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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

「原発がどんなものか知ってほしい」

2012-11-06 06:03:02 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

11月5日(月)曇晴

 天候がぱっとせず、一日中、ベッドやコタツで過ごしました。こんな日は時々、喘息がでて薬の世話になります。

山本太郎さんの講演会の時にもらった「原発がどんなものか知ってほしい」という冊子を読みました。原発の配管を専門とする方で20年間も原発現場で働いてきた平井憲夫という方の話を記録したものです。ネットでも読めるようです。

 ちょっと時間がかかります。暇があるときに目を通してみてください。「素人が作り、素人が検査する」。これが実態だという。被爆が避けられない現場ですから専門家は建設現場や検査に近づかないというのです。こんなことがまかり通っているのですね。

今、福島第一原発の現場がどうなっているか、働いている人々の様子を想像する力が少しはつくような気がします。

「原発がどんなものか知ってほしい」●http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html

11月11日には都心で脱原発の行動があるようです。

出典・詳細●http://coalitionagainstnukes.jp/?p=1275

この日は東京に出て室戸岬小の同級生だった公夫くんの墓参りです。帰りに僕も100万人の一人になりに行きます。桜田門あたりから国会方向に向かえばいいのかな。東京都が日比谷公園の使用を禁止したので13時からのデモは中止だとか。石原知事の置き土産でしょう。

 本当に100万人くらいが動けば国会も政府も東電も震え上がることでしょう。「川越だより」を気にしてくださる皆さん。一歩をともにしましょう。

 


山本太郎さん

2012-11-04 05:47:07 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

11月3日(土祝)晴れ

 車を処分したのでバスと電車で丸木美術館へ。神明町から松山に向かう路線バスの中で弁当をたべるという珍しい体験。

森林公園駅で一人やってきた山本さんの姿を見つけました。映画「夜を賭けて」に出演していたので僕でもすぐにわかるのです。

山本さんの講演は「南京大虐殺」や「アウシェヴィッツ」の巨大な絵のかかる部屋で2時から4時過ぎまでありました。

僕はかぶりつきの座布団席で聞きました。おかげで足が冷えることもありません。

 

 TVや映画の世界で生きる人が社会的な発言をすると干されるというのはよく聞く話です。3・11という究極の日を体験したあとでも「反原発」を表明することは簡単ではなかったようです。「福一」の爆発の直後からの葛藤する心の動きを丁寧に話したのが印象に残ります。

NHKの仕事がまったく来なくなったといいます。原発利権集団とは直接のかかわりを持たないはずの「公共放送」にとってもこの人の存在は邪魔なのでしょう。今では腹が決まってこの社会を変えなければ自分のやりたい仕事はできないと考えるようになったそうです。

示唆に富む言葉です。人間であるなら誰もが「生きたい」と願っているはずです。原発には「NO!」という以外の選択肢はもはやないのです。どんなしがらみの中にいても勇気を出して「NO!」を押し出さなければ自分が死んでしまいます。

 そうです。「生きるか、死ぬか」の瀬戸際に私たちは立たされているのです。

心ある人は誰もが自分の進退を賭けて「生きる」道を宣言するときです。

 山本さんの話の中でもう一つ印象に残ったことがあります。「逃げる」判断の重要性です。

 フクシマの事故のようなときに的確に「逃げる」ことはもっとも重要なことです。「放射能管理区域」と指定されるべき地域にこどもを含む多くの人々を放置して平気でいられるのが今の為政者たちです。「近いうちに村に帰ろう」などと公式に甘言を弄する始末です。

こんなやからと闘って何とか「脱原発」を実現しなければなりません。それでもいつでも「逃げる」用意は大事です。放射能に立ち向かうことはできません。

 国の内外を問わず、いつでも「移住」できる心を養い、どこでも生きていける力を身に付けていかなければなりません。

「3・11」と真剣に向かい合ってきた青年の率直な人生の開示に触発されて考えたことを書き留めました。

 

<参考記事>

樹木希林、山本太郎の反原発運動に「同じ気持ちに駆られた」と 同調

映画.com 9月10日(月)20時0分配信

 

 [映画.com ニュース] 女優の樹木希林が9月10日、出演映画「わが母の記」のブルーレイ&DVDの発売を記念し、俳優の山本太郎とともにニコニコ生放送によるトークライブに出演。放送を前に東京・原宿のニコニコ本社で会見した。“タブーなし”と銘打っただけに、原発問題から互いの結婚、さらに山本の姉の大麻所持による逮捕や「オセロ」中島知子の洗脳問題など、次々と繰り出される映画とは関係のない話題について赤裸々に語った。


 今回のトークは、樹木が山本を指名する形で実現した。樹木と山本は映画「夜を賭けて」で共演したが、樹木いわく初対面は「後輩は挨拶に来るものだけど、太郎さんは知らんぷりだった」。今年、東海テレビで放送されたドラマ「約束~名張毒ぶどう酒事件 死刑囚の生涯~」で久々に再共演を果たし、「仕事している感じがいいなと思った。こういう人にこの映画を見てもらってどういう感じか聞きたいと思った」と山本をトーク相手に選んだ理由を説明する。山本は、「最初の時は緊張して近づきがたかったんです(苦笑)」と釈明しつつ、「いまや犯罪者扱いされている僕を呼んでいただいてうれしかったです」と感謝を口にした。

 新婚の山本は、「結婚は必要のない制度だと思っていた。契約書で安心を得るのは嫌だった」と考えていたそうだが、これに樹木は「意味はあるんですよ」とキッパリと断言。内田裕也との入籍の際には、内田の承諾を得ないまま「相手のサインなんか関係なく自分で書いて出した」と仰天の経緯を明かし、「夫はそれまでどの女性とも籍を入れずに来たけど、私は入れちゃった。でもそうすることで世の中、社会とつながったんです」と語った。山本はスピード婚の経緯を樹木に聞かれ、「彼女は特殊な家庭で(親に)暴力を受けていたところもあり、コントロールされ続けていたので、そこから外してあげたい、守ってあげたいという気持ちだった」と説明した。

