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そもそもの始まりは2月末の日本橋三越のバス用品売り場だった。
風呂桶やイスは木製のものを使っているが年数がたつとカビたりしてくるという話をしていたら、バス用品のカタログを見せてくれたのだ。
そこには初めて見る漆塗りの風呂桶&イスが載っていた。
「なるほど、漆塗りならカビないかもしれない」とは思ったが高額だったので躊躇していたら、「とりあえず取り寄せますので実物を見て決めたらどうですか?」と言われたのだ。
そして当初は3月末には入荷するだろうとの事だったが、延び延びになって結局5月中旬になってしまっていたのだった。
その間ちょっと調べてみると、これを制作している「春野屋漆器工房」では漆塗りの風呂(浴槽)を注文生産しており風呂桶やイスも注文生産しているようだった。
「木曽の漆職人による手作り」というのはかなり魅力的だし、現在使っている軽くて薄い漆塗りのラーメン丼ぶりが8,000円もしたことを考えると結構な値段にも納得できる。
また10年以上使っている木の風呂桶はタガが緩んで時々水漏れするし、木の風呂イスはかなりカビてきたので共にそろそろ買い換えの時期ではあった。
そして何より、実際に見てみるとヒノキの漆塗りの風呂桶&イスは美しかった。
7,800円もした風呂桶は軽くて使いやすそうだし、13,500円もした風呂イスは29.5cmという程良い高さだ。
どうしても欲しかったという訳ではないが、これも縁というものなのだろう。