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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

友人二人

2009-01-23 22:06:48 | 友人たち
 22日(木)
 雨降りの寒い一日でしたが家族3人で都心のA弁護士の事務所を訪ねてぼくの医療過誤補償問題について当面の方針を相談しました。

 夕方、Sさんから嬉しい話を聞きました。午前中に、江東区立豊洲北小学校を訪ね大沼謙一校長に会って来た報告です。この小学校にいた数時間がどんなに嬉しかったか、どんなに感動の連続だったか、Sさんの声は少年のように弾んでいます。 
 Sさんは政府の役人を退職されたあと北朝鮮難民の支援に力を注いでいます。今日は小学生のこどもの就学について大沼校長に相談に行ったのです。子どもたちやその母親も一緒だったようです。
 大沼校長が北小の子どもたちと接する様子を見てSさんがどんなに心を揺さぶられたかはぼくには手に取るようにわかります。彼はぼくの最初の生徒の一人です。たったそれだけの縁でぼくも何度か彼の学校を訪問して見聞きしているからです。ほんとうに一人一人のこどもを心から愛している校長先生です。
 ぼくが嬉しかったのはSさんと大沼くんがこうして出会うことが出来たということ自体です。この二人の出会いは何か心強いものを感じさせてくれるのです。それぞれの活動の可能性を広げ、励まし励まされる人のつながりが強くおおきくなっていくにちがいないだろう、と。
 Sさんは北朝鮮からやっとの思いでこの日本にたどり着いた人たちはもちろんのことですが地球の反対側のブラジルからやってきたひとびとのことにも心を砕いています。とくに教育から疎外されている若ものたちのことが心配です。
 日本の近未来はこれらのひとびととともに創っていく以外に道はないのです。にもかかわらず、彼らがこの社会で生き抜いていくために不可欠な日本語教育の担当セクションさえ日本国政府にはないのです。
 国際化の進む学校現場で一人の不登校者も出さないと奮闘する大沼校長と教職員のすがたはこれからの学校に何が必要かを考えさせてくれます。Sさんのような影響力のある社会的リーダーが問題解決の鍵をつかみ、社会に発信してくれるようになったら事態は好転していくのではないかと思われるのです。

 魅力と可能性のあふれたお二人の出会いに一役果たせたことをぼくは心から喜んでいます。
 
 豊洲北小学校 (「とよす北便り」の12月・1月を読んでみてください)
 http://www.koto.ed.jp/toyosukita-sho/
 
 


 23日(金)
 久しぶりの好天、水くみと露天風呂で一日が過ぎていきます。