けいはんのはざまにて

心にうつりゆくあれこれについて忘れぬうちに書きとめよう

2024/2/28 三瓶山のイチゲ

2024-06-13 23:58:13 | 日記
母が住む島根を訪問。早春の花を見に三瓶山の麓へ。
咲いていた。
さひめやま神社。三瓶山の古い名前がさひめやま。この近く。
急な斜面に咲いている。今は保護されている。
ネコノメソウ。
オモト。
国民宿舎・三瓶荘。とても良い温泉がある。
入浴後、お昼をいただいた。
三瓶山の北側にあるビジターセンター。国立の野営場もある。
三瓶山の西側にある草原。残雪が見える。
秘湯・熊谷旅館。この近くにもイチゲが咲いている。


アオキの実がまだ新鮮だった。

丹波篠山の高城山・2024・1・30

2024-05-31 11:48:14 | 日記
兵庫県の丹波篠山市。篠山市街や今田温泉へ行く途中、必ず見ていた山。大河『麒麟がくる』に出てきた山頂の八上城跡も見たかった。
二の丸跡から篠山盆地。
頂上が見えた。
本丸跡。



本丸におられた方と会話。案内して頂いた池。
麓に下った。街道沿いに一里塚の跡がのこされている。

岐阜・長野の旅(3)~ 上高地の生物観察 (後半)~ 2022.6.3

2022-06-07 07:23:28 | 日記
田代橋まで戻って、梓川の左岸を進んだ。
シロバナノヘビイチゴ。
フキの果実が熟し、今にも綿毛で飛んで行きそう。
またベニバナイチヤクソウの群落があった。

カラフトダイコンソウ。
キジムシロ。
やはり美しいタガソデソウ。
休憩用のテーブルに。
今日は姿は見ないがニホンザルのものと思う。
右岸の山。広葉樹の若葉の黄緑と針葉樹の深緑のコントラストが美しい。
エゾムラサキ。
ラショウモンカズラの後ろ姿。
上高地バスターミナルに続くカラマツ林。


次々ベニバナイチヤクソウの群落が登場。
うつむいていて花の中をうまく撮れない。
ミヤマニワトコの花。もう赤くない。
梓川の川べりに咲いていたヤマガラシ。

ズダヤクシュ。漢字は喘息薬種。信州ではかつて喘息の薬として用いられたからだと。花の盛り。
ミヤマカラマツ。
カラマツソウの開花はもう少しかかりそう。
赤っぽい色の若葉のヤグルマソウ。

人慣れしていたキジバト。
花の写真を撮ろうと川べりに降りた。不意に何かが飛び出してきた。キセキレイだ。きっとそばに巣があり、そこから敵を引き離すためわざと身をさらしていたのだろう。
天気が良くなり、梓川が一段と輝いてきた。
河童橋に到着。穂高連峰の雲も、もうすぐ晴れそうに見えた。
パラソルの下で小休止。
ケショウヤナギの葉影が映り素敵。

河童橋の下の河原。くつろぐ修学旅行生。

河童橋を渡って右岸を少し下る。
河童橋付近で唯一の山小屋、西糸屋山荘へ。
山荘の昼食処、グリーンポット。
名物、山賊焼き定食を頂いた。アップルパイも美味しい。
右岸をさらに上流へ。

サルノコシカケ。前より成長していた。
ユキザサに似ているが花が緑色。ヤマトユキザサ。
雌雄異株(雄花と雌花の株が別の植物)。これは雄花のようだ。
岳沢湿原に到着。
ヤマドリゼンマイ。若葉の中心に茶色の胞子葉が直立する。
いつ見ても素晴らしい風景。