 さらに樹木は、昨年の原発事故以降、山本がかかわってきた脱原発運動にも言及。「あなたと同じ気持ちだったけど、私には飛び出すパワーはなかった。でも全員が同じ気持ちに駆られていたと思う」と同調した。

 報道陣から、山本の姉が大麻所持で逮捕された件について質問が飛ぶと、事件を知らなかった樹木は「お姉さんの事件?」「大麻?」「それが事件に?」と興味津々の様子。山本は「そもそも日本の法律に違反しているわけだし、日本の国策に対し物申す立場を選んだ人間として脇が甘かった」と語る一方で、「(事件は)残念ですが、僕の姉であることは変わりない」と絆を強調した。「DVDのことより、これがフォーカスされますよ」と山本は申し訳なさそうに謝ったが、樹木は「宣伝しても買う人は買うし、買わない人は買わないの!」と語り、笑いを誘った。

 また、オセロ中島の洗脳事件に関しては、樹木が「(中島の)お父さん、お母さんから丁寧なお詫びと現況を報告する手紙が本木(雅弘)さんの方へ来たそうです」と明かした。改めて「渦中の時、生きているのか死んでいるのかも分からず、親御さんの状況は悲痛でしたから、親御さんの気持ちを考えて何とか協力させていただきたいと思った」と当時の心境について語った。

 「わが母の記」ブルーレイ&DVDは発売中。


山本太郎講演会 今日・丸木美術館

2012-11-03 06:27:50 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

気づくのが遅れました。今日のことです。

山本さんに会ってみたいので行ってみようと思います。

山本太郎講演会「福島を忘れないために」

11月3日(土)午後2時
参加自由(当日の入館券が必要です)
当日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。




ドイツ・ゴアレーベンのアクション参加や、チェルノブイリなどの映像を通して、トークしていただきます。
山本さんは、忙しい中、やっと来館が決定・・・福島をいつまでも忘れないように今一度、人生を奪われた人達の立場に立ち、原発のない世界を目指し、未来の子ども達のため、今私達ができることは何か・・・考えていきましょう。
~みんなあつまれ~


「市民」の自覚

2012-10-07 06:11:54 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

10月5日(土)晴れのち雨

3時過ぎに川越駅東口の小公園に行くとMさんという方が声をかけてくれました。「さようなら原発」のデモを企画してくれているリーダーの一人です。60歳くらいで精悍そのものです。住まいが近くスーパーでぼくを見かけたこともあったといってくれました。

 デモは民主主義の原点です。徒手空拳の市民が自分たちの意思を示して悪政に立ち向かう手段の一つです。40年も街からデモが消えていました。「福一」の事故がよみがえらせたといえます。「市民」としての資質に恵まれたひとが言いだしっぺ(「リーダー」)になってくれたのです。どういう方かはよくはわかりませんがこういう人がいてくれたことに「感謝」です。心強く感じました。

 

本川越駅前を行くデモ。

写真: 娘夫婦も歩く

新富町(川越一の繁華街)のとおりを行く。三河から来た娘夫婦の後姿。

 解散後の公園。200数十名の参加があったという。ぼくは体調がいまひとつでみんなについて歩くのがやっとだった。

それでも駅からの帰途、3Kmを歩いた。繁華街。人・人・人。一人ひとりは原発をどう考えているのだろう?

11月11日(日)には東京で100万人の参加を目指す行動が予定されているらしい。そのぐらいの規模にならなければ「流れ」を変える力にはならない。

人々の「市民」としての自覚と協力を強く求めたい。


今日は川越デモの日です。

2012-10-06 07:22:30 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

散歩道はどこに行っても彼岸花の季節です。

 榎の股にも咲いています。

さて今日はデモの日です。「命あってのものだね」などと聞いたことがありますが商売熱心な経団連の爺さんなどには通じない言葉のようです。「死の商人」。こんな連中をのさばらせてはなりません。

 三河から来る娘夫婦も一緒に歩いてくれるといいます。近隣の友人たちの姿も見えるかな。力を合わせてなんとしても原発にさよならをしなければなりません。

 

 

10月6日(土)15:00~

 
さようなら原発
川越パレード
              原発は危ない!と気づいたみなさん。
 
政府や電力会社のウソを見抜いたみなさん!
 
思いをひろめていきましょう。
 
一緒に原発を止めましょう!
 

毎週金曜日の夜、首相官邸の周りには「大飯原発・再稼働反対!」「原発をとめよう!」「原発はもういらない」とたくさんの人が集まっています。国会周辺や全国各地で、同時に行う再稼働反対の抗議にもたくさんの市民が参加しています。

 
“夏の電気が足りない!”政府と電力会社のウソはばれてしまいました。
東電も関電も政府も、さらに原子力発電所を動かそうと意欲を見せています。フクシマの悲劇は現在も進行中です。放射能の被害は太平洋の向こう側まで拡がっています。
市民は、暮らしを見つめ直しはじめています。未来につけを残していけないのは「国の財政」だけではありません。「放射能事故の不安の無い社会」「国際社会で名誉ある地位を占める」為にも、私たち市民の声を何としても政府に届け日本を変えなければなりません。
今、大人である私たちのこれからの務めとして・・・

【日 時】10/6(土)15:00集合・川越駅東口・緑地公園(川越市駅よりの踏切脇)    
 
デモ(出発 ~解散予定(17:00)
 
【デモコース】15:30緑地公園出発⇒本川越⇒連雀町交差点右折⇒新富町通⇒クレアパーク⇒川越駅東口・緑地公園16:30(解散予定)
 
【持ち物】メッセージを書いたプラカードや風船・のぼり等、音の鳴るもの、
 
楽器など。もちろん手ぶらでもOKです。
 
団体名の入っているものや、主旨にそぐわない幟旗プラカード、チラシの配布また宗教団体の機関紙配布等はお断り致します。次に繋げる為にも、法令遵守をお願いします。

福島ではこんなことまでまかり通っているのか(続報)

