室で寝るようになった娘。布団の周りには女の子らしくぬいぐるみや可愛い柄のタオルを敷いたりしてねていますが、夜中にふと目を覚ますと自室で寝ていた娘が私の隣で寝ている…なんて時もあります。

思春期とはいえ、基本的に甘えん坊な娘。朝、学校に行く前は必ずハグします。なんなら寝る前にもおやすみのハグをします。私がリビングで横になっているとぴったりくっついて一緒に漫画を読んでいます。

いま一番興味があることは「お菓子作り」のご様子。図書館からお菓子作りの本を借りてよく読んでいます。

漫画と習い事が大好きで、お菓子作りといつか可愛い猫を飼うのが夢な娘。

何かと手のかかる、(おっと、マイナス言葉はやめよう)何かと私を“奮起させてくれる”息子とはタイプが違う娘。

 

そんな娘の「異変」に気付いたのは夏休みに入る少し前。

娘が学習教室に行く前に「ごめーん。ママ歯医者さんに行っちゃうから家の鍵を持って行ってー!」と娘に声をかけ、学習教室に持って行く鞄の小さいチャックがついている所を開けると…

財布に入っていない状態で現金(お札)が入っていました。

「えっ!?なにこれ!?なんでお札が!?しかもはだかで!?」

娘に「これどういうこと!?」と驚いて尋ねると

「(学習教室の帰りに)本屋さんによって〇〇(少女月刊誌)を買おうと思って…」

いきなり出てきたお札に驚きましたが、理由を聞いて「あぁそうなんだ」と思いました。

「そうなの。本屋さんに行くのはいいけど、お財布に入れて持ち歩きなさいね。」

「うん。ごめんなさい。」

それから数日後。

お世話になっている学習教室の先生から電話がかかってきました。

「娘ちゃん、最近宿題をやってこないんだけど習い事忙しいの?」

「え!?いえ…特に練習量は増えていません。むしろ(コロナの影響で)思うように練習できないみたいです。」

「あらそうなの。今まで宿題をやってこない時がなかったから…注意してもヘラヘラ笑ってるのよ。」

 

え!?宿題をやってない!?しかも注意されてもヘラヘラしてる!?

正直…にわかには信じられませんでした。

昨年の長期休校期間の時も、夏休みや冬休みの間の学校の宿題も、もちろん学習教室のプリントも「やるべきことはやる」子だったので「宿題をやらない」なんてことは今までありませんでした。娘に対して「宿題やったの?」なんて言ったこともありません。(「進み具合はどう?」「わからない所があったら聞いてね」などの声掛けはしていました。)

私は娘に「学習教室の先生から電話があったよ。宿題やってないって。どうして?」と聞きました。

「わからないから」とか「勉強が好きじゃないから」とボソボソ声で答える娘。

「週5で習い事をしたいって言った時約束したよね。“学校の宿題と学習教室の勉強をきちんとやること”って。習い事だけ頑張ってもだめなんだよ。最低限の勉強はしなくちゃ。」

「・・・。」

 

この頃私はとんだ愚かな思い込みをしていました。

《弟と違ってしっかり者の姉》と…。

 

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ADHDの息子に続いて今度は思春期突入の娘の話です

指針が決まった息子と違って(指針はゴールじゃないけど)思春期でくくっていいのか分かりませんが、娘との向き合い方について考えさせられた夏でした

そんな我が娘。親子で漫画を共有しています。どこから情報を仕入れてくるのか、私が購入している漫画の新刊発売日を教えてくれます。いまは来月発売の「わたしの幸せな結婚③」が楽しみな私たちです


ADHDの話④(最終話)

2021-09-20 15:56:42 | 子育てのこと

息子は“ADHD(注意欠陥・衝動性の混合型)”と診断されました。

これからどうやって向き合っていくか…。

ネットで検索すれば膨大な情報が得られます。

書店、図書館に行けば沢山の関連書籍があります。

いま、私は自分自身も心療内科のお世話になっていて「また心のバランスを崩したらどうしよう」と不安を抱えながら生活しています。

この状態でたくさんの知識を入れるのは危ないと感じました。

出来れば親子で一緒にADHDについて学べることはできないかな…

DVDなどの映像資料や講演会、ご時世柄“zoom講演会”などもありますが、

まずは居心地のいい、慣れた環境で、落ち着いたときに一緒に読める本はないかな?と探しました。

そして出会った本がこちらです

 