岳沢から流れ下る清流が湿原を潤す。

ここもレンゲツツジの開花はこれから。
明神岳方向。
霞沢岳の方向。
カモのつがいが現れて、採餌を始めた。

照り輝くマイヅルソウの若葉。
クルリとめくれた花弁が可愛い。
木道の下にツルシキミの花(雄花)を発見。これも北海道から日本海側に分布する多雪地帯に適応した植物。

ミネカエデ。カエデの花はぶら下がるものと思っていた。
小さな、見たことのない花を見つけた。
その名もノミノフスマ。
花の付く小さな葉を「蚤の布団」に見立てた命名。
ネコノメソウ。
花の後の果実の細い隙間に見える茶色の種子。
これを、明るい所での猫の目の縦長の瞳孔に見立てた命名。
タヌキノチャブクロ(の枯れた個体)だそうだ。
木道の下の湿地に生えていた。カンムリタケ。
水没した針葉樹の腐食に生える水生キノコ。
小梨平まで戻ってきた。清水川のバイカモ。
キジムシロの可愛い花。
ビジターセンターの入口の看板。
こちらで、不明の生物の名前を尋ねた。
ハクサンハタザオ。
今の時期、このハタザオの仲間が何種類か咲いている。
アマドコロ。
オオカサモチ。花が広がる前。
上高地を代表する木ズミ(コナシ)。沢山あったから小梨平。
ノビネチドリ。雨の中で探し歩いた。
ハシリドコロ。
アルカロイドの一種を含み、食べると幻覚など錯乱状態に陥り、苦しみ走り回る所から命名。
結局この日、稜線の雲はかかったままだった。
キャンプ場。今日の夕食は焼きそば。
丹生川のACOOPそばの店でナラ材(ミズナラ?)の薪を手に入れた。
火力があり火持ちがする。空澄み渡り星空美しく気温低下が半端なかった。
4日。寒すぎて、いつもは朝やらない焚火を起こした。
天気は最高だ。
ベッドに寝転んで樹冠を見上げる。
少し離れたトイレに行く時見つけたツマトリソウ。
珍しく1本の草に2つの花が付いていた。
テントサイト撤収完了。今日も予定変更。
清酒『元文』を求めて白鳥の原醸造所へ。
無事酒二升を購入して、長良川を西へ。
始めて白鳥の道の駅へ。昼食はこの朴葉寿司と、
鮎の炊き込みご飯。どちらも美味しかった。

軒下に巣立ったばかりの燕の若鳥が沢山いた。
人間を恐れない。
158号線で山を越えて越前大野へ。
麦秋の景色が美しかった。中央の山が百名山の荒島岳。

岐阜・長野の旅(2)~ 上高地の生物観察 (前半)~ 2022.6.3

2022-06-06 10:18:50 | 日記
1泊目の夜は曇っていた。おかげで冷え込みはそれほどではなかった。
朝食はホットケーキ。焦げずにふっくらと焼きあがった。
平湯バスターミナル9時発の上高地行に乗車。
大正池、屹立する穂高連峰が見えてきた。大正池バス停で下車。
池に降りる階段で。オオタチスボスミレ。
湿地の上に設けられた木道を歩く。
採餌するマガモ。
湿地の中に黒いマムシグサの仲間を発見。カミコウチテンナンショウ。
ベニモンツノカメムシ。
オオバミゾホウズキ。
ミヤマニガイチゴ。
ムラサキヤシオ。
上5本の雄しべが短く、下5本は長いのが特徴の一つ。
広い河原。焼岳と立ち枯れした木をバックに。
この枯木。度重なる洪水によく耐え抜いている。
ユキザサ。
可愛い一つ一つの花。
開きかけのヤマクワガタの花。日本固有種。
エゾムラサキ。
開きかけのニリンソウの花。
ベニバナイチヤクソウ。群生する。
3枚の葉がきれいな円形になったエンレイソウ。
キバナノコマノツメ。上高地には少ないらしい。
切断されたイノシシの頭部!?
小休止。
オオバタネツケバナ。
田代湿原に到着。案内板。

実際の状態。明神岳より左(北)側の穂高連峰は雲の中。
田代池方向は晴れていた。
昨日ひるがの高原(標高1000m弱)で満開のレンゲツツジ。上高地(標高1500m)ではまだほとんどがつぼみ。
マイヅルソウの可愛らしい花。
花盛りのツマトリソウ。
倒れた樹木の根の部分が植物たちのベッドに。
花をぶら下げるアマドコロ。
針葉樹にまとわりつき成長する地衣類のサルオガセ。
毛虫たちのベッド。
カラマツの柔らかい新葉。

シロバナエンレイソウがまだ花を付けていた。
クリンユキフデ。初めて名前が分かった。
ウワミズザクラ。
ニリンソウが開いて来た。
ツルネコノメソウ。

ラショウモンカズラが花盛り。
ミヤマザクラ。
ミヤマキケマン。
赤花のミヤマニワトコ?
後でビジターセンターで確かめると、咲き始めは赤い色になるそうだ。
タガソデソウ。
岐阜・長野・山梨に分布。白く半透明で香気がある。
「色より香こそあわれと思ほゆれ 誰袖ふれし宿の梅ぞも」(古今集・詠み人知らず)の歌から命名された。着物生地で作った匂い袋を「誰が袖(たがそで)」と言うそうだ。
オクノカンスゲ。花期は終わり、雄しべが枯れて垂れている。
オオバコウモリ。コウモリソウの仲間。中部以北日本海側に分布。
上高地にはこの分布パターンの植物が多い。