2012-10-05 10:50:46 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

 これは県民を欺く犯罪ではないのか。この詐欺劇場に参加した役者はもちろん演出の福島県知事以下の役人を検察庁は直ちに逮捕して取り調べるべきだ。

 どんなときでも「秩序を守る」とほめられて悦に入っている場合ではない。ここまでなめられバカにされて福島県民は黙っているのだろうか。

福島健康調査:委員発言、県振り付け…検討委進行表を作成

毎日新聞 2012年10月05日 02時33分(最終更新 10月05日 02時36分)

 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施中の県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会を巡り、委員が発言すべき内容などを記した議事進行表を県が事前に作成していたことが分かった。調査結果への見解における「結語」(結びの言葉)が記され、「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)再現データの質疑に終始しない」と求める記載もあった。県の担当者は毎日新聞の取材に「そうしたものを作ったかもしれない」としつつ、内容に対する明確な回答はなかった。

 検討委を巡っては、本会合の前に秘密裏に「準備会」(秘密会)を開き、調査結果に対する見解をすり合わせた上で、本会合でのやりとりを事前に打ち合わせていたことが判明している。この問題が取り上げられた3日の県議会で村田文雄副知事は「意見などをあらかじめ調整した事実はない」と答弁したが、進行表には「○○先生と要調整」(○○は委員の実名)との記載もあった。

 毎日新聞が取材で確認したのは「第3回『県民健康管理調査』検討委員会 進行」と題された文書。関係者によると、県保健福祉部の担当者が作成し、昨年7月24日に開かれた第3回検討委の前日の同23日に委員らに送られた。それ以前の同17日には秘密会を開いたことが分かっている。

 文書はA4判2ページ。「取扱注意」と記され、議事内容や進行を記載している。このうち「ホールボディカウンターと尿(内部被ばく)検査結果について」と題した項目では「結語」として「セシウム134及び137による内部被ばくについては、合計しても1ミリシーベルト未満であり、相当に低いと評価。他の地域の住民では、さらに低いと思われる」との発言予定が記されていた。

 調査の進捗(しんちょく)状況を巡る項目では国や県が有効活用しなかったとして問題視された「SPEEDI」に言及。「SPEEDI再現データ(3月15日の課題)の質疑に終始しない。(SPEEDIの話題のみが着目される可能性あり、そうならないよう願います。また、そうなった場合は、『線量評価委員会』で検討とそらして下さい。)[○○先生と要調整]」などと記載されていた。

県によると、第3回検討委は初めて全面公開され、実際の本会合も進行表に沿った形で進められていた。県の担当者は「座長(山下俊一・県立医大副学長)のメモ的なものとして作った可能性はある」と話した。【日野行介、武本光政】

 

 

出典●http://mainichi.jp/select/news/20121005k0000m040112000c.html


福島ではこんなことまでまかり通っているのか

2012-10-03 04:54:39 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

10月3日(水)

福島県立医大の山下俊一というのは「悪いやつ」だとは聞いていたがこんなことまでやっているのか。

原発事故にかかわる政府や東電の発表をそのままに信じる人はもはや少ないとはいえ、「原発事故とガン発生の因果関係」という最も肝要な部分で医者たちが口裏あわせをして、委員会は見せ掛けであったとは。原子力ムラのやりたい放題にはもはや慣れきってしまった感があるが、福島の県民はどう思っているのか?こんな連中がのさばり続けているのに学生や市民は何をしているのか?

「毎日」以外の新聞やTVはどういう報道をしているのか?ぼくにはわからないことばかりだが、せめて福島だけでは命を見つめる記者たちの活動があってほしい。そんなことはありえないのか。

福島県知事は当該委員会を直ちに解散させ、自らも責任を取って辞任すべきだ。

 

<福島健康調査>「秘密会」で見解すり合わせ

毎日新聞 10月3日(水)2時31分配信

 
 
秘密会を終え、検討委員会の会場に向かう委員会メンバーら=福島市杉妻町で2012年9月11日午後1時55分ごろ、武本光政撮影

 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施中の県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会を巡り、県が委員らを事前に集め秘密裏に「準備会」を開いていたことが分かった。準備会では調査結果に対する見解をすり合わせ「がん発生と原発事故に因果関係はない」ことなどを共通認識とした上で、本会合の検討委でのやりとりを事前に打ち合わせていた。出席者には準備会の存在を外部に漏らさぬよう口止めもしていた。

【出席者に口止め】秘密会、別会場で開いて配布資料は回収し「保秘」徹底

 県は、検討委での混乱を避け県民に不安を与えないためだったとしているが、毎日新聞の取材に不適切さを認め、今後開催しない方針を示した。

 検討委は昨年5月に設置。山下俊一・福島県立医大副学長を座長に、広島大などの放射線医学の専門家や県立医大の教授、国の担当者らオブザーバーも含め、現在は計19人で構成されている。県からの委託で県立医大が実施している健康管理調査について、専門的見地から助言する。これまで計8回あり、当初を除いて公開し、議事録も開示されている。

 しかし、関係者によると、事務局を務める県保健福祉部の担当者の呼びかけで、検討委の約1週間前か当日の直前に委員が集まり非公開の準備会を開催。会場は検討委とは別で配布した資料を回収し議事録も残さず、存在自体を隠していた。

 9月11日に福島市内の公共施設で開いた第8回検討委の直前にも県庁内で準備会を開いていた。同日は健康管理調査の一環である子供の甲状腺検査で甲状腺がん患者が初めて確認されたことを受け、委員らは「原発事故とがん発生の因果関係があるとは思われない」などの見解を確認。その上で、検討委で委員が事故との関係をあえて質問し、調査を担当した県立医大がそれに答えるという「シナリオ」も話し合った。