「きみもきっとうまくいく」

本のタイトルを見たときに思いました。

そうだよ。息子だってきっとうまくいく。

ADHDをネガティブに捉えちゃいけない。あの子の性格・特性に沿った寄り添い方・向き合い方を考えていこう。

確かに今までは「なんでできないの!?」「なんで理解してくれないの!?」と感情任せに苛立ちをぶつける事が数えきれないほどありました。

「なんでできないの!?いつになったらできるの!?いつ!?」

「今日からがんばります…」

「その言葉聞き飽きたっっっ!!!!」

できないことに苛立ちをぶつけるんじゃなくて、どうしてできないのか?少しずつでもいいからできるためにはどうすればいいのか?視点を変える工夫をすればきっとうまくいく。そのヒントを親子で学ぶことができたらいいなと思います。

 

 

もう1冊の「みんなのためのルールブック」

これは子ども達がまだ幼児期だったころ、書店で絵本を見ていた時に売り場に平積みされていた本です。「いま話題の本です!」みたいなポップが貼られていたのを覚えています。

まだうちの子達には早いかな?と思いましたが、いつか身についてくれたらいいな…と思い購入し、絵本棚にずっと置いてました。

「先生にあいさつをしよう」

「あとかたづけをしよう」

など、家庭や幼稚園、学校でも教えてもらえるルールはもちろん

「もらったプレゼントに文句をいわない」

「人の成績を言いふらさない」

「しかられている人のほうを見ない」

このようなルールも載っています。

以前幼稚園の先生が教えてくれました。子どもに「なんでしちゃいけないの?」と問われた時、「だってあなただって“それ”をされたら嫌でしょ?」と説明しても子どもはピンとこないんだそうです。

息子がADHDとわかり、いまのところ対人関係で大きなトラブルはなさそうですが、今一度親子で読み返し「そうだよね。こんなことしてはいけないよね。」と話しています。

 

そして一番肝心なこと。

息子自身は「ADHD」をどう思っているのか。

診察の時、先生がADHDについての資料を渡してくれた時、

「わたしはね、この言葉があまり好きじゃないんです」と言ってマジックを取り出すと…

「発達障害」という文字をマジックで消しました。

そして息子に「君のことをお家の人と一緒に見守っていくからね。がんばろうね。」と穏やかな声で話してくれました。

これまでに何度か病院に通っていますが、嫌がることもなく、変に落ち込むこともなく、帰り道はいつも「先生やさしかったー」と話しています。

「病院にいく」と決まった時。

正直息子も複雑だったかもしれません。

「僕が悪い子だからお医者さんに行くことになっちゃったんだ」

「お医者さんにいったら今までの悪いこととか、怒られたことを色々聞かれるんだ」と思っていたかもしれません。

だけど、診てくれたお医者さんは優しそうだし、お医者さんとお話してるお母さんも怒ったり、悲しい顔をしていない。

先生も私も「〇〇もきっとうまくいくよ」と信じてくれている。

息子はお薬の服用もしています。

「このお薬は“おまじない”だよ。」と言って飲ませています。

お薬について、全く抵抗なく始められた…と言ったらウソになります。やはり少し戸惑いました。

だけど、「きっとうまくいく」の助けになるなら、「生きにくさ」を少しでも感じないようになれるなら…お薬の力を借りようと思いました。

ADHDとの付き合いはまだ始まったばかりです。

今朝、「これママにプレゼント」と言って渡してくれたカードには見たことも読んだことないような難しすぎる漢字がビッチリと!!まるで呪術のように書かれていました

こりゃどんな八百万の神様のお守りよりも身の安全を守ってくれそうだwwwと思いました。

息子の「息子らしさ」がどんどん磨かれ、輝きますように

 

ブログをご覧いただきありがとうございます!

私が望むことは

家族が健康で、それを支える私も健康で、特別贅沢出来なくてもいい、もの凄く貧しい生活でなければいい。

子どもが「やってみたい」「挑戦してみたい」と言った物事の3回に1回くらいはやらせてあげられる環境で子育てしたい。

身の丈にあった生活ができればいい。穏やかに。

そう思っていたら…思いもしない方向から難題が飛んできました