フッキソウ。花の時期は終わり。上の雄花の葯はなく、雌花の柱頭も茶色に変色している。
田代橋が見えてきた。
温泉ホテル前に到着。班別行動の高校生と多く出会った。霞沢岳を望む。

ホテルの前はアスファルト。日当たりよく気温が上がるため、レンゲツツジは満開。
可憐な白い十字。クルマバソウの花。
イワハタザオ。
これはハクサンハタザオ。と思う。
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)。

エゾタンポポも多く咲いていた。
終わりかけのムラサキケマン。今年も各地で見てきた。
可愛い目。ヤマキマダラヒカゲ。ビジターセンターの方が図鑑を見ずに教えてくれた。地面にじっと佇み、翅を少し傾け、陽光がよく当たるようにして、体温をあげようとしていた。
こちらは聞いてなくて、自分で調べた。シロオビクロナミシャク。蛾の仲間。
このノイチゴの花も花盛り。シロバナノヘビイチゴ。

岐阜・長野の旅(1)~ひるがの高原・湿原植物園~ 2022.6.2

2022-06-05 23:50:42 | 日記
6月2日~4日の日程で岐阜・長野方面に出かけた。
馴染みの平湯温泉のキャンプ場に連泊。
出発前夜、たまたま六角精児さんの『呑み鉄本線日本旅』の録画を見た。
その回に登場したのが、岐阜県・白鳥(しろとり)にある酒蔵。ぜひ行ってみたくなり予定を変更して訪ねた。
『布屋 原酒造場』。創業元文5年(1740年)。
六角さんの色紙があった。
花(サクラ)に含まれる天然酵母を使った酒も含め4合瓶を3種類購入。
キャンプの夜、普通酒を飲んだ。うまかった。

帰りもコース変更してこの酒屋に立ち寄った。しかし土曜日は休業日!
たまたま花の水やりに出ていた息子さん(先日対応してくれた)が店に入れてくれる。今度は1升瓶で普通酒2本を購入。
『呑み鉄本線』で六角さんが訪ねた北濃駅へ。
かつての越美南線・現在の長良川鉄道の終点の駅。越美線とは越前(福井県)と美濃(岐阜県)を結ぶレールの意味だ。
ここから国境の山の西向こう25kmに九頭竜駅がある。
福井県側の越美北線(JR西日本)の終点の駅だ。本来は繋がれる予定だった。
駅から先、車止めまでの線路は草に埋もれていた。
転車台が残されている。
アヤメの花。
転車台の脇の山腹に巣を造っているのか、飛んできたカケスが木にとまり、辺りのようすを伺っていた。
転車台の上にはエゴノキの花が沢山ぶら下がっていた。
北濃から国道158号線を北上し、ひるがの高原の『分水嶺公園』に到着。休憩した。

この辺りは太平洋に流れる長良川と日本海に流れる庄川の源流域。
この場所がその分水嶺に当たると言う。
水が流れ出る湿地帯が『湿地植物園』になっている。
観察した植物や動物を紹介する。

湿地帯はかなり陸化が進んでいるようだった。
レンゲツツジ。
キンラン。
野菊の仲間。
クロイトトンボ。
オオカメノキ(ムシカリ)。
アシウテンナンショウ。
キンモンガ。美しい蛾の仲間。
コナスビ。
タンポポの綿毛。
ツボスミレ(ニョイスミレ)。
タニウツギ。
ヒツジグサ。イモリが泳いでいる。

サクラソウ。
白花のクリンソウ。
花弁に白い筋があるのでカキツバタ。
ミスジチョウ。
ホウノキの花。
ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)。
THIS IS THE 毛虫。
始めて見たノウルシ(トウダイグサ科)。
ヤマボウシ。
キハナショウブ。
ウスバシロチョウ。
ベニドウダン。
高山で昼食休憩。修学旅行生の姿をよく見かけた。少しずつ賑やかさを取り戻していた。
高山から平湯へ。途中の沢山の農家に鯉幟が上がっていた。旧暦で端午の節句を祝うのだろう。
平湯キャンプ場に到着。ラショウモンカズラの花が出迎えてくれた。