 実際、検討委では委員の一人が因果関係を質問。県立医大教授が旧ソ連チェルノブイリ原発事故で甲状腺がんの患者が増加したのは事故から4年後以降だったことを踏まえ因果関係を否定、委員からも異論は出なかった。

 また、昨年7月の第3回検討委に伴って開かれた準備会では、県側が委員らに「他言なさらないように」と口止めもしていた。

 毎日新聞の取材に、県保健福祉部の担当者は準備会の存在を認めた上で「あらかじめ意見を聞き本会合をスムーズに進めたかった。秘密会合と言われても否定できず、反省している。(今後は)開催しない」と述べた。

 福島県の県民健康管理調査は全県民を対象に原発事故後の健康状態を調べる。30年にわたり継続する方針で、費用は国と東電が出資した基金で賄う。【日野行介、武本光政】 

出典●http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121003-00000011-mai-soci


「福島の奇跡」 中島紀一さん

2012-10-01 08:51:52 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

 9月30日(日)晴れのち暴風雨

 午後一時半から小川町の町民会館で開かれた講演会「原発に依存しない暮らしを考える」に出席してきました。「昴」という社会福祉法人の主催です。550人定員の座席はほぼ満員です。僕らが最後の客で一番奥の席です。隣の席が空席のままだったので足を乗せられたのは何よりです。

 小出裕章さんのお話は読んだり聞いたりしてきたことと変わりません。日本が法治国家であるなら東日本のかなりの部分が「放射能管理区域」に指定されなくてはならない、と強調されていました。原発事故はそれほどの大被害をもたらしているのに政府も国会もその事実に目を覆って、再稼動・原発建設工事再開なのですからあきれ果てます。

 中島紀一さんのお話はあまり耳にしない事実に満ちていて、放射能地獄で生きていくしかない3・11以後のわたしたちに考える材料を与えてくれるもののようでした。僕もどう咀嚼したものか、あれこれと考えをめぐらしています。

主催者が配布した「講演要旨」を書き写しておきます。

 

農を通じた暮らしの再生

  茨城大学名誉教授 中島紀一

 

nakajimasennsei 1.jpg  3・11大震災と福島第一原発事故から一年半が経過しました。この間に「南海トラフ」の巨大地震予測など、一年半前の災害が過去のことではなく、これからも起こるだろう、現実的な恐怖として、今もあることが知らされています。

 長い歴史のなかで、わたしたちの暮らしの中で「自然」は「神」としてあり続けてきました。「神」としての「自然」に畏敬の気持ちをもって手を合わせ、自らを振り返り、豊かな明日があることをお祈りする、そうしたあり方がわたしたちの暮らしを支える精神でした。

一年半前の悲惨な災害と大事故はわたしたちの社会からそうした精神がほぼ消えてしまっていた現代という時点で発生したとも言えるかと思います。自然への畏敬を忘れ、傲然として自然を痛めつけるような社会と暮らしのあり方を見直し、自然の恵みに支えられる社会と暮らしを作っていくことが痛切な課題になっているとつくづく思います。

 原発事故では食べ物の放射能汚染が心配されました。事故の時に畑にあった作物は強く汚染されましたが、その後田畑を耕し種を播いて育てた作物からは放射能はほとんど検出されないという驚くべき状態が作られてきました。田畑の土には事故によって放出された放射能が含まれているのに、その放射能が作物にはほとんど移行しないのです。作物は「土の力」に守られたのです。私たちはこれを「福島の奇跡」と呼んでいます。

 「福島の奇跡」を生み出したのは「土の力」であり、その力を引き出したのは、被災の最中も耕し、種を播くことを止めなかった福島の農家の農の営みでした。私たちはいま、このことを感謝をこめてしっかりと受け止め、自分たちの暮らしの問題として深く考えていくことが必要だと思います。

被災の最中も耕し種を播くことを止めなかったのは、阿武隈山村のお年寄りの農人たちでした。福島では強制避難とならなかった地域の農村でも、若い世代の方々を中心にたくさんの住民が他地域に避難しました。今も避難は続いています。しかし、多くのお年寄りたちは地域を守り、家を守るためにその地にとどまり、自然とともにある暮らしを続け、田畑を耕し続けました。

お年寄りたちの農は家族と地域の自給のための農でした。事故後、阿武隈の山村をつぶさに歩いてみて、この地にはこれほど自給的農が息づき続けていたのかと驚かされました。そして作物には放射能はわずかしか移行していなかったという事実は、お年寄りたちにとっては、まずはこの野菜は孫たちにも食べてもらえる野菜として育ったのだということを意味しており、検査結果を手にしたお年寄りたちは、その喜びのなかで涙したのです。


 事前に配布された「要旨」なので講演内容そのものではありません。

お年寄りたちが収穫した農産物が高速道路のSAに山積みにされていたという話もありました。お土産にもらった農産物をそのまま持って帰るわけにはいかないと子や孫が「ゴメンね」といいながらおいていったといいます。たとえ微量で「安全」だといわれても汚染農産物には違いないと思ったのです。

質問用紙に「中島さんは安全だから食べようと推奨しているのか」と書いた人が多かったようです。

中島さんにゆっくりとお話をしてもらうのがよかったのですが時間がないためかなわなかったのは残念です。

嵐の接近でわたしたちも閉会とともに急いで帰途につきました。

 

 


講演会とデモ  原発NO!行動 川越地区

2012-09-30 06:26:58 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

 9月30日(日)

 川越など埼玉県西部地域で原発NO!の実現を目指して地道な取り組みをしておられる方々が集会とデモを企画してくれました。

小出さんのお話も聞けるというので今日は小川町に連れて行ってもらいます。6日にはデモがあります。ありがたいことです。

 

9月30日(日)

