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誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

2015-03-28 06:58:20 | 日記
桜(バラ科)花言葉は、優れた美人。桜は日本の代表的な花であり、俳句は花といえば桜のことを言う。古来の文人は、爛漫と咲きあふれた桜を讃えるとともに、散りぎわの潔さを愛惜した。桜は日本人の心情の中に息づいて国花となったのである。植物学上から言えば、単に桜という植物はなく、種々の桜の総称である。「染井吉野」は、明治になって東京染井の植木屋から広まったのでその名がり、葉に先立って華麗な花を開く。「彼岸桜」は最も早く咲き、細い枝に可憐な淡紅色の小花をつける。「枝垂桜」「糸桜」もこの一種である。「山桜」は、赤芽、青芽、茶芽など輝くように萌える若葉と同時に花を開き、まことに美しい。吉野山の山桜は有名である。「八重桜」は花が濃艶で、花期は一重より遅い。「花の雲」は、遠い桜の花が雲のように見えることをいい、「花筏」は、水面に散りしいて流れる花びらの群れを筏に見たてたものである。「花の雲鐘は上野か浅草か 松尾芭蕉」「咲満ちてこぼるる花もなかりけり 高浜虚子」「てのひらに落花とまらぬ月夜かな 渡辺水巴」「ちるさくら海青ければ海へちる 高屋窓秋」「空ゆく一とかたまりの花吹雪 高野素十」「花散るや瑞々しきは出羽の国 石田波郷」「まさをなる空よりしだれさくらかな 富安風生」「一花だに散らざる今の時 林 翔」「みづからの嵐をはらみて初桜 鷹羽狩行」「初花やななめに降つて山の雨 草間時彦」「ゆで玉子むけばかがやく花曇 中村汀女」「花冷や師弟といふはかろからず 杉山岳陽」「ときどきは死を思ひての桜狩 能村登四郎」「潮引きて鷗も遠し花の雨 秋光泉苑」「レグホンの白が混み合う花曇 福永耕二」。(晩年の光を給へ桜の実 ケイスケ)