「原発に依存しない暮らしを考える」
暮らしを分けあうやさしい街づくりのために・・・

・講師:小出裕章氏 中島紀一氏
・時間:13:00~16:45
    (13:30開演)
・会場:リリックおがわ大ホール
 (小川町町民会館 小川町大塚55-2 0493-73-2711 小川町駅より200m)
8月1日(水)よりチケット販売開始
定員:580名
料金:1,000円
    全席指定・座席選択不可
※講師を囲んでの懇親会
 3,000円(先着100名)
 17:00~18:30
主催:社会福祉法人 昴
●入金後のお客様都合でのキャンセルによる返金はお受けできませんので予めご了承ください。
●保育をご用意しております。先着10名(おやつ代300円)となります。
●会場の都合上、車いすのスペースは4席のみとなります。
 4席を超える場合は、座席にお移り頂くようになりますので、予めご了承ください。
●会場内は障害のある方を優先した場所がございますので、予めご了承ください。
●小学生以下のお子様には内容が難しいため、ご遠慮ください。
●手話通訳を準備しておりますので、ご利用の方はお申し出ください。
☆講師紹介
 小出裕章氏
  (京都大学原子炉実験所・助教)
  「福島原発事故以降を生きる」
   原発を終わらせるため原子力研究一筋
 中島紀一氏
  (茨城大学・名誉教授)
  「農を通じた暮らしの再生」
   有機農業、自然共生型地域社会を研究実践
・お問い合わせ・申し込み
 社会福祉法人 昴
 TEL:090-8303-7514  FAX:0493-39-1248
※チケットの販売・申し込みは、FAXでの受付のみとなります。


「脱原発さいたま市・みんなでトーク会」
新しい反原発市民グループ始動準備会です。
市民会館おおみや第3集会室
http://nonukescitysaitama.web.fc2.com


10月6日(土)

「さようなら原発川越パレード」
集 合:15時・川越駅東口・緑地公園
    (川越市駅よりの踏切脇)    
出 発:15時半
コース:緑地公園出発⇒本川越⇒連雀町交差点右折⇒新富町通⇒クレアパーク⇒川越駅東口・緑地公園16:30(解散予定)
主 催:さようなら原発川越の会
詳 細:http://blogs.yahoo.co.jp/sayonara_nukeskawagoe/6702243.html
その他:
メッセージを書いたプラカードや風船・のぼり等、音の鳴るもの、楽器など。もちろん手ぶらでもOKです。
団体名の入っているものや、主旨にそぐわない幟旗プラカード、チラシの配布また宗教団体の機関紙配布等はお断り致します。次に繋げる為にも、法令遵守をお願いします。



どうしたらいいのか?「大間原発建設再開」とか。

2012-09-15 16:33:44 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

昨夕(14日・金)は久しぶりに首相官邸前の道路に立って「人事案撤回!」「原発反対!」の声を挙げました。長くは立っていられないので途中からは警察官の「お願い」を無視して、対岸の衆院南通用門脇に座って時々、声をあげました。同輩が一人居られました。

福島・沖縄から来た女性のほか、社共党首などのアッピールが間に入るほかはシュプレッヒコールが続くだけです。体力等を考えて7時半ごろに永田町駅から帰路に着きました。

 空しいといえば空しい行動かも知れません。

 政府はまさにこの日、大間原発の建設再開など「新方針」を決めたというのです。

 

経産相、大間原発・島根3号機の建設を容認

読売新聞 9月15日(土)12時50分配信

 枝野経済産業相は15日、青森県の三村申吾知事や原子力施設のある市町村の首長らと青森市で会談し、東日本大震災後に工事を中断した電源開発大間(おおま)原子力発電所(青森県大間町)と中国電力島根原発3号機(松江市)の建設再開・稼働を事実上、容認する考えを伝えた。

 両原発の建設が再開されれば、震災後初めての原発建設となる。

 政府は14日に決めた「革新的エネルギー・環境戦略」に、2030年代に原発の稼働をゼロにする目標を明記した。運転期間を40年とする政府の原則に従えば、建設を再開した原発は50年代まで稼働できることになり、新たなエネルギー戦略の矛盾を早くも露呈する形となった。

 枝野氏は会談で「原子炉の設置と工事計画許可が与えられている原発について、経産省の立場として変更は考えていない」と述べ、19日に発足する原子力規制委員会が安全を確認すれば、建設再開・稼働を認める方針を示した。

 建設中の原発は、大間、島根3号機のほか、東京電力東通(ひがしどおり)原発1号機(青森県東通村)がある。ただ、東通1号機について、枝野氏は「東電が原子力について議論できる段階ではまだない」と述べており、建設再開の対象にはならないとみられる。


民主党政権のいう「決断の政治」?とはこういうものなのです。響き渡る「再稼動反対!」の声をはっきりと無視する「決断」をしたつもりなのでしょう。官邸からは黒塗りの乗用車が時々急発進して国会正門方面に消えていくのが見えました。

さてどういうことになるのか?どうしたらいいのか?

僕には何の名案も思い浮かばないけれど、政府の決定どおりにことが進むとも思えません。

福島第一の事故がもたらした災厄は青森や島根の人々にもいかに生きたらよいかを深いところで問いかけているはずです。あいも変わらず「原発推進」で地域振興の旗を振る首長たちの政治生命が永続するとは思えません。

僕が一番不安なのは若い人たちがどう考えているのかがわからないことです。日ごろほとんど付き合う機会がなくなったので話を聞くことも議論をすることもありません。

出会いのあった人々が積極的に意見を表明することを期待します。

昨夕、帰りに隣に座っておられた方から「福島原発告訴団・関東」の資料をもらいました。

電車の中で読ましてもらって、告訴・告発団の一員に加えてもらおうかと考え始めました。

危険なことを知りながら、原発を許してしまった自己をせめて心身症になりかけている方もいます。僕はいい加減なところがあるのでそんなことはありませんが、許してしまった責任は自覚しています。自分にできることを見つけてやっていきたいと思っています。

 東電をはじめとする原発利権集団(原子力むら)の悪あがきに止めを刺してやろうじゃないか。気分だけは負けてはいません。

 

 


「狂ったか」野田首相 

2012-09-14 10:39:38 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

今日は夕方の日和と体調がよければ首相官邸前抗議行動に参加しようかと思っています。

国会で承認を得られない原子力規制委員会の人事を首相の権限で一方的に任命しようというのですから政府の役人も野田首相も民主党の幹部も「狂っている」としか考えられません。冷静な判断ができなくなっています。

危険極まりない普天間飛行場の閉鎖・撤去が求められているのにオスプレイを配備するというアメリカ軍の感覚と同じような気がします。

ここはわたしたち国民の出番です。東京に出るのが「大仕事」になって、抗議行動の参加も久しぶりです。

 

9.14大飯原発を停止せよ!首相官邸前抗議


 

【重要なおしらせ】
・首都圏反原発連合は、9/30発足を狙っている原子力規制委員会と、次の衆議院選挙を視野に入れ、9月中も引き続き毎週金曜の抗議を実施します。
9月を強化月間として、人事案の撤回を求め、政党、政治家の脱原発についての動向を見極め、さらに抗議の声を拡大していきましょう!
・ 合同庁舎第4号館前に原子力規制庁準備室に対する人事案反対抗議エリアを設置します。

野田首相は7日の記者会見で、田中俊一氏をはじめとする原子力ムラの人間を候補に入れた、原子力規制委員会の人事案について、首相権限で任命して規制委員会を発足させる考えを正式に表明しました。
本来、この人事案は、国会同意人事であり、衆参両院の本会議での採決が必要なものですが、野田首相に対する問責決議案が参議院で可決され、全面的に審議がストップしたまま国会が閉会したため、採決はできない状況でした。

そのため、野田内閣は、原子力規制委員会設置法の例外規定により、民主主義を踏みにじる、非常識な首相権限での規制委人事任命にふみきろうとしています。
このままでは、野田首相が委員を任命し、次の国会での事後承認で委員が決定してしまいます。

毎週金曜の首相官邸前抗議においても、喫緊の問題として、この人事案について撤回を強く訴え、首都圏反原発連合による8月22日の「野田首相に対しての要求・勧告行動」の中でも、改めて撤回を強く求めましたが、野田政権はその声を聞き入れないまま、首相自らによる委員の任命に突き進もうとしています。
そのため、先週に引き続き、14日の抗議でも、合同庁舎第4号館前に、「原子力安全規制組織等改革準備室」「細野大臣の執務室」に対して人事案撤回を求める抗議エリアを設置します。

出来る限り多くの方々のご参加をお願いします。

【日時】9/14(金)18:00~20:00 予定
【場所】首相官邸前および永田町・霞が関一帯
(霞ヶ関駅、虎ノ門駅、桜田門駅をご利用ください)
※千代田線・丸ノ内線の国会議事堂前駅は大混雑が予想されます。
【呼びかけ】首都圏反原発連合


鳩山さんの行動を支持する

2012-07-21 13:27:49 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

 7月23日「月)

昨日パソコンが健康診断のため入院しました。退院まで数日かかる見込みです。このため十勝の旅印象記はしばらくお休みです。

先週金曜日の官邸前集会で鳩山元首相が演説し、官邸に直談判に行ったそうです。

国会が機能停止になっているいま、心ある議員が国民とともに行動し、民衆の意思を政治に反映させようとすることは時宜にかなっています。元首相だけでなく国会議員もどんどん集会に参加し民主主義の再生に努めてほしいものです。  

鳩山元首相の演説 ●http://www.youtube.com/watch?v=2rTDW26SZWw

鳩山元首相のHP記事

  • 「再稼働反対大集会」

    「毎週金曜日に行われている首相官邸前での再稼働反対の大規模行動に行きました。雨の中、多くの皆さんが参加されていました。集まってこられた皆さんと私とは様々な点で意見が違うことも多くあると思います。しかし、私が最初の民主党を立ち上げた時、「市民が主役の民主党」とスローガンを高く掲げ、現在の民主党になっても、「国民の生活が第一」という約束を国民の皆さまとさせて頂いた結果、政権交代がなし遂げられたのだと思います。私がこの集会に行かなければと思ったのは、私自身が、一衆議院議員として、また内閣総理大臣を務めた者として、毎回増えていく国民の声、民意のエネルギーに五感をもって触れる必要があるという一念と同時に、この思いを直接官邸に伝えなければなければならないということです。特定のイデオロギーや政治的な集会だけではこのようなパワーは生まれません。

     直後に官邸を訪ね、藤村官房長官に面会し、この民主主義の新しいうねりの中で、彼らの民意を直接野田総理に伝えられる機会を作ってもらいたいと申し上げ、同長官からは、直接総理に伝えるとの回答を頂きました。

     今我々は、『大きな声だな』と言うだけでなく、今、国民が何に苦しみ、何を考え、何を求めているか、を真剣に考え、行動しなければなりません。私個人としては、原発の再稼働については、福島原発事故の原因が完全に究明されておらず、国会事故調査委員会の調査により、その原因が津波だけでなく地震による可能性が指摘されているにも拘わらず、再稼働に踏み切るのということについては、どう考えても賛成できません。

     野田総理をはじめ、与野党を問わず、国民に選ばれた者として、全国各地で起こっているこのような声にまず耳を傾けることが大事だと、私は確信します。」

        出典●http://www.hatoyama.gr.jp/activity/detail.php?id=104


希望はここにある 6・29首相官邸前

2012-06-30 08:59:14 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

6月29日(金)☼

 6時過ぎから首相官邸を斜め前に観る衆議院南通用門前に腰を下ろしました。門の脇の一角をなんとか確保することができました。僕は抗がん剤の副作用で下肢がしびれており長時間歩道に立ち尽くすことは困難なので車道の反対側の「集会」には参加せず、言わば対岸からエールを送ることにしたのです。

 しかし、人の波が間断なく続いて「対岸」は見えません。地下鉄の駅から「集会」に参加する人々が国会正面方向に動いていくのです。その密度は満員電車の中ぐらいです。ぼくの目に映るものは人々のお尻や脚ばかり。時々、バギーに乗せられたこどもの表情も。大丈夫かな、という人の群れですが殺気だった気配は微塵もなく、赤ちゃんに怯えた表情はありません。

 僕のすることは周囲の人々に和して「再稼動 反対」と低い声を出すだけです。参加者の中で最も低い地上近くからの声です。時には僕の声がほかの人々のリードをする形になることもあります。そんな時には途切れないように精一杯声を出します。

 「再稼動 反対!」「再稼動 反対!」「再稼動 反対!」‥

 7時半頃になって咳が出るようになったので立ち上がることにしました。足が冷えてきたのです。人垣のむこうが見えてきました。驚くことに車道ももう人の波です。携帯で写真や動画を撮りました。

 60年6月15日にはここで樺美智子さんが死にました。全学連(全国学生自治会連合)主流派のデモが国会構内に突入しようとして機動隊と衝突したのです。

 今ここに警官の姿は影も形もありません。6時過ぎには南通用門を守るかのように警官が並び、人々が門には近づけないようにブロックしていたのですがそれが人の移動の邪魔になっていたのです。

 知性を感じさせる若い女性の姿が目立ちます。衆議院南通用門の真ん前に立って「再稼動 反対!」。果てることなく続きます。気がつくと僕のすぐ右隣で白人の女性が「再稼動 反対!」を叫んでいます。言葉も表情もキリッとしています。

僕の目が潤んできました。日本にもようやく民主主義の広場が出来、しっかりと自己表現ができる若者がこんなにも出現したのです。

 東日本が人も獣も住めない荒野になるかもしれない命の危機にまで追い詰められて人々がようやく立ち上がり始めたのです。遅きに失したかもしれないけれど、「希望がここにある」。そう感じたのです。

 やがて大きな警察車両が4台、首相官邸前に並べられて、国会正面方面への通路を完全に遮断しました。なんのためなのか?広場となった道路に蝟集する人々を守るためか?官邸を人々から守るためか?

 若い女性の演説が聞こえてきました。終わると大きな拍手。隣の青年に通訳してもらいました。

 今日はたくさんの人が集まってこれ以上の集会の継続は無理だ。混乱が起きると来週から集まれなくなる。足元に気を付けて帰路に就こう。周りの人々を誘って次回は5倍にしよう。

 耳の遠い年寄りにわかるようにてきぱきと教えてくれ、握手をしてくれました。

8時ちょうどまで「再稼働 反対!」の声を擧げてぼくも帰路に就きました。衆参議員会館の前を通って有楽町線永田町駅へ。スムーズな人の流れ。おり良く川越市行き電車。車中からFacebookに写真を送るがうまくいかない。

 人々の思いがツイッターなどで伝わり、今日の集まりになった。ほとんどの人が携帯で写真や動画をとっているように見えた。新しいメディアの誕生だ。この人たちのあとに僕もついていく。せっかくのiPhoneを活かせるようになりたいものだ。

 

 

 (出典●http://mainichi.jp/graph/2012/06/30/20120630k0000m040057000c/013.html

参考ブログ●http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2064.html


29日夕方6時 首相官邸前へ!

2012-06-28 19:01:19 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

僕は夕方5時半頃、有楽町線永田町駅を出て首相官邸方面に行きます。長く立っているのは困難ですから衆議院南通用門付近で立ったり座ったりして連帯の気持ちを表します。皆さんとお会いできるかな。 

★6.29緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議

 

6.29緊急!大飯原発再稼動決定を撤回せよ!首相官邸前抗議

【日時】6/29(金)18:00~20:00 予定
【場所】首相官邸前(国会記者会館前、国会議事堂前駅3番出口出てすぐ)
【呼びかけ】首都圏反原発連合有志

 

★この抗議行動の情報を拡散する為に、緊急拡散のご協力をお願いします!

<iframe class="twitter-share-button twitter-count-horizontal" title="Twitter Tweet Button" src="http://platform.twitter.com/widgets/tweet_button.1340179658.html#_=1340877860700&count=horizontal&id=twitter-widget-0&lang=ja&original_referer=http%3A%2F%2Fcoalitionagainstnukes.jp%2F%3Fp%3D623&size=l&text=%E3%80%90%E4%BB%8A%E9%80%B1%E9%87%91%E6%9B%9C%EF%BC%81%E7%B7%8A%E6%80%A5%E5%A4%A7%E6%8B%A1%E6%95%A3%EF%BC%81%E3%80%91%23%E5%A4%A7%E9%A3%AF%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%86%8D%E7%A8%BC%E5%83%8D%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%82%92%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%A1%E3%81%AB%E6%92%A4%E5%9B%9E%E3%81%9B%E3%82%88%20%EF%BC%816%2F29(%E9%87%91)18%E6%99%82%E3%80%9C%E9%A6%96%E7%9B%B8%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E3%81%A8%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%83%BB%E9%96%A2%E9%9B%BB%E6%9C%AC%E5%BA%97%E5%89%8D%E3%81%AB%E3%81%A6%E5%86%8D%E7%A8%BC%E5%83%8D%E5%8F%8D%E5%AF%BE%E3%81%AE%E8%B6%85%E5%A4%A7%E8%A6%8F%E6%A8%A1%E6%8A%97%E8%AD%B0%EF%BC%81%E6%AC%A1%E3%81%93%E3%81%9D10%E4%B8%87%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%8A%97%E8%AD%B0%E3%82%92%EF%BC%81%E3%81%93%E3%81%AE%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%AE%E3%80%8C%E3%83%84%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%88%E3%80%8D%E3%83%9C%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%81%A7%E6%8B%A1%E6%95%A3%E3%81%AB%E3%81%94%E5%8D%94%E5%8A%9B%E4%B8%8B%E3%81%95%E3%81%84%EF%BC%81%E2%86%92%20&url=http%3A%2F%2Fcoalitionagainstnukes.jp%2F%3Fp%3D623" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>

ツイート文:【今週金曜!緊急大拡散!】#大飯原発再稼働決定をただちに撤回せよ !6/29(金)18時~首相官邸前と大阪・関電本店前にて再稼働反対の超大規模抗議!次こそ10万人の抗議を!このページの「ツイート」ボタンで拡散にご協力下さい! http://coalitionagainstnukes.jp/?p=623

 

★チラシをダウンロードできます。配布のご協力を宜しくお願いします!

<iframe class="twitter-share-button twitter-count-horizontal" title="Twitter Tweet Button" src="http://platform.twitter.com/widgets/tweet_button.1340179658.html#_=1340877860705&count=horizontal&id=twitter-widget-2&lang=ja&original_referer=http%3A%2F%2Fcoalitionagainstnukes.jp%2F%3Fp%3D623&size=l&text=%E3%80%906%2F29%E5%AE%98%E9%82%B8%E5%89%8D%E6%8A%97%E8%AD%B0%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A9%E3%82%B7%E9%85%8D%E5%B8%83%E3%81%AE%E3%81%94%E5%8D%94%E5%8A%9B%E3%82%92%E3%81%8A%E9%A1%98%E3%81%84%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%EF%BC%81%E3%80%91%23%E5%A4%A7%E9%A3%AF%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%86%8D%E7%A8%BC%E5%83%8D%E8%BF%AB%E3%82%8B%20%EF%BC%B0%EF%BC%A4%EF%BC%A6%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%80A4%E2%86%92http%3A%2F%2Fcoalitionagainstnukes.jp%2Ffile%2F2012_06_29_a4.pdf%E3%80%80A5%EF%BC%88%EF%BC%92%E6%9E%9A%E5%88%86%EF%BC%89%E2%86%92http%3A%2F%2Fcoalitionagainstnukes.jp%2Ffile%2F2012_06_29_a5.pdf%20&url=http%3A%2F%2Fcoalitionagainstnukes.jp%2F%3Fp%3D623" frameborder="0" scrolling="no"></iframe>

A4サイズ↓
http://coalitionagainstnukes.jp/file/2012_06_29_a4.pdf
A5サイズ(2枚分)
http://coalitionagainstnukes.jp/file/2012_06_29_a5.pdf

 

呼びかけ

6月16日、野田政権は、大飯原発3、4号基の再稼動をついに正式に決定してしまいました。

野田首相、枝野経産相、細野原発担当相、藤村官房長官らによる、閣僚会合での中長期の安全対策をすべて後回しにした、「暫定的な安全基準」による「安全」との政府判断。
おおい町議会の、再稼動に慎重な多くの住民の意見を無視する形での再稼動容認。

福井県の原子力安全専門委員会による、「安全」との政府判断の追認。
野田首相の再稼働の必要性を訴える記者会見の「儀式」。
責任を負いたくないばかりに、この「儀式」を受けてようやく再稼動に同意した、西川知事や時岡町長。

こうした出鱈目で拙速なプロセスにより、今回の大飯原発再稼動は進もうとしています。
私たち、首都圏反原発連合は、3月29日より毎週、大飯原発再稼動反対の首相官邸前抗議を行ってまいりました。
当初300名程度だった参加者は、1000人→2700人→4000人→12000人→45000人と、回を追うごとに劇的に増加しています。
福島第一原発事故の収束もままならないまま、そこから何の教訓を得る事もなく、再稼動ありきで物事を進めていった野田政権に対しての怒りがいよいよ噴出する形で、この抗議行動の規模は拡大を続けています。

野田政権は、世論の大半を占める再稼動に慎重な市民の声を無視し、今回の決断を下しました。
したがって、私たちもまた、今回の決定を黙って受け容れる必要は一切ありません。
6月29日(金)18時より、首相官邸前にて原発再稼動反対の抗議行動を行います。

前回の45000人をはるかに凌ぐ、10万人規模の抗議行動で、大飯原発再稼動決定をただちに撤回すること、私たちが一切諦めていないことを、野田政権に対して突きつけましょう。
今まで以上の情報拡散とご参加をどうか宜しくお願い致します。

 

※反原発・脱原発というテーマと関係のない特定の政治団体や政治的テーマに関する旗やのぼり、プラカード等はなるべくご遠慮ください。
※抗議時間中のチラシ類の配布はご遠慮ください。
※その他、基本的に主催者の指示に従っていただきますようあらかじめご了承お願いたします。

 

また、大阪でも同日18時~19時半、関電本店前にて再稼働反対の抗議行動を行います。

【日時】6/29(金)18~19時半予定
【場所】関電本店前(大阪府‎ 大阪市北区中之島3丁目6-16)
地図 → http://www1.kepco.co.jp/office/honten.htm
【呼びかけ】TwitNoNukes大阪有志

 

出典●http://coalitionagainstnukes.jp/?p=623


起ちあがる時が来た 6・29(金)6時 

2012-06-26 04:38:55 | 自然と人間(震災・津波・原発事故)

遠い昔から原発の危険性を訴え続けてきた広瀬隆さんからのメッセージが届きました。

そのとおりだと思います。

22日の首相官邸付近には4万5000人が集まり「再稼動反対」を叫んだとか。僕が参加した15日は一万人を超えたと言っていました。

29日は10万人ぐらいになるのかもしれません。そのぐらいになれば野田首相を辞任に追い込むこともできるでしょう。

未来を生きるあらゆる命の生存に関わる大切な決断ー「脱原発」をしなければなりません。力を合わせましょう。

僕は夕方5時半頃、地下鉄有楽町線永田町駅に着き、首相官邸前に歩いていくことにします。(雨もようだと自宅待機です)。

  「大飯原発 再稼働反対!」「野田内閣打倒!」 

 

 今日は国会で増税法案が採決されるとか。これに賛成する民主党議員は「詐欺罪」で逮捕されてしかるべきです。ひとりひとりの行動を見極めて主権者として鉄槌を加えなければなりません。